転生者主人公だらけの遊戯王アベンジャーズ〜平行世界完全抹消の危機を添えて〜 作:SOD
白夜離人
3人の中で唯一の遊戯王大会勢。知識は一番。ヒロインのレア度も一番。
但し右手は肩からハガレン。
花澤遊禍
三沢大地にメロ付きまくってタッグフォースをプレイしていた。
三沢との疑似学園生活の為だけに何周もプレイしていたが、その内三沢との夢小説を書くようになる。
花澤遊禍とは、『彼女の中の三沢大地』に釣り合う女となる為に考え出されたキャラである。
こんなんだが、惚れた相手には引くほどデレるしメロつく。ただし腰は引けている。
荒川蛮里
友達もいないし母ちゃんも泣かせたクズニート。
母ちゃん『私はこの子が良い大人になるように、毒になるものは徹底的に排除して勉強を応援していたんです。
なのにあの子ったら、どこで拾ってきたのかよく分からない紙切れなんて集めてきて…………ええ。当然、本人の前で燃やして排除しましたよ。
こ れ は 毒 っ て 教 え て あ げ な く ち ゃ で す か ら。
なのにあのクソガキゃぁ、それで心を壊したとか言って引き篭もるようになって……たまに外に出たかと思えばまたあの毒を集めて来てて。
仕方がないのでもう一人子供を作って教育。その後その子が成人したので家を引っ越すことに決めてゴミカス諸共焼き払うことにしたんですのよ。オホホホ。
………………なのに、窓から飛び降りてきたクソガキに踏み潰されて、ワタクシ死んでしまいましたのよおおおーーー!!! あの親不孝ゴミニートがあああー!!!』
パラリ……分厚い漫画のページを捲る音が静かに鳴る。
「……………………」
「離人くん。そろそろあの二人が回復してデュエルを再開するみたいよ?」
「…………やれやれ。今きっぺいお兄ちゃんがゆずゆを抱きかかえて姉ちゃんに本気の助けを求めている大事なシーンなんだがな。
破滅竜。次号のりぼん、出しておいてくれ」
「分かったわ。すっかり少女漫画にハマってくれて、嬉しい。
趣味を共有できる時間が増える度に、一緒に刻める時が増えるものね」
白い城で退屈凌ぎにガンドラの私物の少女漫画を読んでいた離人。そして彼の背中に自身のカラダと長く美しい黒髪を預けながら背中合わせになっていたガンドラが、中断していたデュエルに意識を向けた。
同じく、某所でデュエルの再開を待っていた女神と閻魔と天使もまた待ちくたびれた声を上げる。
≪あ”あ”あ”……やぁ~っとデュエルが再開するんですねえ。待ちくたびれましたよお!≫
≪†まさかライフポイントが8000になるだけで一時間も心に傷を負うとは……厄介ですねえ。引き篭りのコミュ障ぼっちというものは†≫
≪片方は貴方が採用して見守ってきた転生者でしょうが!!≫
≪†まあ、あんまちウマが合わなかったので基本放置でしたけれどね†≫
≪二人ともお口にチャックしといてよー。始まるってば~≫
花澤遊禍 LP8000
荒川蛮里 LP8000
「ハァハァ……!! 破滅の光やダークネスと戦った時よりダメージ受けた……。
う、うわ……先行ドローも無い。いきなりメインフェズぢゃん……くっそがよぉ。
い、行くぞバランやりょお……私は『魔道騎士ディフェンダー』を召喚」
魔道騎士ディフェンダー ATK1600
「召喚成功時、ディフェンダーの効果発動。魔力カウンターを乗せる。
カードを一枚伏せてターンエンド……」
「お、オレ様の……ターン。ドロー」
≪ねえ満身創痍が過ぎるよ!? あの人たち大丈夫かな!? かなぁ!?!?≫
≪まさか【神界】特性の【空気を読むデュエルディスク】が転生者に致命傷を与えるとは……くっ!≫
≪†それもこれも、
「『ゴブリン突撃部隊』を召喚」
ゴブリン突撃部隊 ATK2300
「花澤遊禍は『魔道騎士ディフェンダー』。そして荒川蛮里は『ゴブリン突撃部隊』。
デッキパワーが低い。あの二人も俺と同じく、デッキを持ち込めない『現地調達型』か……」
「バトルフェイズだ。ゴブリン突撃部隊で攻撃!!」←家ごと焼き殺されそうになってデッキだけ持って窓から飛び降りた『デッキ持ち込み型転生者』荒川蛮里。
「魔道騎士ディフェンダーの効果。魔法使い族が破壊される場合。破壊される魔法使い族モンスターの数だけ魔力カウンターを取り除き破壊を無効にする!」←自分の書いた小説で書かれたカードだけではデッキの半分にも満たない数だったので、残りのレシピを外部委託した『デッキ贈与型転生者』花澤遊禍。
「あの二人も金策とか苦労したんだろうな。フフフ」←デッキのカード全てが遊戯王GXで入手した『現地調達型転生者』白夜離人。
花澤遊禍 LP7300
「バトルフェイズ終了。ゴブリン突撃部隊は効果で守備表示に変更される」
ゴブリン突撃部隊 DEF0
「オレ様はカードを二枚伏せてターンエンドだ」
≪荒川蛮里は攻撃力の高いデメリットアタッカーを中心にした攻撃型デッキ構成なんですね≫
≪†伏せカードは二枚場に出ています。
察するに、デメリットで晒された数値0の守備力を囮に相手の攻撃を誘発して罠に嵌めることでボードアドバンテージの有利を確保しながらデュエルを進行するプランなのでしょうね†≫
≪そのために魔力カウンターが乗った魔道騎士ディフェンダーを攻撃したってことでいいのかな≫
「私のターン。ドロー」
(花澤遊禍は、守備力の高い魔道騎士ディフェンダーを先攻第一ターンで攻撃表示で召喚している。
つまりあのカードを単なるステータスだけ見た壁要因ではなく、あくまでも『魔力カウンター』を使用するデッキのカードとして採用している筈。
もしも、最初から破壊代用効果を複数回使う想定での採用だとしたら、現状はゴブ凸で攻撃して罠に誘うプランを取った荒川蛮里の方が不利かもしれないな)
「フフフ。ゲートボール環境って言うのは、こう言う一手一手のアドバンテージの取り合いが見応えと考察のやりがいを産んでくれる分、見ていて退屈しないね……」
「私は、魔導戦士ブレイカーを召喚」
魔導戦士ブレイカー ATK1600
≪†ほう、魔導戦士ブレイカーですか。これで荒川蛮里の伏せカードを破壊しつつ安全に攻撃することが出来そうですね†≫
≪もしくは、魔導戦士ブレイカーの魔力カウンターをディフェンダーの防御効果のコストに取っておく選択肢もあるね≫
「魔導戦士ブレイカーの効果発動。魔力カウンターを一つ乗せる」
「チッ、随分と役割の多いカードを持って来やがったな。
だが好きにはさせねえよ! チェーンして罠カード『奈落の落とし穴』を発動だ! 召喚・特殊召喚された攻撃力1500以上のモンスターを破壊して除外する!」
≪ドンパッチの想定通り除去カードが来ましたね。想定通り過ぎて素直につまんないですけど、これでリバースカードの破壊を防ぎつつ相手のアタッカーも減らせる。単純なカード一枚の除去以上に価値ある破壊です。ドンパッチの想定が当たったのはウザいですけど≫
≪なにも二回も言わなくても……いくらドンパッチでも傷つくんじゃ≫
≪†フフフフフ。
ワタシは言いました。(花澤遊禍のデュエルの腕は)カスであると!!
しっかぁ~し(ねっとり)。デッキの方は不純物込みとは言え、Made in 大賢者!!
簡単に相手の思い通りにはならないのおおおおおおーーーデェスwww!!!!www†≫
≪≪ウッザ≫≫
「リバースカードオープン。永続罠『漆黒のパワーストーン』。
このカードは魔力カウンターを三つ置いて発動する」
「--漆黒のパワーストーンだァ!? 何でそんなカードが……!」
「便利でショ? アンタみたいに一対一交換でカード使ってくるヤツを簡単に ハ メ 殺 し してヤれるんだからサ♡」
「チィッ……!!」
「チェーンが無いなら逆順処理シしてイくよ?
③『漆黒のパワーストーン』は有効。
そして②『奈落の落とし穴』の処理時。『魔導戦士ブレイカー』の破壊を『魔道騎士ディフェンダー』の効果を適応し『漆黒のパワーストーン』の魔力カウンター一つを取り除いて肩代わり。
そして①。魔導戦士ブレイカーが破壊されずに生き残ったことで、魔力カウンターを一つ乗せて攻撃力300アップ」
魔導戦士ブレイカー ATK1900
≪≪おお~!≫≫
≪†まあ、この辺のコンボは死ぬほどやってましたからね。出来て当然です†≫
「そして『魔導戦士ブレイカー』の効果を自身の魔力カウンターを取り除いて発動。
相手の魔法・罠カードを破壊する。その伏せカードを破壊!」
「舐めんな!!
チェーンして罠カード『重力解除』を発動。
場の表側表示モンスター全ての攻守を変更する」
「ちっ……」
魔導戦士ブレイカー DEF1000
魔道騎士ディフェンダー DEF2000
ゴブリン突撃部隊 ATK2300
「どっちとも、性格通りに攻撃的なゲームメイクね。
行動の一つ一つが次の攻撃に繋がっているわ」
「あのタイプは、舐められたら死ぬと思っているからね。仕方ないさ。
ほら、こんなこと言ってたら花澤遊禍の方がもう攻撃態勢だ……」
「これでテメエのモンスターはオレ様に殴られるためのサンドバックだってなぁ!」
「起きて寝言コイてんじゃねえぞ早漏野郎ォ!!
魔道騎士ディフェンダーを攻撃表示に変更!」
魔道騎士ディフェンダー ATK1600
≪魔道騎士ディフェンダーはこのターンに表示形式を変更したわけじゃないから、攻撃は出来ますけど攻撃力はゴブの方が上。
果たしてあのデッキはどんな風に蛮族を倒していくんですかねえ?≫
≪やっぱり『ディメンション・マジック』とかじゃないかな?≫
「--手札から装備魔法『ガーディアンの力』を発動。ディフェンダーに装備!!
このカードは装備モンスターが戦闘する攻撃宣言時、魔力カウンターを一つ乗せる。
そして乗っている魔力カウンターを一つにつき攻撃力500ポイントアップだ!」
≪まさかの脳筋……魔法使い族なのに≫
≪†あの振る舞いと言動を見て、あの爆乳メロンケルベロスが真っ当に魔法使い族デッキとして使っていると思ったんですか?
頭三つに対して脳みそはたった一つですよ? 知力が行き渡っているわけが無い†≫
≪今とんでもないセクハラと差別用語が出たね≫
≪おし、今の発言はしっかり花澤遊禍にチクっときますね。元担当なら覚えも良いでしょう≫
≪†止めてくだ
ホント止めて? アイツ身内だから的な情よりも『舐めた奴は殺す』が真っ先にくるんですよ? 良いの? 界違いとは言え仲間が死んで良いの? アイツは殺るよ??†≫
「バトルフェイズ!
魔道騎士ディフェンダーでゴブリン突撃部隊に攻撃!
攻撃宣言時『ガーディアンの力』の効果発動。
魔力カウンターを一つ乗せる。魔道騎士ディフェンダーの攻撃力500アップ!」
魔道騎士ディフェンダー ATK2100 VS ゴブリン突撃部隊 ATK2300
「攻撃力が足りていないわね、離人くん?」
「ああ。でも何かしらあるんだろ。多分」
「そして『漆黒のパワーストーン』の効果発動!
一ターンに一度、魔力カウンターが乗せられるカードに、自分の魔力カウンターを一つ乗せる!
私はガーディアンの力に魔力カウンターを一つ乗せる!
よって魔道騎士ディフェンダーの攻撃力は」
魔道騎士ディフェンダー ATK2600
「ぶったギレ、ディフェンダー!! そんなちゃっちい果物ナイフではなく、その盾で!!!!」
『--!?!?』
(一瞬ディフェンダーが戸惑ったような硬直をした気がするが、きっと気のせいだ。
魔道騎士ディフェンダー ATK2600 VS ゴブリン突撃部隊 ATK2300
荒川蛮里 LP7700
「…………まさか攻撃力を上げて殴ってくるとはな」
「ビビってチン●コ縮み上がったかぁ、ポークピッツ!!」
「彼女、ドンドン口が悪くなるわね……」
「舞台の上のマイクパフォーマンスだって、あそこまで熱心にファンサしないだろうな。
煽る度に胸を寄せて尻を突きあげ扇情して、大変だね。キャラ作り」
「…………離人くん? もしかして彼女のカラダに興味を向けてはいないかしら?」
「………………向けているのは視線かな」
「………………フフ、フフフフフフ。
浮気の罪は重いわよ?(闇黒微笑)」
「お前の感情ほどじゃない……(呆)」
「カードを一枚伏せてターンエンドだ!」
≪†ふむ。花澤遊禍の盤面。得意とする戦術の陣形が完成しつつありますねえ。
魔道騎士ディフェンダーで防御と攻撃を兼ね備え、ブレイカーで相手の魔法・罠を破壊する。
往年の時代なら、諦めて投げ捨てたくなるようなそんな状況だ†≫
≪そして、荒川蛮里のデッキは……そんな、手に入らなかった往年の時代を夢見て構築した極めて
≪†その時代より多少の強化こそされているが、そのコンセプトを損なうような『無粋』はありません。
『ゴブリン突撃部隊』と『スキルドレイン』でビートをするのなら、【スキドレバルバ】なり【暗黒界未界域】にスキドレ要素を入れるなりする方が億倍強い。
彼にも、そんな知識が無かったわけでも無い。それでも…………†≫
「……それでも『俺』のデッキはこいつらだ」
「はぁ? 何か言ったか?」
「ヘッ、見せてやるって言ったんだよ! オレ様のデッキ、オレ様の『ロマン』ってやつをよォ!!」
「ロマン……!」
「そうさ。強いだけのデッキもカードも幾らでもある。
それでも……オレ様が心中出来るのはこいつらだ!」
≪≪≪人間としては褒めるところも無いようなゴミカス糞ニートは、家から焼け出された時、自らのデッキと共に二階の窓から飛び降りたその『
「荒川蛮里サマの魂のデッキが魅せてやんよ。踏み台転生者なりのロマンってやつをよォ!」
花澤遊禍 LP7300
手札1
魔道騎士ディフェンダー ATK1600(ガーディアンの力)+1000
魔導戦士ブレイカー DEF1000
漆黒のパワーストーン(MC×1)
伏せ×1
荒川蛮里 LP7700
手札3
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