初めての方は初めてですね。
普段変なの書いてる作者です。ども
「…原宿ってめちゃ人多いやん…」
上京してきて、最初に目に入った光景は地元では見ないくらいの人の多さだった。
「それにしても原宿ってお洒落な店が多いって聞いてたけど、ほんまやん」
そんな原宿を歩く僕は、
いかにも野球選手ですみたいな名前だけど、野球はやってない。
その代わりではないけど、ピアノを弾いていて、去年は全国で金賞を貰った。
この度関西から上京してきて、春からの高校まで向かっている最中である。というよりこの辺りで音楽科がここしか無かった。
「ここが結ヶ丘高校か」
そして気づけば学校に着いていた。
「綺麗な校舎だな」
周りには誰もいない中、僕はそう呟く。
「クシュん!はぁ…この時期はあかんなぁ…早く住む場所に行こうっと」
本当に春って嫌だよね。
気温が上がって暖かくなるのは嬉しいけど、花粉症にとってはやってられない季節だ。全く…
「それにしても元気にしてるかな、ちーちゃん」
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やばいやばい、しょーちゃんが来るっていうのに掃除してない
私は今までにないくらい焦っていた。
幼馴染だったしょーくんこと、昔から好きな頌樹君が私と同じ家で生活をするのだが、部屋の掃除が終わってなかった。
ただ汚れているだけならまだいい。
問題は私の下着とかが散乱している所だ。
こんな姿を見られたら嫌われる。
そう思いながら一緒懸命に頑張って掃除をやっている。
その中で家のチャイムが鳴った。
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「えっと…ここの住所で合ってる筈…」
そう言いながら、目の前に立っているマンションを見る。
そして、表札を見てその部屋のチャイムを鳴らす。
すぐには出ず、何コールかしてから出た。
「は〜い、どちら様ですか?」
「才木って言います。嵐さんの家で合ってますか?」
「なんだしょーくんかぁ〜今開けるから入ってきて」
「うん。分かった」
それからすぐに、オートロックが解除されマンション内へと入っていく。
そして、あっという間にちーちゃんの部屋の前までやってきたのだが、なんだがやかましい…
「掃除できないのは昔から変わってないのか…」
そう思いながら、チャイムを鳴らす。
ドタバタと走る音が聞こえ、玄関が開く。
「しょーくん、久しぶり!」
「ちーちゃんこそ久しぶり。元気だった?」
かれこれ数年は会っていない幼馴染、嵐千砂都と再会した。
「しょーくん大きくなったね」
「ちーちゃんこそ大きくなったね。すっかり大人のお姉さんって感じ」
ちーちゃんは、僕がそう言うと、胸を張ってドヤァとする。
身長は大きくなったけど、胸はあんまり成長してなかった。
-千砂都の家-
「ごめんね…散らかってて…」
「いいよいいよ、昔から片付け出来ないのは知ってるし…でも、下着がそこら中にあるのは直した方が良いと思うけどね」
「しょーくんなら…別にいいかなって…」
「って言いながら、ドタバタしてた音聞こえてたよ」
「ゑ?そんなうるさかった?」
「まぁ…それなりには…」
近所迷惑までは行かないけど、まぁまぁな音は出ていた。
うん。近所の人からクレームが入らないように願っておこう。
「でもでも、しょーくんは気にしないよね」
「気にしないって…男の子なんだけどなぁ…僕」
こちとら、思春期の男子だぞ。
欲情してる連中と一緒にされたくはないけど、ちょっと気にして欲しいのだが
「あはは!知ってるよそれくらい」
「本当かなぁ…」
「本当だって!あっ、そういえば!」
「うん?」
「ピアノのコンクールで金賞受賞おめでとう!」
「ありがと。ちーちゃんに褒められると素直に嬉しい」
「だって私、見に行ったもん!」
「ゑ?マジで言ってる?」
「うん!お母さんに頼んでわざわざ京都まで行ったもん!しょーくんのタキシード姿かっこよかった!」
「マジで来たんかい…叔母さん大変だったでしょ絶対…」
「ううん、お母さんも凄く褒めてたよ」
「それはどうも」
いや、ちーちゃんが来るって知ってたらもっと頑張っても良かったなぁ…
緊張し過ぎて観客はまだしも、審査員の顔も覚えてないもんなぁ
「それは良いとして、僕の部屋はどこ使えばいいかな?」
「こっちだよ」
そう言われて案内された部屋の中に入ると、机、ベッドだけの質素の部屋だけど、掃除がされていた。
「ここまで掃除ができるなら下着くらいは片付け出来るでしょ…」
「だって…しょーくんの使う部屋だもん」
「それいうならこの部屋以外もだけどね」
「あはは…」
苦笑いを浮かべるちーちゃん
そんな彼女の手作りの夜ご飯を食べて、自分の部屋のベッドに横になっているとスマホに通知が入った。
見てみるとメッセージアプリからの通知だった。
< すみー
元気にやってる?
高校一緒なんでしょ?
よろしく
すみーこと平安名すみれ。
幼い頃に、テレビ出演をした旧友である。
なんでも結ヶ丘に入学したんだとか。
音楽科ではなく普通科らしいけど。
「しょーくん、お風呂空いたよ?」
「オッケー、入るよ」
スマホに充電器を刺し、電源を落とし。部屋から出た
「そういえば叔母さんは?」
「今日は帰ってこないよ。だから2人きり」
「仕事忙しいんだね」
「うん。そうみたい」
主人公の設定
小学生になると同時に祖父の実家がある関西へ移住
幼少期から始めていたピアノで、小学生4〜6年の時に関西コンクールで金賞を3年連続で受賞
中学生になると技術が向上、3年連続で全国に行き、銅、銀、金と受賞する。
また、平安名すみれとは幼い頃に一緒にテレビ経験を持つ
結ヶ丘に入学したのは、主人公のピアノの先生と結ヶ丘の設立者が知り合いであり、先生からここに行くようにと言われた為。