天才ピアニストとスクールアイドル   作:桜紅月音

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こんにちは旧友

 

ちーちゃんの家に引っ越ししてから、何日か経って入学式の日がやってきた。

ちーちゃんと一緒に登校していたのだが、目の前にはオレンジ髪の子が居た。

 

「ちーちゃん!?」

 

「ちぃーす!」

 

どうやらちーちゃんの知り合いだった…

もしかしてだけど…かのんか…?

 

「そっち…は?」

 

「しょーくんだよ、かのんちゃんも知ってるでしょ」

 

「えっ?」

 

やっぱりかのんだったか…

何十年も会ってなかったから全然分からなかった。

 

「しょーくんってあの?」

 

「うん!」

 

「えええ!!!!」

 

かのんの叫び声が響き渡った。

 

 

 

 

 

-結ヶ丘内で-

 

「えー村上頌樹です。音楽科という事もあって知ってる人も多いますが、ピアノを弾いてます。3年間宜しくお願いします」

 

普通科のかのんとか当たり前だが別れた。

 

挨拶が終わり、自由時間になるとクラスの人達が声をかけてきた。

 

「村上君って去年のピアノコンクールで金賞を取ったよね?」

 

「うん。そうだよー色んな人達のおかげでね」

 

「でも、なんでここに来たの?」

 

「僕のピアノの先生とここの設立者の葉月さんが仲良かったらしくて、ここがいいよって言われてね」

 

「そうなんだ〜連絡先交換しない?」

 

「うん、良かったら」

 

「ありがとう。これが私の連絡先だよ」

 

クラスメイトの女の子達の連絡先を貰って、スマホの連絡先にちーちゃんやすみー、ピアノ関連以外の連絡先が入った。

 

その日は、午前中だけとあって昼から自由時間になった。

 

 

-昼-

 

「すみーは音楽科だと思ったんだけど」

 

「ぐっ…痛い所を突いてくるわね…落ちたのよ…」

 

「あらら…」

 

昼からの自由時間何をしようかと悩んでいると、すみーから会いたいと連絡を貰って会っていた。

 

「それに比べて頌樹は音楽科に入ってるのは流石ね。金賞を取っただけあるわ」

 

「褒めてくれてありがと」

 

「…素直に感謝を言うのは頌樹の良い所ね」

 

「どうも」

 

「それで今からどうする?」

 

「デートでもする?」

 

「はぁ!?何を言ってるの!」

 

「え〜すみーと僕の仲じゃん、昔一緒に遊んでたじゃん」

 

「そうは言っても…」

 

「それじゃ…何をするのよ…」

 

「それじゃ」

 

 

 

******

 

「うわぁ〜美味しいそ〜」

 

「何やってんのよ…すみー…」

 

「こんな所、同じクラスメイトに見られる訳に行かないのよ」

 

「そうですかい…」

 

すみーはクレープ屋に行きたいと行って来たので、クレープ屋にやってきた。僕の奢りだからって1番高いやつ頼みやがった

 

「それで頌樹は何も頼まなくて良かったの?」

 

「生憎、2つ買うほどのお金は持って来てない」

 

「随分と寂しい事言うじゃないの」

 

「気にしないでくれ」

 

その後、すみーに事ある事に何かしら奢る事になり、僕の資金はそれなりに無くなった。

 

 

 

-夜-

 

「来てくれたんだ〜」 

 

「本場の味と比べようと思って」

 

「流石に関西の味には負けるってw」

 

その日の夜、ちーちゃんのバイト先に顔を出していた。

 

「でも、ちーちゃんの腕なら完璧なたこ焼きが出てくると思ってるよ」

 

「任せて!しょーくんの期待に添えられるたこ焼き作ってみせるから!」

 

そう言ってちーちゃんは、たこ焼きを作り始める。

 

「あっ!しょーくんだ」

 

「かのんも来たんだ」

 

「かのんちゃん、いらっしゃい。ちょっと待っててね」

 

「分かった」

 

「随分と悩んでるように見えるけど、どうした?」

 

「えっ!?私、そんなに悩んでいるように見える?」

 

「理由はなんとなく分かるけど…あの留学生絡みでしょ」

 

「そーなんだよースクールアイドルやりたいとかなんとかで〜」

 

「スクールアイドルか…」

 

懐かしいようで、新しい言葉だな

 

「どうしたの?」

 

「いや、スクールアイドルって言葉久しぶりに聞いたなって」

 

「しょーくんも知ってたの?」

 

「まぁね。今人気だし」

 

「でも、スクールアイドルはダメって言ってる人が居るんだよ〜」

 

「それって葉月ちゃん?」

 

「それってこんな髪の?」

 

そう言って、かのんは自分の髪でその葉月さんの髪型にしていた。

 

「あっ、葉月さんってあの子か」

 

かのんのマネのおかげで、名前と人物が一致して口に出していた。

その言葉を聞いたかのんが

 

「知ってるの?」

 

「うん。その子僕の事をずっと見てたように感じたし」

 

「流石、全国まで行った人気者は違うね」

 

「そんな事はないよ。でも、困った事があったら言ってね」

 

「うん!」

 

「それじゃ、先に帰ってるね」

 

「了解」

 

ちーちゃんからたこ焼きを貰って、先に家に向かって歩き出した。

 

 

 

 

*******

 

頌樹が見えなくなった後

 

「ねぇ、ちーちゃん」

 

「かのんちゃん、どうしたの?」

 

「しょーくんと一緒に暮らしてるって事?」

 

かのんは気になっていた事を千砂都に問う

 

「うん!そうだよ、憧れだったんだぁ〜」

 

「昔から好きだったもんね」

 

「お母さんのおかげだよ〜」

 

そう言って千砂都は笑顔でそう返した。

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