蓮の空はまだ分かるんですけど、イキヅライブは本当にわからない。
なんなら、某淫夢の先輩かと思いました
「だから…すみれとは昔会った時の知り合いなんだって」
「本当?」
「うん」
「…」
机を真ん中に挟んで僕と4人と構図の中、ちーちゃんに問い詰めれていた。
何も悪い事してないのに
「…」
「…」
僕とちーちゃんの静かな睨みあいが続いた。
そんな雰囲気に居づらくなったのか、かのんが口を開いた。
「ねぇ…屋上見に行かない?」
「行きましょ!」
かのんの言葉に続いたのはくぅくぅちゃん。
屋上に行くと、可可ちゃんとかのんが飛び出した。
「広いデス!これなら何人いても練習出来ます!」
可可ちゃんがいう通り、屋上はかなり広かった。
本当に何人居ても練習出来るだろう。
「何をすればいいの?」
「そうね、じゃ、ステップから」
ちーちゃんがそう言ってステップをする。
それに続けて同じようにすみーが同じように返す。
「凄いデス」
「上手」
「基本は出来てるみたいだね、じゃこれは」
と言って更に難しいステップを繰り出す。
すみーはこれもまた簡単に返してみせた。
「凄い」
「これは即戦力ってやつですか」
「そうかも」
「流石だね〜」
「当たり前でしょ」
-部室-
「元々スクールアイドルを?」
「そういう訳じゃないけど…」
「すみーは昔、子役やってたんだよ」
「ちょっ!?なんで言うのよ」
「黙っておく必要ないでしょ別に…それで、すみーが子役やってた時に知り合ったの」
「さっき昔って言ってたけど?」
「そこに関しては色々と事情があって…この事情は言えないの…本当にごめん!」
「それならいいけど…でも今まで仲良くしてたって事だよね?」
「うん…ここまで話すようになったのはここ2.3年だけどね」
「私達が居ながらすみれちゃんと会ってたんだぁ〜私達には会いに来なかったのに…」
「それは…本当にごめん…」
「別にいいの。しょーくんとすみれちゃんがそういう関係になってないなら…」
さっきも聞いて来たけど、別にすみーとは付き合ってないし。お互いにそういった感情はない筈。
「それで、センターなのだけれど…」
「センター?」
「ええ。グループなのだから、センターがいる訳でしょ?」
2人ならまだしも3人以上のグループはセンターがいるものだからね。
「そっか、この前まで2人だったから、あまり考えなかったけど…」
「確かに、3人になったら、決める必要がありマスね。」
「まあ、色々考え方はあるとは思うのだけれど…」
「かのんがいいデス!」
「やっぱり一番ダンスや歌が上手い人が担当するのが…」
そう言って、1人を除いて僕達の視線はかのんに向かっていた。
「へ?」
「まぁ…かのんしか居ないな」
「かのんがいいデス!」
「そうだね! 私も、かのんちゃんでいいと思う!」
「ええ!?」
僕達の意見が一致する中、すみーは違かった。
「ちょっと待ったー!」
「そ、そういうので決めていいのかな?」
「と言いマスと?」
「先とか後とか関係ないでしょ? 勝つためには実力がある人が中心に立つ。それが当然なんじゃない?」
「だよね…」
「ですが、センターというのは、それだけではありマセン! カリスマ性のような見えない力も必要デス!」
「確かに、そうかもしれませんが、そんなものどうやって計るのです?」
「それなら…選挙してみれば?」
『選挙?』
「そう、三人の中で誰がいいかの選挙」
「でも…誰に選挙してもらうの?」
「そんなのこの学校の人達に決まってるでしょ」
という訳で、三人の内誰がセンターに相応しいかの選挙が始まった。
三人は色んな方法でアピールを行って結果が出たのだが
「かのんの圧勝だね」
かのん34 可可2 すみれ0とボードに書きながら僕は言う。
正直、すみれに一票も入らなかったのは不思議ではあるけどね。
「ほら、やっぱりかのんちゃんだ!」
「可可もそう思ったのデス!」
「どうせなら部長も一緒にやっちゃったら?」
「ええ!? ちょっと待って! そんななし崩し的に…」
「納得できないわ・・・。納得できないったらできないの!」
「どうして!? 歌だってダンスだって私、全然負けてないでしょ!?」
「それも全部、アピールタイムでみんなに見てもらっての結果だよ。」
「おそらく、オーラとか華とか、かのんの方が、可可やあなたよりセンターっぽいのデスよ!」
納得が出来ないすみーに対して可可ちゃんはそう返す。
「やめる…」
「ええ!?」
「ふん! センターになれないんだったら、こんな所、いる意味ないもの!」
すみーはそう言って部室から去っていた。
その後を追ってかのんが追いかけるが既に姿が無かった。
「今日は練習無理そうか…」
「そうだね…」
その後、僕達はどうにもできず…解散となった。
-次の日-
「それですみーはどうなったの…」
「えっと…」
昼休み、屋上までやってくると、すみーと可可が屋上でお互いに顔を見合わせていた。
あなたはスクールアイドルを侮辱しマシタ! 全スクールアイドルに代わって、可可が罰を与えマス!」
「はあ? だから、悪かったって言ってるでしょ?」
「スクールアイドルがどれだけ真剣にステージに挑んでいると思っているのデスか! それをスクールアイドルなら何とかなるなどと…」
「可可があれだけ練習したダンスを…」
「ショウビジネスの世界を甘く見ないで。これくらいはできるの。ただ、それでも、私にスポットは当たらない・・・。こんなアマチュアな世界でもね…」
「アマチュアではないデス!」
可可ちゃんがそう言うと、雨が降りだした。
それと同時にすみーは億女から早々と脱出してしまった。
「この雨…結構降るみたい」
「そっかー」
「どうするの?すみれちゃん」
「うん…気持ちは分かるんだよね。私も歌えなかった時思ってたもん、そういう運命なんだって、続けても無駄なんだって」
「でもそうじゃなかったんでしょ?」
「うん…」
「じゃあ、伝えないといけないんじゃない?」
ちーちゃんがそう言うと、かのんの表情が変わった。
「今、一番すみれちゃんを理解してあげられるのは…」
******
「雨だと、さすがに人も少ないわね…」
すみーが行きそうな場所までやってくると、すみーは傘を差してその場を行ったり来たりしていた。
「何やってるのあれ」
「すみーはスカウトされるの待ってるんだよ…」
「なんでしょーくんが知ってるか気になるけど…」
「今はその話はいいの…それで僕が話を付けてきたらいいの?」
「うん。お願いしてもいい?」
「仕方ないなぁ…後でたこ焼き奢りな」
と言って僕は傘を差さずにすみーの所へと行く。
すみーは2人が踊っているテレビを見て踊っていた。
「やっぱり私じゃ…」
「何やってんのすみー」
「分かるでしょ。スカウト待ちよ、要件が無いなら早くどっか行って」
「生憎…すみーの事スカウトしたいって言ってる人が居るんだよ」
「えっ?」
「今近くまで来てるって」
そう言ってかのんに合図を送ると、かのんが現れる。
「平安名すみれさん。私、こういう者です!」
「は?」
「すみれさん、あなたをスカウトに来ました!」
「私達は、スクールアイドルを続けるために、結果を出さなくてはいけません。ショウビジネスの世界でのあなたの知識と技術で協力してほしいんです!」
「だから言ったでしょ! 私は…」
「センターがほしかったら、奪いにきてよ!」
「え?」
「すみれちゃんを見て、私思った。センターやってみようって。だから、奪いにきてよ! 競い合えば、グループもきっと良くなると思うから!」
「バカにしないで! 見たでしょ? これでもショウビジネスの世界にいたのよ? アマチュアの駆け出しに負ける訳ない…」
「じゃあ試してみてよ!」
「いくら出すのよ?」
「え?」
「いくら出すったら出すのよ! スカウトって言うなら、当然、契約金は必要よ!」
「何でそんな事を!」
「あるよ!」
「うちの神社の…」
「これでどう?」
「これ、全然効かないわよ。」
「そう?」
「だって…」
「あ! 同じデスね!」
「でも、まだ分からないよ…」
「あっ、雨が上がった」
「諦めない限り、夢が待っているのは、まだずっと先かもしれないんだから…」
その後、すみれがメンバーに加わったとかのんから聞いた。