呪術廻戦スピンオフ 3年J組 五条先生 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
「はい注目ー。今日は特別授業……というか、もはや『読者救済措置』だね。本編が地獄すぎて、毎週月曜日に魂が空港へ行っちゃってる読者のために、先生が六眼で『本当のところ』を教えてあげよう」
ガララ、と教室の扉が開く。
今日の五条悟は、なぜか「単行本26巻」を大量にシュレッダーにかけながら、それを紙吹雪のように浴びて登場した。
「……先生。それ、日本中の読者が血涙を流しながら買った26巻ですよ。何してんですか」
伏黒が、床に散らばった「南へ」の文字が書かれた紙屑を拾いながら、温度の低い声で尋ねる。
「恵、これは供養だよ。じゃあ早速、本編読者が気になって夜も眠れない『3つの核心』に答えていこうか」
謎①「空港でのアレ、結局どういうことなの?」
「みんな気にしてるよね、あの『南へ』とか『最高の死に様』発言。あれはね、実は僕が『服を脱ぐタイミングを逃した』ことへの後悔なんだ。ほら、宿儺って『切断』が得意でしょ? 僕が服を着たまま切られると、布が肌に食い込んで痛いじゃん? だから空港にいた僕は、満足して死んだんじゃなくて、『ああ、全裸で戦えばもっと身軽だったのに!』っていう、ファッションリーダーとしての反省会をしてただけなんだ。あ、あと『宿儺強かった』っていうのは、あれ、僕なりの高度な煽り(皮肉)だから。真に受けないでよね」
「死後の回想を『全裸への未練』で塗りつぶすの、やめてもらえます?」
謎②「先生の首から下、どうなってるの?」
「これは『五条悟・2.5条悟問題』だね。読者のみんなは『くっつかないの?』とか『反転術式は?』とか心配してるけど、答えは簡単。『僕の股間の無下限が、上下を繋ぐための特異点(ポイント)になっている』んだ。つまり、僕の全裸の呪力が、見えない『不可侵の糸』として上半身と下半身を縫合している。だから実は、今の僕は本編でもこっそり全裸で歩き回ってるよ。みんなの目には映ってないだけでね。六眼がないと見えない『全裸の王』、それが今の僕だ」
「見えなくていいです。一生隠蔽されててください」
謎③「結局、いつ復活するの?」
「これ。一番多い質問。いいかい、よく聞いて。復活の条件はただ一つ。『本編の作画が、僕の全裸を描く覚悟を決めた時』だ。今のジャンプには、僕の美しすぎる全裸(アトミック・ボディ)を修正なしで掲載する枠がない。だから、僕は今この『3年J組』という結界の中に避難して、掲載基準が緩和されるのを待っているんだ。僕が復活しないのは、僕が弱いからじゃない。この世界が、まだ僕の裸を受け入れるほど成熟していないからだ」
「……ただのコンプラの問題じゃねーか。一生出番ねぇよ」
「というわけで、本編の読者諸君! 安心したかな? 僕は死んでない、ただ『服を着ていない自分』を許容できる世界を創っている最中なんだ! さあ、みんなも一緒に、26巻を枕にして寝よう! 夢の中で先生が、全裸で『蒼』を撃って悪夢を消し去ってあげるから!」
「……悪夢そのものが来た、って通報されるのがオチだな」
五条はシュレッダーの屑を頭から被り、「最強の自分」を物理的に粉砕しながら、全裸のまま窓から(神保町方面へ)飛び去っていった。