呪術廻戦スピンオフ 3年J組 五条先生 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
五条悟が放った「J」の輝きは、ついに過去・現在・未来に存在するすべての「服を着ていた痕跡」を、螺旋の力で物理的に消し去った。
これまで物語に散りばめられてきた伏線という名の不自由な布切れが、今、次々と「全裸の真実」へと書き換えられていく。
「……あ、あれ? 私がずっと肌身離さず持っていたはずの、メカ丸からもらったストラップが……」
三輪霞が目を見開く。その手にあったストラップは、螺旋の熱量によって「全裸のメカ丸・小型フィギュア(可動式)」へと変貌を遂げ、彼女の指先で「三輪、君も早くこちら側(全裸)へ来い」と、流暢な合成音声で語りかけていた。
「……僕が里香ちゃんに贈った指輪も、いつの間にか『全裸の純愛』を象徴する光の輪(リング)になってる。……里香ちゃん、これならもう、僕たちの愛を遮る服なんてどこにもないね」
乙骨憂太が、全裸で巨大化した祈本里香と、銀河を背景に熱い抱擁を交わす。その周囲では、かつて彼が模倣したあらゆる術式が「全裸の派生技」として自動的に再定義され、宇宙空間にモザイク状のオーロラを描き出していた。
一方、神保町の路地裏では、日車寛見が自身のジャッジマンと共に対峙していた。
「……判決だ。全人類は、かつて布を纏って真実を隠蔽していた罪により、無期限の全裸刑に処す。……ただし、五条悟の全裸を直視した者に限り、その罪は螺旋の彼方へと没収される!」
彼の背後では、一ツ橋グループの役員たちが全裸で六法全書をドリル状に回転させ、新時代の法典「全裸基本法」を全宇宙の壁面に刻み込んでいた。
その時、宇宙の特異点から「存在しないはずの記憶」が溢れ出す。
宿儺が伏黒恵の肉体で全裸のまま「布を纏わぬことが、真の強者よ」と悦に入り、羂索が夏油の姿で「人類の進化の先は、全員が服の着方を忘れることだったか……」と、自身の実験の成功(?)に感涙し、全裸で阿波踊りを踊っている。
「はーい! 全員揃ったね! 伏線回収の授業だよ!」
五条悟が、銀河のミラーボールの上に立ち、全裸でチョーク(に見えるドリル)を振りかざす。
「いいかい? 呪力とは、恥じらいを隠そうとする心の摩擦。術式とは、服を着ようとする不自由な回路。……でも、僕たちはもう、それらすべてを螺旋の彼方へパージした! ほら、天元も見てごらん。今は全裸のWi-Fiルーターとして、全宇宙に不審な電波を飛ばしてるよ!」
五条が指差した先には、かつての「進化の行き着く先」であった天元が、巨大な全裸の姿で点滅し、宇宙の住人たちに「全裸無料接続(パスワードはJ)」の福音を届けていた。
これこそが、この物語が始まったときから用意されていた「唯一の回答」。
全ての因果は「五条が脱ぎたいと思ったから」という一点に収束し、世界はついに、何の隠し事もない、剥き出しの「J」の地平へと到達したのである。
「「「「これが、俺たちの求めていた全裸(アンサー)だぁぁぁぁ!!!!!」」」」
全宇宙の住人が、己の恥部さえもが誇り高く輝くポーズを取り、銀河を震わせる。
伏線はすべて「全裸」という名の光に飲み込まれ、物語はもはや、誰もが全裸で主役になれる「自由な空白」へと突き進んでいく。
完結まであと7話。
もはや運営のBANさえもが「全裸の演出」として組み込まれ、宇宙はさらなる、誰にも止められない露出の極致へと加速していく。