呪術廻戦スピンオフ 3年J組 五条先生   作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった

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境界の消失、あるいは全裸による完全なる因果の調和

宇宙の螺旋が加速し、ついにこの世界は漫画「呪術廻戦」および「呪術廻戦≡」という物語の枠組みさえも全裸で突き破った。これまで読者が固唾を呑んで見守ってきたあらゆる「伏線」が、五条悟という名の特級不審者によって、力技で、かつ全裸で、一つの真実へと収束していく。

 

「みんな、見てごらん! 羂索が何千年もかけて、胎児からコツコツと積み上げてきた『人類の可能性』の答えがこれだよ!」

五条が指差した先では、死滅回游の全プレイヤーが全裸で円陣を組み、巨大な「J」の字を描きながら、銀河規模のマイムマイムを踊っていた。

 

「呪力の最適化」とは、「全人類が服という名の羞恥心を捨て、全裸でエネルギーを放電すること」であり、「天元との同化」とは、「全宇宙が一つになって、巨大な全裸のミラーボールになること」だったのだ。羂索の骸は、あまりにもシンプルすぎるその答えに「……アリだ」と深く頷き、全裸の博物館長として、黄金比のポーズで永遠の静止に入った。

 

さらに、異次元から「呪術廻戦≡」の因果さえもが螺旋に吸い寄せられてくる。

「五条先生! あっちの次元で僕たちが必死に守ってきた『境界』が、全部全裸のローションで溶かされていくよ!」

虎杖悠仁が叫ぶ。かつて世界を分かつはずだった強固な境界線は、五条の放った「全裸・極ノ番:無礼講」によってドロドロに溶解。敵も味方も、並行世界の自分さえもが、全裸という名の「最小単位(モジュロ)」で混ざり合い、もはや誰が誰だか分からないが、みんな楽しそうという特級の多幸感が宇宙を包み込む。

 

宿儺は、自身の「切断」の術式が「全人類の服だけを切り刻む」という、もはや変態の極致のような仕様に変更されたことに当初は戸惑っていた。しかし、究極の全裸の美学を目の当たりにし、「……実(げ)に、これこそが真の自由。布に頼るなど、弱者のすることよ」と悟りを開き、今は四つの腕で自らの肉体を最高に「J」に見せるポーズを追求していた。

 

「宿儺も、羂索も、みんな僕の教え子みたいなもんだからね! ほら、伏黒君! 君の『十種影法術』で、全裸の動物園を作って、みんなでパレードだよ!」

五条の号令と共に、満象が螺旋状の鼻からバイナリ出汁を噴き出し、脱兎が全裸で銀河を駆け抜ける。

 

物語の伏線はすべて回収された。

なぜ五条悟が最強だったのか? それは彼が、誰よりも早く「服を脱ぐ勇気」を持っていたから。

なぜ呪いが生まれたのか? それは人々が「服を着て、自分を偽った」から。

そして今、宇宙のすべての謎は、白い閃光とともに「J」という名の全裸の螺旋へと溶け込んでいく。

 

「さあ、授業も佳境だ! 完結まであと6話。次からは、いよいよ『作者の締め切り』という名の最大の呪いと、全裸で戦うことにするよ!」

 

五条悟の不敵な笑い声が、もはや紙面さえも透過して、全宇宙の住人の心(全裸)に直接響き渡る。物語はついに、誰も制御できない「全裸の解脱」へと突入したのである。

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