呪術廻戦スピンオフ 3年J組 五条先生 作:寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
全宇宙の螺旋が臨界点を超え、物語の「前半50話」で撒かれた数々の不審な種がついに、一つの巨大な「J」の果実として結実した。
「みんな、覚えているかい? 前半、僕が『神保町の立ち食い蕎麦屋には宇宙の真理がある』とか『バイナリ出汁こそが魂の洗濯液だ』なんて言っていたのを。あれ、全部伏線だったんだよ!」
五条悟が全裸で螺旋を描きながら、銀河の果てまで届く声で叫ぶ。
かつて物語の序盤で、伊地知が何度も眼鏡を指で押し上げていたのは、実は「全裸の光」による網膜の焼き付きを計算し、全宇宙の全裸座標を微調整するための方程式(眼鏡押し上げ式)だったのだ。その方程式が今、完全に解かれた。
伊地知のバーコード面から放たれた黄金の走査線が、「呪術廻戦」本編で謎とされていた「宿儺が指を食う本当の理由」さえも全裸で暴き出す。
「……そうか。呪いの王と呼ばれた俺が、なぜ執拗に指に固執したのか。それは、十本の指で『J』のポーズをより完璧に、より美しく表現するためだったのか……!」
宿儺が全裸で自身の四つの腕を螺旋状に絡ませ、ついに本編でも「≡」でも到達し得なかった、全裸の極致「開(フーガ)・全裸連弾」を完成させる。それは攻撃ではなく、宇宙に服の概念を二度と発生させないための、美しすぎる火力のダンスだった。
さらに、漫画「呪術廻戦≡」において語られた「境界の守護者」たちの因果も、五条の「J」の前にひれ伏す。
並行世界で必死に境界線を引いていた守護者たちは、五条が前半40話あたりで何気なく脱ぎ捨てた「特級・洗濯済み下着」が次元の裂け目を完璧に塞いでいたことを知り、崩れ落ちた。
「境界なんて、最初からなかったんだ。僕が脱げば、そこが全部一つになるんだから」
羂索が千年もかけて準備した「人類の強制進化」も、蓋を開けてみれば、五条が物語前半で「教育の一環」と称して全裸で校庭を走らせた時点で、すでに完了していた。
羂索は「私の計画、第1話で終わってたのか……」と、全裸で館長を務める博物館の台座の上で、晴れやかに絶望し、そのまま螺旋状の彫像へと昇華した。
「さあ、これですべての伏線が全裸になった! 本編の謎も、『≡』の境界も、僕が前半でついた適当な嘘も、全部螺旋で繋がったよ!」
天元が宇宙規模のWi-Fiルーターとして「J」の字に点滅し、全宇宙の住人の網膜に、かつてないほど高画質な「全裸の五条悟(4K)」を強制配信する。
物語はもはや、整合性という名の「服」を完全にパージし、ただ笑いと露出だけが支配する、全裸のイデアへと到達した。
「「「「全宇宙、全裸待機(スタンバイ)完了ッ!!!!!」」」」
残されたのはあと6話。
次なる標的は、この物語を綴る「ページ」そのものだ。五条悟のドリルが、ついにメタ的な次元さえも全裸で貫こうとしていた。