「グレーちゃん、遊びにきたよ!」
列車の自室でごろごろしていた私の元に、トリビーたちがやってきた。
「トリビー、トリアン、トリノン。いらっしゃい」
ここ最近、黄金裔のみんなが列車に遊びにくることが増えた。昨日はトリノン、一昨日はトリアン、その前はトリビー。今日私の部屋に来たのはその全員だった。
「グレーちゃん、今日は何して遊ぶ?」
トリビーがそう言って、私の顔を覗き込んでくる。トリアンとトリノンも一緒に、みんなでこちらを見てくる。全員、今日はどうするのか気になっているみたいだ。
「ボクはあれだ!この前の漫画の続きが読みたいぞ!」
トリアンはそう言った。
「あたしは...お昼寝、したいです...」
トリノンはそう言う。
「トリビーはどうしたい?」
トリビーにそう問いかけると、トリビーは顎に手を当てて悩み始める。真剣に考えているようで、先ほどからうーんうーんと唸っている。
「思いつかないなら、とりあえずのんびりする?」
「うん!」
私がそう提案すると、トリビーは顔をあげて表情を明るくし、満面の笑みで頷いた。
みんなでベッドの方に行く。トリアンはベッドに寝転がって漫画を読み、トリノンは横向きになって寝る。私がベッドに腰掛けると、トリビーが膝の上に乗ってくる。
「今日はいつもより甘えんぼさんだね」
「だって、ここはあたちの特等席だからね!」
彼女はそういって私に背中を預ける。そんな姿が可愛らしくて、トリビーの頭を撫でる。髪はサラサラしていて触り心地がよく、撫でていて気持ちいい。トリビーも心地良さそうにしていて、撫でているこっちまで嬉しい気分になる。
そういえば...これは、したことがなかった気がする。
「グレーちゃん、どうちたの?」
撫でている手が止まったことを不思議に思ったのだろう、トリビーがこちらを見つめながらそう言ってくる。
「トリビー。ほっぺた触ってもいい?」
「あたちのほっぺ?いいよ!」
トリビーのほっぺたを触る。予想通り、もちもちでぷにぷにの最高のほっぺたで、触っていると心地よい気分にさせてくれる。俺の見立てに間違いはなかった。
「トリビーのほっぺ、最高の触り心地だよ。ありがとう」
「そう言ってもらえると、あたちも嬉しいわ!」
私たちがそんなやりとりをしていると、それを後ろから見てくる影が二つ。トリアンとトリノンだった。
「トリビーだけずるい!ボクたちとも遊べ!」
「あたしとも...」
二人とも遊びたいようだ。よし。今日はみんなとたくさん遊ぼう。
「なでなで上手だな...」
そういって緩んだ笑みを見せてくれるトリアン。トリノンの方は...
「すー...すー...」
よっぽど安心できたのか、すやすやと寝息を立てて眠っていた。流石は私。自分のなでなで技術が恐ろしい...
「ねえねえ、グレーちゃん」
「どうしたの、トリビー」
「これからも、いーっぱい遊んでね!」
次はキャストリスかヒアンシーです