天皇賞2万字は書き過ぎてちょっとスランプ気味。
テイエムベルレクス圧巻の大差勝ち!天皇賞・春で父オペラオーに並ぶGI・7勝&レコード更新
29日、京都競馬場で行われた天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)は、圧倒的な支持を集めたテイエムベルレクス(牡4、栗東・螺浦克逸厩舎)が後方から追い込んだレインボーライン(牡5、栗東・
道中は3番手の位置の内目から追走。スムーズに折り合って追走し、長丁場を思わせない落ち着いた走りを見せた。
勝負所となった向こう正面半ばを過ぎてから徐々に進出を開始し、4コーナー手前では逃げるヤマカツライデン(牡6、栗東・
残り200mを過ぎてもその勢いは衰えず、最後は鞍上が振り返る余裕すら見せながらゴール。後続に大差をつける圧巻の内容で、春の盾を手にした。
勝ちタイムは3分11秒3。前年、キタサンブラックが記録した3分12秒5を大きく更新し、京都芝3200mの新たなコースレコードとなったと同時に芝3200mの世界レコードを更新した。
更に今回の勝利で、テイエムベルレクスはGI・7勝目を達成。父テイエムオペラオーが2000年から2001年にかけて積み重ねたGI・7勝に並び、偉大な父と肩を並べることとなった。それと同時に今回の勝利によって、テイエムベルレクスは自身の連勝記録を12に更新。
これまで中央競馬における最多連勝タイ記録として知られていたダイナナホウシユウとクリフジの記録を上回り、新たな歴代最多連勝記録を樹立した。
そして朝日杯FSの勝ち馬が天皇賞・春を優勝するのは1969年のタケシバオー以来、49年ぶりの快挙である。
テイエムオペラオーの代表産駒として、既にクラシック三冠含むGIレースを制してきたテイエムベルレクスだったが、今回の天皇賞(春)はその実績を更に際立たせるものとなった。
3200mという長距離をものともせず、レコードタイムを大幅に更新した上での大差勝ち。世代の頂点にとどまらず、歴代の名馬と比較される存在へと歩みを進めている。
父が残したGI・7勝という大記録に並んだテイエムベルレクス。次なる目標は6月24日に行われる宝塚記念で父を超えるGI・8勝目を飾ることである。
レース後のコメント
(倭達龍司騎手)
「一言で言えば予想以上です。今回のレースが馬自身が自分から動いたレースで、僕自身乗っているだけで終わってしまいました。ベルレクスは長距離が得意な馬ですので、不安などというのはなくて、自信はありました。ですけど大差勝ちだけでなく、レコードまで更新するとは思いませんでした。
レースではベルレクスの強い部分を引き出せれば負けることはないと思っていたので、負担やストレスを掛けないように意識していました。あとは馬のやりたいようにやらせていましたね。流石に坂の上り坂で行くとは思いませんでしたが、もしかしたら逃げるヤマカツライデンを捕まえられるかが心配だったのかもしれません。
あとはやっぱり、凄く強い馬ですので、だんだんとマークが厳しくなってきましたね。実力・実績共に申し分なく、まだ無敗ですのでこれからどんどん厳しくなってくると思います。
彼の戦績に傷を付けないように、僕の騎乗技術も磨いていきたいと思っています。秋は三つのレースがまだ控えており、クラシックでも活躍した馬とも戦うことになると思いますので、ライバルはどんどん増えていくと思います。ですが今の目標は宝塚記念ですので、オペラオーと越えられなかった壁を一緒にベルレクスと越えていきたいです」
(螺浦克逸調教師)
「今の日本競馬では見ることのできないレースを見させていただきました。今回のレースは彼の長距離に対する適性が大きく発揮することができたレースだと見ています。ある意味で今回のレースでようやく彼は本領発揮できたと思います。
私自身このレースを見て彼の強さを見せ付けられた感覚です。あの坂で見せた走りはミスターシービーのようでしたね。35年前を思い出します。
レースを見て思ったのはやはりスタートの巧みさですね。あそこまでスタートが上手い馬は正直私も見たことがありません。出脚も優れていますし、これだけで彼を抑えることが難しくなりますね。巡行速度の優れている馬が出遅れることなく、どの位置からでも仕掛けてくるんです。対策は非常に難しいでしょう。
今の目標は宝塚記念でGI8勝目を挙げて更新することです。テイエムベルレクスを預かる調教師としてプレッシャーはもちろんありますが、彼を万全な状態で送り出し、調教師としての使命をしっかり果たしたいと思っております」
【勝ち馬プロフィール】
◆テイエムベルレクス(牡4)
父:テイエムオペラオー
母:ブランベラルーシ
母父:ホワイトマズル
厩舎:栗東・螺浦克逸
成績:12戦12勝(重賞10勝)
主な勝ち鞍:16年朝日杯FS(GI)、17年皐月賞(GI)、17年日本ダービー(GI)、17年菊花賞(GI)、17年有馬記念(GI)、16年東京スポーツ杯2歳S(GII)、17年弥生賞(GII)、17年神戸新聞杯(GII)、18年大阪杯(GI)、18年天皇賞・春(GI)
《ネット記事より一部抜粋》
どうも、GI7勝馬になりました、テイエムベルレクスです。
先日行われた天皇賞(春)を無事に勝利し、七つ目のGIタイトルを手に入れました。いやー、ちょっと焦ったね。逃げた馬が直線で一気に離したからね。追い付けるか不安でかなり早めに仕掛けたけど、無事に勝てて良かった良かった。
この時の私は知らなかったが、世界レコードを更新した上に2着に付けた着差は大差だったそうで、まさに圧勝だったそうだ。
レース後の倭達さんは笑っており、「やっぱランは凄い奴だな」って笑いながらしきりに私の頭を撫で続けていた。
私としてはまさかって感じだった。本当にただ前の馬を不安に感じながら追っていただけなのだから。
逃げていたヤマカツライデンという馬の逃げはそれだけ凄かった。道中相当我慢させていたんだろうと思う。向こう正面に入ってから騎手が手綱を緩めたのだろう。そしたら一気に加速して、後続との距離が一気に開いていったのだ。
あれは流石に不安になる。だから私も途中からスパートを掛け始め、どんどん加速しながら先を行くヤマカツライデンを捕まえようとしたのだ。
結果的に勝てたからよかったが、あれは心臓に悪い。
差が開いていく様子を見た時は「これ届くのか?」と思ったくらいなのだ。それなのに、終わってみれば世界レコードのおまけ付きである。
競馬というのは、本当に分からないものだ。
そんな天皇賞(春)から暫く経った今、私はターフを軽快に走っていた。
次に定める目標は宝塚記念。上半期を締め括るGIレースであり、ファン投票によって選ばれた、選りすぐりの実力馬が集う春のグランプリである。
どのGIレースもそうだが、宝塚記念は2200mの中距離レース。長距離と違って中距離馬が多く出走し、実績と実力を兼ね備えた馬が多く集まることもあって、今日も今日とて私はトレーニングに励んでいる。
現在は次走に向けて調整を続けている。何よりも私は天皇賞(春)を走った後に宝塚記念に出るわけなので、距離が一気に1000mも短縮される。この差分に私が適応できなければ敗色は濃厚。目標に掲げたグランドスラムの夢に敗れ去ることになる。
天皇賞(春)を走り終えてから、たっぷり2週間の休養を取った。世界レコードを出した後なので、その疲労の度合いが心配されたが、私に大きな問題は特に無い。
寧ろしっかりと体を休めたので調子は頗る良いのだ。
私を新しく見てくれる調教師の螺浦さんもこの回復力と頑丈さには「本当に凄い奴だな」と驚いていた。
体調は万全、状態は申し分なし。
最初はゆったりとしたペースでコースを回り、身体を温めていく。
疲労の無い体は弾むように動き、走るフォームは軽快で重みを感じない。動きは剣のように鋭く、全身の筋肉がしっかりと連動して前へと進む力に変えている。
「よし、いいぞ。今日もいい感じだな、ラン」
私の背の上にいる倭達さんの声が聞こえ、その声色から上機嫌であることが分かった。
その声を背に、私は再び脚に力を込めて軽快に飛び出し、宝塚記念に向けた調整を進めていく。
暫く走り続けていれば、手綱を絞られてストップの合図を出される。その合図に合わせて徐々にスピードを落として私は停止する。
「よし、そろそろ行くぞ」
そう倭達さんが私に声を掛け、遠くからタイマーを片手に持つ螺浦さんに向けて手で合図を出していた。そして倭達さんが追い出すタイミングに合わせて私は再び走り始めた。
タッタッタッと蹄がターフを叩く音が一定に刻まれ、風が顔を撫で、鬣が後ろへ流れていく。できる限り自然体なまま走り抜ける。
天皇賞(春)は3200mだったが、次の宝塚記念は2200m。
この距離だったら瞬発力と持久力がバランス良く求められる絶妙な距離。如何に前でどれだけ粘れるかが重要になってくるだろう。展開によっては逃げてもいいな。
「いいぞ、ラン。そのままだ」
倭達さんが更に手綱を押し、それに応えて私も更にもう一段階ギアを上げる。
しかし全力は出さない。本番はまだまだ先なのだ。ここで全力を出す必要はないのだ。倭達さんもそれが分かっているから最後まで完全に追うことはしない。一定までスピードを上げたらそこで止めてスピードを維持し、ペースを重視してコースを駆け抜けていく。ただ宝塚記念に向けて必要な負荷を掛け、状態を確かめていく。
「うん、良い感じだ。よし、このまま行こう」
こうして調教は順調に進み、滞りなく終えることができた。
少し汗ばんだ体でコースを上がり、厩舎へ戻る。
私はいつものようにスタッフに身体を手入れしてもらいながら休んでいると、その少し離れた場所で倭達さんと螺浦さんが今日の調教について話し合っていた。
「今日の感じなら、問題なさそうですね」
「えぇ、動きも全体的に軽くて良かったです。反応も良い。天皇賞の疲れもほとんど残っていません」
2人は今日の調教内容を確認しながら、今後の予定についても話を進めていく。
宝塚記念まで残された時間は1ヶ月を切っている。これからどこで負荷を掛け、どこで調整を緩めるのか。螺浦さんと倭達さんは一つ一つ確認しながら、本番へ向けた準備を進めていた。
「これから徐々に負荷を上げていく感じですか?」
「その予定だ。回復が本当に早いから順調にことは進んでいる」
「ならもう少しじっくりやってもいいかもしれませんね。不安点はないので、パフォーマンスを維持できるように集中すれば、それだけで勝算が高くなるかと」
「ふむ、それでもいいな。この辺りのメニューを少し見直すか」
その後も倭達さんと螺浦さんは、私の状態や今後の調整方針について細かく確認し合っていた。
1日1日の調教を積み重ね、少しずつ本番へ近付いていく。宝塚記念への準備は、着実に進んでいた。
そして私もまた、次のレースへ向けて静かに力を蓄えていた。
秋古馬三冠に向け、どのレースを前哨戦にするかのアンケート。一番票数の多かったレースを使おうかなと考えています。
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