You are my Beginning   作:コンスタンシア

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Episode 22 - 代理のマエストロ

[Side:裕也]

 

重厚な防音扉をくぐり、スタジオのコントロールルームへと足を踏み入れる。

肌に触れる空気が、ひんやりとしたものに変わる。

機材保護のために低く設定された室温と、吸音材に囲まれた独特の静寂。

壁に掛けられた時計を見ると、針は開始予定時刻の30分前を指していた。

父さんから送られていたタイムスケジュール通り。

遅刻は論外だが、早すぎても前のセッションとバッティングしてしまう場合が出てくるので、できれば避けたいのが本音だ。

 

既に前の組が撤収し、こちらのセッティングが整うこの絶妙な時間帯に到着できたことに、俺は小さく安堵の息を吐く。

部屋の中央、巨大なミキシングコンソールの前には、フォーマルな服装を少しだけ着崩した男性が座っていた。

このスタジオの音を長年守り続けているチーフエンジニア。

迷わず彼のもとへ駆け寄る。

 

「ご無沙汰してます。 佐久間さん。 母の代理で来ました、父から連絡は行ってますか?」

 

俺の声に、佐久間さんはスタジオチェアを回してこちらを向き、目を丸くした。

昔、スタジオに遊びに来ては音を聴いていた子供の面影を探すように、俺の顔をまじまじと見つめる。

 

「おぉ…裕也くん。 …なんか雰囲気変わったね、見違えたよ」

「大丈夫、浩紀くんから聞いてるよ。 今日はよろしく頼む」

 

佐久間さんの言葉には、親戚のおじさんのような温かさの中に、少しだけ同業に向けられる視線が混じっていた。

その期待に応えるべく、背筋を伸ばして短く答える。

 

「はい。 よろしくお願いします!」

 

挨拶もそこそこに、すぐに仕事の話へと移る。

佐久間さんが手元の資料に目を落とし、今日の収録内容と細かな共有事項を説明してくれた。

 

「浩紀くんから聞いているかもしれないけど、今日は『α版フィールド曲』3曲の木管の収録だね」

 

「はい。 父から大枠は聞いています。 編成は多分… 各二人 の二管編成ですかね?」

 

「あぁ、二管であっているよ。 プルトも1セクションごとに一つ。合っているよ」

 

プルト――譜面台の数、転じて奏者の配置や人数の単位。

基本情報の確認を終え、ブース内を見渡す。まだ奏者の姿はない。

ここからが勝負だ。

一刻も早く音の世界に入り込むため、佐久間さんに願い出る。

 

「ありがとうございます。 奏者の方が来る前にある程度、楽曲やスコアを攫っておきたいです」

「音量は小さめで構いませんので、流し続けてもらってても良いですか?」

「後、コントロール側のスコアを1部貰いますね」

 

佐久間さんが頷き、アシスタントの相馬さんからスコアのコピーを受け取る。

同時に、スピーカーからデモ音源が流れ始めた。

涼風さんから聞いていた "メルヘンで不思議の国のアリスを連想させる" 世界観。

それを頭の中で展開し、母の書いた旋律と照らし合わせる。

 

――涼風さんに聞いている通りの世界観なら、木管楽器が主体となる構成で大丈夫そうだ

 

母の書いた楽譜を眺めつつ、スピーカーから再生されている音楽に耳を傾ける。

 

――作品的にも大編成というよりは、二管までの小編成が合う感じだね

 

流れてくるメロディラインは、紛れもなく母のものだ。

どこか異国感を漂わせ、聴く者の心を掴むフックがある。

けれど、譜面を見て俺は内心で苦笑する。

"葛城明菜" 特有の旋律は相変わらずのようだ…いつもは楽器のアドリブ部分を奏者に任せつつ、母独特のセンスで調整していく。

隣で何度も見ていたけれど、惚れ惚れするセンスだった事を覚えてる。

譜面のあちこちにある空白や、曖昧な指示。

母なら、現場の空気と奏者とのセッションで最適解を導き出すだろう。

 

――だが、今日デスクに座るのは "葛城明菜" じゃない。

 今回に限っては、センスに任せたディレクションは事故の元…だとしたら、やることは1つ。

 

デスクに常備されている赤色と青色の鉛筆を掴む。

 

――"葛城明菜" がやって欲しいであろう、演奏パターンを導き出して、予め記譜する事。

 

再生されている音楽に合わせて、母が楽器ごとにオーダーするであろうアドリブを脳内で構築し、それを猛スピードで譜面に書き込んでいく。

ここはテヌート気味に。ここはブレスを深めに。

母の「感覚」を、誰にでも伝わる「楽譜」へと翻訳し、落とし込んでいく。

 

――向こうでやっていたフルスコアと比べたら、少人数編成の記譜は簡単だけど、それ故に誤魔化しが効かないので、難しい…。

 

一音一音の責任が重い。

時計の針をチラリと見る。…時間は限られている。

 

――本当は全て譜面に起こしておきたいが、時間が足らないか…大枠を記譜して細かい部分は口頭で伝えつつ、アドリブを入れて貰う方が良さそうだ…。

 

方針を切り替え、ペンを走らせる手を止めて顔を上げる。

近くに控えていた相馬さんを呼ぶ。

 

「相馬さん。 このスコアをコピーして奏者人数分とコントロール側、それからイーグルジャンプの皆さんと彼女たちの分…合わせて18部刷って頂いても良いですか?」

 

「奏者側の楽譜も今、記譜したやつを使って貰った方が良さそうなので、準備頂いたところ申し訳ないですが、差し替えをお願いしたいです」

 

「OK、18部ね。 ちょっと待ってて」

 

「ありがとうございます」

 

その一連の流れを見ていた佐久間さんが、コンソールに肘をつき、ニヤリと笑った。

 

「ふふっ……スタジオの扱いが板についているね。 さては、相当向こうで揉まれたな?」

 

その言葉には、ただの親愛だけでなく、一人の技術者としての共感が滲んでいた。

俺は苦笑しながら答える。

 

「えぇ、そりゃもう凄い勢いで揉まれてきましたから…マイクが3本立ってるって事は、質感を決めてから本チャンですかね」

 

窓越しにブース内に目をやると、奏者の席には種類の違うマイクが3本セットされていてケーブルも這わせてある。

スタンダードなコンデンサーマイク、楽器特性に合わせたリボンマイクといった質感に幅を持たせられるチョイスになっていることに気付く。

 

「あぁ、その認識であってる。 木管楽器はこちら側とクライアント側でイメージの擦り合わせは必要だろうからね」

「特にウチのスタジオは、ゲーム録音に特化しているから録り音自体がドライ目。 マイクでのキャラクター付けもし易い設計だからね」

 

「ありがとうございます。 了解です」

 

収録の段取りが頭の中でカチリとハマった。

俺は椅子を回転させ、後ろのソファーで待機している八神さんやクリスティーナさんたちに向き直る。

不安そうな顔をしていた彼女たちに向かって、安心させるように少しだけ自信を持って説明を始めた。

 

「お待たせしました。段取りをザックリ説明させて頂きますね…」

「まずは、マイクを3本立てた状態で楽器ごとに1巡吹いていただき、楽器の質感…キャラクターを決めていきます」

「イーグルジャンプさん側でもこの音の質感が良いなどがあれば都度教えてください」

「マイクが決まり次第、2本は撤去し、アンサンブルとソロの本チャンを録音していきます。それ以降は細かい部分やパートごとに調整をしていきますね」

 

専門用語を避け、制作進行上の要点だけを伝える。

説明を聞いていた八神さんとクリスティーナさんは、二人して顔を見合わせている。

 

「う、うん。 わかった。 …それにしても凄いね…」

 

「えぇ、まだ始まってもいないのに圧倒させられるとは思ってもいませんでした…」

 

二人の言葉から、俺への疑念が消え、純粋な驚きと信頼に変わっていくのを感じる。

ほたるや涼風さん、桜さんの方をチラッと見る。

彼女たちもまた、呆然と俺を見つめていた。

 

――少しは、信用を獲得する事ができたかな?

 

密かにそう思いながら、壁に掛けられている時計を見る。

 

――じき奏者も来る頃だろう…。

 

そんな事を思っていると、扉が開き、楽器ケースを抱えた人たちが次々と入ってくる。

 

フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット。

各パート2名ずつ、計8名の木管セクション。

いずれも、母が長年信頼を置いているベテランの演奏者たちだ。

 

その顔ぶれを見て、俺は即座に思考を切り替える。

"まずは、自分から動く" これが、この2年間で俺が最も大切にしてきた事。

 

「おはようございます。 本日は、よろしくお願いいたします!」

「本日、母…葛城明菜が体調を崩してしまっておりまして…。 急遽息子である、私が代わりを務めさせて頂く運びとなりました」

「こちら私の名刺となります。 ロサンゼルスの『GivernyAudio』というプロダクションで作曲家をさせて頂いております。 よろしくお願いいたします」

 

入り口へ駆け寄り、一人一人に頭を下げる。

母を心配する声には「大事には至っていません」と笑顔で返し、素早く名刺を渡して挨拶を済ませる。

ダニエルさんから "何があるかわからないから一応、名刺は持ってていい" と名刺を貰ったままだったけど…まさかこんなところで役に立つなんて…。

 

ロサンゼルスのスタジオでは、初対面の相手といかに早く打ち解け、リラックスさせるかがセッションの質を左右した。

アメリカでも日本でもやることは同じ。俺は、彼らをスムーズにブースへと誘導する。

 

「フルートのお二人は下手側へ…ファゴットは上手側でお願いいたします。……はい、マイクの位置に気を付けてください」

 

――15分後。

 

楽器の取り出し、チューニングの音が止み、ブース内の空気が整った。

もう一度ブースの中へ入り、各奏者の譜面台に先ほど用意した楽譜を配って回る。

 

「今回の楽曲ですが、基本的には譜面の通りです。ただ、Bメロの掛け合いに関しては、少しルーズなニュアンスでお願いします。ブレスの位置は書き込んでおきましたので、参考にしてください」

 

「おぉ、明菜さんのより分かりやすく書かれてるやん! いっつもこのパターン苦労すんねんけど、これやったらテイク重ねんでええかもしれんなぁ」

 

「ほんまやー分かりやすいわーありがとう」

 

口々にそんな感想が出てくる。 母の進め方は凄くはあるけれど、この辺はしっかりしたほうが事故は少ない。

説明を終え、コントロールルームへと戻る。椅子に腰掛け、コンソールに向かう佐久間さんに「準備、OKです」と合図を送る。

トークバックのスイッチ入れ、ブース内の奏者とコンタクトを取る。

 

『それでは、まずはフルートのセクションから行きましょうか。 Cueを押すので、好きなタイミングでどうぞ』

 

Cueランプを点灯させ、それと同時に佐久間さんがソフトウェア上でRecを開始した。

 

――フルートの1巡が終わる。

 

『ありがとうございます! とても綺麗な音でした! マイクを決めるので何回かプレイバックしますね』

 

トークバックで奏者に伝えた後、そのまま佐久間さんに伝える。

 

「佐久間さん、マイク1…676から順にソロで聴かせてもらっても良いですか?」

 

「了解」

 

佐久間さんは短く答えると、的確にトラックを操作していく。

 

――676…ラージダイアフラムであるこのマイクは、近代的なややフラット目で素直な音。

 

――続いて、A50…676と打って変わってリボンマイク特有の豊かな音色が返ってくる。やや時代感を感じさせるニュアンスの音。

 

――最後に、RM-1…これもリボンマイク。A50より時代感があり、90年代のややくぐもった音のニュアンス。しかし、A50より温かみを持った音。

 

「ありがとうございます」

 

後ろのソファーに向き直って、"この作品" の親である。イーグルジャンプの面々の方を見る。

 

「今の段階で、"このニュアンスの音良い" とかはあったりされました? もう何回か流しても良いですし、私が決めても大丈夫です」

 

「うーん……私は1番かな。確かに一番素朴に聴こえたけど、この曲って他の楽器とも後で混ぜるんでしょ? だったら、このくらいの方が上手く混ざるんじゃないかな?」

 

「わ、私も1番だと思いました。 2番と3番は少し曇って聴こえるというか、いつも聴いている感じの音じゃない気がして…」

 

八神さんと涼風さんが、聴いた所感を教えてくれる。

 

(……流石、八神さん。 これまでのレコーディングを聴いてきてるだけある)

(涼風さんのイメージも間違ってない。 ”温かみ" は "時代感" も色濃く出してしまう事があり、今回のリボンマイクは特にそれが顕著だ)

 

「OKです。 私も他のトラックと混ぜる事前提なら1番のマイクです。 実際、この位の質感の方が混ぜた際に破綻が無いです」

「佐久間さん。では、1番のマイクで行きましょうか。 フルートだけですが "混ぜ込む事" で答えが出たので、他のセクションも 676 で行きましょう」

 

「わかった。 相馬君、676以外撤収しちゃって大丈夫。 もうファンタムは落としてあるので、お願い」

 

「わかりました!」

 

『お待たせしました。 マイクが決まりましたので使用するマイク以外撤去しちゃいますね』

 

『全体的なニュアンスを統一したいので、フルートだけで行いましたが、他のセクションのマイクも使用マイク以外は撤去しますので、少しお待ちください』

 

すかさずトークバックを入れて、奏者たちに状況を伝える。

 

===================

 

不要な機材が片付けられ、いよいよ本番のレコーディングが始まる。

 

『では、いよいよ本チャンと行きましょう』

『まずはアンサンブルで1巡いただけますと幸いです! Cueランプが光りましたら、そちらのタイミングで始めてください』

 

――静寂の中に木管の暖かな音色が紡がれていく。

 

「…凄いな。 デモで聴いたイメージがより鮮明になってる」

 

「そうね…。デモの時は音が少し足りないかな?って思ったりもしたけど、これなら全然問題ないわ」

 

後ろで聴いている八神さんと遠山さんがそんな声を漏らす。

譜面に書き込んだ指示と、口頭で伝えたニュアンス。

それらが、母の持つ独特の「感覚的な良さ」を、論理的に再現している。

 

「凄い…。これが本物の楽器の音」

 

「フェアリーズストーリーの曲も凄かったけど、生で聴くとこんなに違うんだ…」

 

「うん…。 生の楽器の力ってこんなに凄いんだ…」

 

涼風さんや桜さん、ほたる までもが初めて聞くスタジオでの音楽収録の音色の美しさと迫力に素直な感想が口から自然とこぼれている。

 

(確かに、このスタジオはアメリカのEastWestスタジオとかと違って、"楽器の音がダイレクトに伝わりやすい")

(この辺は流石、音響施工のプロである父さんが作ったスタジオだ…フィルムスコアを捨てて完全に"ゲームサウンド"に特化してる)

 

===================

 

アンサンブル、ソロと順調に収録は進み、3曲全てのレコーディングが終了する。

奏者の方にもコントロールルームまで来てもらい、スピーカーから録音した音を聴いてもらう。

 

「一旦、流しで3曲聴いて頂きましょうか。 佐久間さん、1曲ずつプレイバックをお願いします」

 

3曲分の再生が終わると、皆声には出していないけれど、満足げな雰囲気になっている事が見て取れる。

 

「これで問題なければ、本日の収録は以上となりますが…奏者さん側、イーグルジャンプさん側で何かあったりしますか?」

 

「いや。 私からは何も無いかな」

 

「そうね…。私からも大丈夫です」

 

「ふむ…残響が少し足りない気もするが…恐らく後の調整という事だろうから、この場では大丈夫。問題ないよ」

 

「えぇ、私もこのイメージで問題ありませんでした。 ありがとうございます」

 

「私も大丈夫です!」

 

イーグルジャンプの面々と涼風さんが、特に不満もない様子で返答してくれる。

奏者の方々も口々に『問題ない』と頷いてくれていた。

 

(……よかった)

 

「ありがとうございます! では、本日の収録はこれで終了です。 皆さん、お疲れ様でした!」

 

俺は、佐久間さん、相馬さんのいるコンソール前まで移動し、全員の方に向き直って頭を下げる。

遠足は帰るまでが――ではないが、ここまで対応してやっと、"レコーディングスタジオ"や"ディレクター"として評価してもらえるんだ。

だからこそ、終わりは中途半端にしてはいけない。向こうでの2年間で培った教訓だ。

 

===================

 

「今日は本当に助かったよ! ありがとう!」

 

八神さんが、満面の笑みでこちらに近づいてくる。

 

「期待に応えられて良かったです! こちらこそ、ありがとうございました」

 

笑顔でそう返すと、彼女は少し真面目な顔つきになって言葉を続ける。

 

「今日の収録見てて思ったよ。 私は、葛城裕也の曲も聴いてみたいって」

 

「ありがとうございます。 そうですね…私も御社のタイトルは昔から好きだったので、いつかご一緒したいですね」

 

フェアリーズストーリーを初めてとしたイーグルジャンプのタイトルは、学生の頃から好きだった。

何より、そんなイーグルジャンプのトップデザイナーからの言葉が素直にうれしかった。

俺の言葉に八神さんは少し意外そうな顔をした後、口角を上げてニヤリと不敵に笑う。

 

「言質、取ったからね?」

 

「え!? …はい、望むところです!」

 

===================

[Side:ほたる]

 

スタジオの外に出ると、夜風が熱を持った頬を撫でていく。

 

――夢のような時間だった。

 

偶然の重なった出来事だった。見ているだけだった。

けれど、今まで経験のしたことのないプロの現場での1日は私の中で確かな充実感と高揚感を生んでいた。

 

「それじゃあ、またね!」

 

八神さんたちがタクシーに乗り込み、去っていく。

その赤いライトが見えなくなるまで、私たちは頭を下げて見送った。

 

――静寂が戻る。

ふぅ、と息を吐こうとした、その時だった。

 

「「……で?」」

 

低く、ドスの効いた声が聞こえた。

ビクリとして振り返ると、そこには鬼のような形相……ではなく、ニコニコと笑顔を張り付けたあおっちとねねっちが立っていた。

その笑顔の奥には、絶対に逃がさないという強い意志が見える。

 

「「さて、これから説明してもらうよ? 2人とも?」」

 

――完璧にハモっている…。

 

彼が発言した『妻』という爆弾宣言。

仕事中は空気を読んで黙っていてくれたけれど、もう誤魔化しは効かない。

私は助けを求めて裕也くんを見たけれど、彼も「これは無理だ」という顔で苦笑いをしている。

 

――あぁ、やっぱりこうなるよね。

私は覚悟を決めて、二人の尋問を受けるべく、小さく頷いたのだった。

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