神殺しのデミゴット   作:ののじん

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第15話 公の中で

 窓の外の音が、少しずつ変わっていく。

 

 昼のざわめきが落ち着き、代わりに足音が整う。

 荷車が減り、笑い声が遠ざかる。

 街が“仕事を終えていく音”だ。

 

 夕方が近い。

 

 護衛が立ち上がり、短く言った。

 

「行く」

 

 ヘルミーナ様が丁寧に頷く。

 

「はい。軽く食事を取ってから、位置を取ります」

 

 侍女は部屋の隅で膝に手を置き、顔を上げた。

 震えはまだ残っている。

 だが、目は昨日よりずっとしっかりしている。

 

「……お気をつけてください」

 

 ヘルミーナ様が侍女の手を一度だけ握り返す。

 

「はい。あなたは鍵を掛けて、扉は絶対に開けないでください。誰が来ても、です」

 

 侍女が小さく頷いた。

 

「はい」

 

 護衛が扉の外へ出る前に、振り返って言った。

 

「俺が戻るまで、誰も入れるな」

 

 侍女はもう一度頷いた。

 その頷きが、今は頼もしい。

 

 廊下に出る。

 板の軋みが、昼より目立つ。

 宿の中の音が減っている。旅人が外へ出ていったのだろう。

 

 俺は左手を遊ばせないように、柄頭に軽く置いた。

 抜く気はない。

 ただ、落ち着かせるための位置。

 

 宿を出ると、空の色が少しだけ赤い。

 光が斜めになり、影が長くなる。

 影が長くなるほど、視線も長くなる。

 

 護衛が言った。

 

「灰の壁へは真っ直ぐ行かない。……一度、回る」

 

 俺は頷く。

 もう何度も同じ手順を踏んでいる。

 それでも、同じ手順は大事だ。

 

 通りを一つ、二つ。

 露店の間を抜ける。

 魚を片付ける男の声。果物を値切る声。

 夕方の市場は、昼より“終わり”の匂いが強い。

 

 護衛が足を止めずに言う。

 

「尾はまだいる。だが、距離を取ってる」

「夕方まで待つ気だな」

 

 俺がそう言うと、護衛は頷いた。

 

「待つのが得だ。……こちらは公を入れた。向こうは急げない」

 

 ヘルミーナ様が丁寧に言った。

 

「急げないからこそ、別の手を打つ可能性もありますね」

「ある」

 

 護衛が短く答える。

 

「だからこちらも、形を崩さない」

 

 灰の壁へ向かう途中、食べ物を売る屋台が並んでいた。

 串焼き。香草。塩。

 匂いが強い。

 

 護衛が言った。

 

「ここで、腹に入れる。立ったまま食えるものだ」

 

 店主が串を差し出す。

 肉の脂が、火で弾けている。

 塩がきつい匂いをして、舌が反応する。

 

 俺は銅貨を出そうとして、やめた。

 護衛が先に払った。

 必要以上に目立たないための手順だ。

 

 ヘルミーナ様が丁寧に言う。

 

「後で、精算します」

「いらない」

 

 護衛が短く返した。

 

「今は動く」

 

 俺は串を受け取り、一口食べた。

 熱い。塩が強い。

 だが、それがいい。頭が現実に戻る。

 

 ヘルミーナ様も一口だけ食べ、侍女の分は包んでもらっていた。

 宿へ戻した時に渡せるように。

 そういうところが、丁寧だ。

 

 護衛が言った。

 

「行く」

 

 食べ終わる。

 串を捨てる場所も、護衛が選ぶ。

 余計な痕跡を残さない。

 

 灰の壁が近づくほど、人が減る。

 城壁の外周へ向かう道は、生活の匂いが薄い。

 代わりに、石と土と、古い漆喰の匂いが増える。

 

 護衛が指で示す。

 

「あそこだ」

 

 城壁の裏手。

 灰色の塗りが残った区画が、確かにあった。

 壁は剥げ、灰がかった地肌が見えている。

 だから“灰の壁”と呼ばれる。

 呼び名がそのまま、合図にもなる。

 

 ヘルミーナ様が丁寧に言った。

 

「……ここで」

「ここで」

 

 護衛が頷く。

 

「配置につく。目を合わせるな。合図だけで動く」

 

 俺たちは散った。

 俺は通りの端、二階の窓が見える位置。

 入口が2つ、路地が3本。

 荷車が入るなら、ここだ。

 

 夕方の風が吹く。

 壁の灰が、薄く舞う。

 

 音が減る。

 代わりに、心臓の音が大きくなる。

 

 ――来い。

 

 俺は息を整え、足の位置を決めた。

 

 そして。

 

 遠くで、鈴の音が一度だけ鳴った。

 

 まだ合図じゃない。

 合図なら二度だ。

 街の普通の鈴と、意図した鈴は音の置き方が違う。

 

 俺は瞬きだけで、呼吸を整えた。

 視線は動かさない。

 動かせば、そこに意味が生まれる。

 

 通りの入口の一つから、荷車が入ってくる。

 車輪が石畳を噛み、軋む音が低く響いた。

 速度は遅い。重い荷を積んでいる。

 

 荷車を引く男は、顔を伏せている。

 目線を上げないのが不自然だ。

 普通は、ぶつからないように見る。

 

 荷車の横に、もう一人。

 小さな鈴を指に絡め、歩幅を揃えている。

 鈴の位置が高い。荷車の揺れで鳴らす位置じゃない。

 “鳴らすため”に持っている。

 

 鈴が、二度鳴った。

 

 短く、間を置かず。

 周囲の雑音に紛れさせる鳴らし方。

 

 そして、少し離れた壁際で――返しが一度。

 

 約束通りだ。

 

 俺は動かなかった。

 動くのは、合図の次。

 ここで動けば、俺が合図になる。

 

 荷車が灰の壁の前で止まる。

 止まり方がきれいすぎる。

 狙った位置。壁の剥げた箇所の前。

 

 鈴の男が低く言った。

 

「……遅い」

 

 荷車の男が返す。

 

「道が混んでた」

 

 会話が短い。必要最低限。

 ここは“仕事の場所”だ。

 

 壁際の影が一つ、路地から現れた。

 頭巾。顔は見えない。

 だが、身体の張りが護衛じゃない。兵でもない。

 街の裏だ。

 

 影が荷車に近づく。

 

「例のものは」

 

 鈴の男が、顎で示す。

 

「ここだ」

 

 荷車の布が少し持ち上がる。

 中は見えない。見せない。

 見せる必要がない相手だ。

 

 影が頷く。

 

「……代は」

 

 鈴の男が小さな袋を投げた。

 音がしない。投げ方が柔らかい。

 袋が影の手に吸い込まれる。

 

 金のやり取りが終わる。

 

 次は――荷だ。

 

 影が荷車へ手を伸ばした、その瞬間。

 遠くで、咳が一つ。

 

 合図。

 

 同時に、通りの反対側で人が動いた。

 衛兵だ。

 少数。だが、位置がいい。逃げ道を切れる角度。

 

 護衛の一人が、影の背後へ回る。

 俺の視界の端で、もう一人が入口を塞ぐ。

 

 ヘルミーナ様の姿は見えない。

 出るべき時じゃない。

 それでいい。

 

 影が、異変に気づいた。

 気づくのが早い。

 顔を上げ、鈴の男を見る。

 

「……誰だ」

 

 鈴の男が一歩引く。

 荷車の男も、同時に引く。

 引き方が揃いすぎている。

 最初から“逃げる役”だ。

 

 俺は息を吸い、足を一歩だけ出した。

 抜かない。

 だが、通す気もない。

 

 影が路地へ向けて体を捻る。

 逃げる。

 

 逃がさない。

 

 俺は鞘のまま、道を塞いだ。

 鞘を前に出すだけで、相手の足が止まる。

 止まった瞬間、護衛が肩を掴んだ。

 

「動くな」

 

 影が肘を振る。

 短い刃が、袖から出た。

 光が一瞬だけ走る。

 

 俺は左手で鞘を押さえ、右手で柄を握った。

 抜く。

 

 抜く必要がある。

 ここで鞘だと、護衛が切られる。

 

 刃が出る音を、風の音に紛らせる。

 俺は短く踏み込み、刃を叩いた。

 

 刃が弾かれ、地面に落ちる。

 乾いた金属音が、灰の壁に響いた。

 

 良くない。

 だが、終わらせる。

 

 護衛が影を押さえ込み、口を塞ぐ。

 影の身体が暴れる。

 暴れて、止まる。

 

 衛兵が遅れて入ってきた。

 数は少ない。だが、鎧の音が“公”の音だ。

 

「動くな!」

 

 鈴の男が舌打ちした。

 

「……くそ」

 

 そして、鈴を投げ捨てた。

 鈴が転がる音が、小さく鳴る。

 

 荷車の男が布を落とし、荷車を押して動かそうとする。

 逃げる。荷ごと逃げる。

 

 俺は刃を戻しかけて、やめた。

 戻す時間が惜しい。

 

 抜いたまま、荷車の前へ一歩。

 刃は見せる。

 だが、斬らない。

 

「止まれ」

 

 荷車の男の足が止まる。

 止まって、目だけが動く。

 路地の逃げ道を探している目だ。

 

 護衛が低く言った。

 

「荷車を押さえろ。……“荷”が本命だ」

 

 俺は頷き、刃を下げたまま荷車へ近づく。

 

 布の下。

 箱。

 

 小さくない。重い。

 そして、封蝋の跡。

 

 ――これが、次の材料だ。

 

 衛兵が言った。

 

「……これを押収する。お前たちも、事情を聞かせてもらう」

 

 護衛が短く答える。

 

「構わない。……ここで終わらせるために呼んだ」

 

 影は押さえられたまま、息を荒くしている。

 口を塞がれているのに、目だけが怒っている。

 

 鈴の男が、最後に小さく吐き捨てた。

 

「……遅かったな。もう、動いてる」

 

 俺は、その言葉を聞き逃さなかった。

 夕方の鈴は、ただの受け渡しじゃない。

 

 合図は、別の場所にも飛んでいる。

 

 俺は刃を鞘へ戻した。

 音を殺して。

 そして、柄頭に軽く触れる。

 

 終わってない。

 始まっただけだ。

 

 灰の壁の空気が、急に冷たく感じた。

 風じゃない。視線だ。

 押さえられた影の目が、こちらを刺している。

 

 衛兵が荷車の布を乱暴に持ち上げ、箱を確認した。

 封蝋の跡を指でなぞり、眉を寄せる。

 

「……これ、ただの荷じゃないな」

 

 護衛が短く言う。

 

「だから呼んだ」

 

 鈴の男はもう逃げる気配がない。

 逃げても無駄だと分かった顔だ。

 代わりに、口だけが動く。

 

「……遅かったな。もう、動いてる」

 

 その言葉が、嫌に軽い。

 軽い言葉ほど、刺さる。

 

 ヘルミーナ様は姿を見せないまま、影の側に寄っていた。

 護衛の死角から、ちょうど相手の顔が見える位置。

 出るべき時にだけ出る。言った通りだ。

 

 ヘルミーナ様が丁寧に言った。

 

「“もう動いている”とは、どういう意味ですか」

 

 鈴の男は笑った。

 口角だけが上がる。目は笑っていない。

 

「……教会に行っただろ。衛兵を呼んだだろ。そんで、ここに来た」

 

 ヘルミーナ様は頷いた。

 

「はい」

「なら、その間に動くに決まってる」

 

 護衛が一歩詰める。

 

「誰がだ」

 

 鈴の男は肩をすくめた。

 

「知らねえよ。俺は鈴鳴らすだけだ。……運ぶだけだ」

 

 “運ぶだけ”。

 それが嘘でも本当でも、同じだ。

 ここにいる連中は末端だ。

 

 衛兵が言った。

 

「全員、詰所へ連行する。箱も押収する。……お前たちも、同行だ」

 

 護衛が頷く。

 

「構わない」

 

 衛兵の目が俺に向いた。

 

「お前もだ。刃を抜いたな」

「そうだな」

 

 俺は短く答えた。

 言い訳はしない。

 ただ、守るために抜いた。

 

 衛兵が鼻を鳴らす。

 

「……事情は詰所で聞く」

 

 護衛が言う。

 

「その前に、ひとつだけ。箱をここで開けるな。開けるなら、封印してからだ」

 

 衛兵が眉を上げる。

 

「何を知ってる」

「知らない。……だからこそ、手順だ」

 

 衛兵は一拍置いて、頷いた。

 

「分かった。封印して運ぶ」

 

 箱は布で包まれ、縄で縛られた。

 封の上から、衛兵の印が押される。

 これで、途中で中身が入れ替わったと言い逃れできない。

 

 俺はその一連の動きを見て、胸の奥が少しだけ落ち着いた。

 刃より、こういう“手順”の方が効く。

 

 だが――落ち着ききれない。

 

 鈴の男の「もう動いてる」が、まだ残っている。

 

 詰所へ向かう途中、護衛が小さく言った。

 

「……宿は大丈夫か」

 

 ヘルミーナ様が丁寧に言った。

 

「侍女がいます。鍵を掛けています。護衛も1人、外に残しました」

 

 護衛が頷く。

 

「ならいい。……だが、動くなら次は“宿”じゃない。もっと分かりやすいところだ」

「分かりやすいところ?」

 

 ヘルミーナ様が聞く。

 セキサメじゃない。護衛へ聞く。筋が通っている。

 

 護衛が答えた。

 

「門。詰所。教会。……公の顔が出る場所」

 

 俺は歩きながら、通りの向こうを見た。

 人は普通に動いている。

 普通に見える。だからこそ怖い。

 

 詰所の前に着く。

 石造りの建物。入口に立つ衛兵。

 中から鉄の匂いがする。汗と油と、紙。

 

 箱が運び込まれる。

 捕らえた影も、鈴の男も、荷車の男も連れていかれる。

 

 そして――ここからが、本当の戦いだ。

 

 刃の戦いじゃない。

 言葉と証拠の戦いだ。

 

 俺は柄頭に軽く触れたまま、息を整えた。

 

 ここからが本番だ。

 

 詰所の中は、外より少し暗い。

 窓が小さく、光が細い。

 だから声がよく通る。足音もよく響く。

 

 衛兵が先導し、俺たちは奥へ通された。

 机が並ぶ部屋。壁に札。武具の匂い。

 紙とインクの匂いも強い。

 

 箱は机の上に置かれた。

 縄と封印が残っている。衛兵の印も、潰れていない。

 

 衛兵が護衛を見る。

 

「……誰が、どこで、何を見た。順に話せ」

 

 護衛が淡々と答える。

 

「金鈴亭の裏で帳面と札を押さえた。紙片に“灰の壁”の合図があった。教会を通してお前らを呼んだ。夕方、現場で受け渡しを確認し、確保した」

 

 衛兵が頷き、書記が紙に走らせる。

 

「確保した相手は?」

 

「3人。受け取り役。鈴役。運び役」

 

 衛兵が視線を俺へ向けた。

 

「お前は?」

 

 俺は短く言った。

 

「逃げる影が刃を出した。護衛が切られそうだった。だから止めた」

 

 言い訳はしない。

 状況だけを置く。

 

 衛兵が鼻で息を吐く。

 

「刃の扱いは後で聞く。……まずは箱だ」

 

 衛兵が封印を確認し、書記に合図した。

 書記が記録を取る。

 手順が先にある。悪くない。

 

 衛兵が刃物で縄を切り、布をほどく。

 封蝋は割らず、封の位置を記録した後で、慎重に崩した。

 

 蓋が開く。

 

 中は、布で仕切られていた。

 小箱が2つ。

 紙束が1つ。

 そして、金属の匂い。

 

 衛兵が小箱を開け、眉を寄せた。

 

「……印だな。だが、これだけじゃない」

 

 護衛が低く言う。

 

「昨夜の印とは別だ。……これは“複製”か、“別系統”だ」

 

 ヘルミーナ様の呼吸が一瞬だけ浅くなった。

 すぐに整える。表には出さない。

 

 衛兵が紙束を開いた。

 数字。符号。短い文。

 宛名のない指示。

 そして、何度も押された封蝋の跡。

 

 書記の手が止まりかけて、また走る。

 

「……これは、ただの盗品じゃない。受け渡しの記録だ」

 

 衛兵が顔を上げ、護衛を見る。

 

「お前ら、どこまで踏んでる?」

 

 護衛が答える。

 

「踏んでるのは表面だけだ。……だが、表面で十分“公”が動ける」

 

 衛兵が頷いた。

 

「動く。だが――動くなら、こちらの都合でも動かせ」

 

 ヘルミーナ様が丁寧に言った。

 

「衛兵の方々の都合に合わせます。私たちが必要なのは、確保と裏付けです」

 

 衛兵が一拍置き、目を細めた。

 身分を測る目。

 だが、名を問うより先に、箱の中身が答えている。

 

「……よし。まず、こいつらを割る」

 

 衛兵は捕らえた3人を、別室へ回すよう指示した。

 叫び声は、まだ上がらない。

 ここは“公”の中だ。暴れ方が変わる。

 

 護衛がヘルミーナ様へ小さく言った。

 

「今夜、宿は変える。詰所を出たら、すぐ動く」

 

 ヘルミーナ様が丁寧に頷く。

 

「はい。侍女も連れて」

 

「連れていく。残すのは危ない」

 

 俺はそのやり取りを聞きながら、部屋の隅の影を見た。

 詰所の中でも、影はできる。

 影は、どこにでもある。

 

 衛兵が言う。

 

「お前たちは、ここで待て。勝手に動くな。……呼ぶ」

 

 護衛が頷いた。

 

「了解」

 

 俺も頷く。

 

「分かった」

 

 椅子に座る。

 背中を壁に預ける。

 外より安全。けど、完全じゃない。

 

 廊下の向こうで、扉が閉まる音。

 低い声。短い怒号。

 そして、黙る気配。

 

 ――割り始めた。

 

 俺は左手を柄頭に軽く置いて、呼吸を整えた。

 

 鈴の男の言葉が、まだ耳に残っている。

 

 “もう、動いてる”

 

 動いているなら、次はどこだ。

 門か。教会か。宿か。

 

 俺は答えを出せない。

 出せるのは、ひとつだけだ。

 

 ――来たら、止める。

 

 廊下の向こうで、また扉が開いた。

 

 




アマテラス「ふん……赤雨よ。今はこうじゃ。
現場は押さえた、箱も押さえた、あとは“公”が口を割らせる番。
……じゃが鈴の言う『もう動いてる』が厄介よ。
詰所が動く前に、向こうが街を動かしよる。気を抜くでないぞ」
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