魔法少女の恩師の死体を乗っ取ったクソ外道にTS転生しちゃった   作:エターナルフォースブリザード

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5話 陽日理奈

 住宅街で六人を喰った魔獣が学校に入ってきたとき。

 周りの人はみんな、私を置いて逃げ出した。

 クラスの人も、教師の人も、職員の人も。

 

 あとで知った。

 私は魔力があるから、魔獣に狙われやすい。

 それを知ってた大人たちが、みんなを逃がすため、私を囮にしたらしい。

 ……ひどい話だ。

 

 彼らが逃げている間、私は一人、かくれんぼをしていた。

 担任の先生に「理奈ちゃんも一緒にあそぼうか」って言われたからだ。

 

 今まで遊びになんか誘われたことなかったから、すごく嬉しかったのを覚えている。

  

 私はわくわくしながら校舎近くの木の裏に隠れていた。

 わざと、見つかりやすいとこに隠れた理由は、きっと寂しかったからなんだろう。

 

 その間は、ずっと下を向いていた。

 隠れたら、他のとこは見ちゃダメって言われたから。

 

 

 そんな哀れな私を見つけたのは、黒くて大きな身体をした血の匂いのする狼だった。

 

 

 

「……魔獣さん、私をころすの?」

 

 目の前の黒狼は何も言わなかった。

 そりゃそうだ。

 言語を操る魔獣なんて、聞いたことがない。

 

 でも、言葉にしなくても分かるものはある。

 幼い頃、私を政府に売り渡そうとした両親のもとから逃げ出す直前に見た、あの目。

 

 ――人を憐れむ目。

 

「……もう、いいよ。ころして」

 

 何人も殺してきた化け物にすら、そんな目で見られるってことは。

 そのときの私は、よっぽど酷い顔をしてたんだろう。

 

 

 でも、私が死ぬことはなかった。

 

「――そこまで、これ以上の蛮行は見過ごせないよ」

 

 空から降ってきた、一人の小さな女の子のおかげで。

 

「魔法少女メルティ・ルナ。

 キミを断罪する者の名前だよ。魔獣」

 

 魔獣はその瞬間から動かなくなった。

 きっと、分かったんだと思う。

 

「おっきなワンちゃんだね。

 その体、一体今まで何人の人間を食ったんだい?」

 

 人をいっぱい喰った魔獣ほど、思考は進化して、賢くなるから。

 

「……まったく、たまには答えてくれる魔獣がいてもいいのに」

 

 逃亡すら叶わない力量差が、分かったんだろう。

 

「――ルナティック・レイ」

 

 眩い光が辺りを包み込んだ後。

 魔獣はもういなかった。

 

 

「大丈夫? あのワンちゃんならもうやっつけたから安心してね。

 

 ……な、泣かないでよぉ。そ、そんなにワンちゃんが怖かったの?」

 

 魔獣に殺されそうになっても出なかった涙が、そのとき、溢れて止まらなかった。

 

 生き残ったのが、嬉しいんじゃなかった。

 助けてくれたのが、嬉しかった。

 

「もう、大丈夫だよ。

 魔獣もいないし、ここにいるのは最高にプリティーな魔法少女メルティ・ルナだけ!

 ほら、先生のちっちゃな身体で温めてあげましょう!」

 

「……冷たい、です」

「あはは、そういう体質なもんで」

 

 そう言うと、先生は私の涙を手で拭ってくれた。

 ぎゅっとしてくれた先生の、ちっちゃな頬っぺたの感触は今でも覚えている。

 

「よしっ、今はいっぱい泣いちゃおう。

 それで、悲しいのも、辛いのも全部流しちゃうんだ。

 ――で、それが終わったら。

 ボクと一緒にいっぱい笑っちゃおう」

 

 

「キミはきっと、笑顔が似合う子だから」

 

 それが、私と先生の出会いだった。

 

 

 

 その日から、私は魔法少女を目指しだした。

 お金を稼ぐためっていうのもあるけど、でも一番は、あの人にまた会うためだ。

 

 すると、数年もしないで、魔法少女として活動できるようになった。

 学校の教師とか、両親に言われてたように、元々適性があったようだ。

 

 先生と再会するのは、早かった。

 ダメもとで政府の人に聞いてみたら、驚くほど簡単に家の場所を教えてくれたのだ。

 

 そして、訪れたのは小さなアパート。

 

「あのっ、ルナさん!

 お話しても、いいですか?」

 

 ドアが開く。

 それと同時、視線を少し下に落とすことになった。

 

 そこには、あのときと全く変わらない姿の少女がいた。

 

 小さい身体も、髪の長さも、手の大きさも。

 まるで時が止まっているかのように、変化がない。

 

「うへ? もしかしてボクのファン? あはは物好きな子もいたもんだねぇ」

 

 でも、その声は私を助けてくれたときとは、まるで違っていた。

 のどかで、気の抜けた声だった。

 

 魔法少女メルティ・ルナ。

 政府の人は言っていた。

 ――不死身の魔法少女って。

 

「あの、昔、小学校で助けてもらったんです。

 ルナさんに。覚えてますか?」

 

 でも、今はそんなことどうでも良かった。

 ただ、伝えたかった。

 あのときの感謝を。

 

 最近は、ちょっと。

 笑えるようになったことを。

 

「……うんうん、あー、あの子か。もちろんもちろん、

 えっと、そう、キミだね」

「……覚えてないんですか」

 

「あ、その、最近物忘れが激しくてね?」

 

 だけど先生は、あのときのことを忘れていた。

 忘れっぽい人なんだと言う。

 

「……べつにいいです。昔のことなので。

 今はリリカ・リナとして魔法少女やってます」

 

 ちょっと、ショックだったけど。

 でも、何年も前のことだし、割り切ることはできた。

 

「あ、もしかして私のせいで?」

「……お金が欲しかったのもありますが、まぁ、はい」

「そっか」

 

 そのとき先生は、少し複雑そうな顔をしながら、

 何かを考えるように、小さな身体をゆらゆらと揺らしていた。

 

「キミ、名前は?」

「ですから、リリカ・リナです。

 どんだけ忘れっぽいんですか、まだ一分立ってませんよ」

「いや、そっちじゃなくて、本名」

 

 思わず固まってしまう。魔法少女として活動する上で、身元を誰かに明かすのは良くない。政府の人にもキツく言われている。

 

 ……一応同業者だし、それに、隠し事をする気にもなれない。

 

「……陽日理奈、ですけど」

 

「ふむ、それでは理奈ちゃんに一つ。

 私のことは先生と呼びなさい」

 

「はい、先生」

「……お、素直な子だね。先生ポイント贈呈しちゃうぞ。まったく、生意気な教え子たちにも見習ってほしいな」

 

 そう言うと、先生は私の頭に手を伸ばした。

 でも、高校生になった私とは随分な体格差がある。

 

 何回かジャンプした後、届かないことを悟ったのか、私の腰を下ろさせてから。

 

 頭に、小さな手をポンと乗せた。

 

「今度修行つけてあげる。

 へっへっへ、先生は厳しいぞぉ」

 

 その手はあのときと同じ、冷たい手だった。

 でも、触れていると、先生が感じられる、温かい手だった。

 

「ん、どうかした? 理奈ちゃん」

 

 そんなふうに先生の手をにぎにぎと触っていると。

 ふと、気になるものが見えた。

 

「あの、家の中見てもいいですか?」

「へ?」

 

 ドアの先、先生の後ろ。

 そこが、やけにごちゃごちゃとしている。

 

「……こらこら、レディーの私生活を覗くんじゃな――あ、ちょっ! 入っちゃだめぇ!」

 

 先生の言葉は無視して、部屋に入る。

 同時、大量に積まれていた段ボールがどんがらがっしゃんと音を立てて落ちた。

 

「ゴミ屋敷じゃないですか」

 

 床には大量のカップ麺の容器やら、ジュースのボトルが散乱している。

 ゴミ箱代わりであろうポリ袋は中身をぶちまけながら壁にもたれていた。

 

「……あえてだよ、あえて。

 こうすることで部屋に愛着が湧かなくなるの。そうすれば引っ越しの時便利でしょ」

 

「なんで引っ越す前提なんですか。馬鹿なんですか?」

「あ、馬鹿って言ったな、もう、先生ポイント-100億万点ね」

「なんなんですか、そのポイント」

 

 ……憧れの人がこんなポロアパートでゴミ山に埋もれているとは思わなかった。

 

 だけど、少し、安心した自分もいた。

 

 この人も私と同じ、一人の人間なんだって分かったから。

 

「……さ、一緒に片付けますよ」

「えー、やだぁ」

「やだじゃありません」

 

 私は、近くにあったポリ袋を持って、部屋のゴミを拾っていく。

 ……身体に悪そうなものしか食べてないな。

 

 散乱するカップ麺は全部同じ色だ。相当偏食なんだろう。

 私は呆れるようにため息を吐いてから、言う。

 

「……はぁ、今日はうち来て下さい。

 ご飯くらいは作れるんで」

「……いやいや、悪いよ、それは。

 大丈夫、ここも意外と慣れたら快適で」

「じゃあ今すぐこれ全部片づけてください」

 

「――わ、わかったよぉ」

 

 その日から私の日常には先生が加わった。

 

 

「理奈ちゃん、お風呂入るの手伝ってぇ。

 先生もうクタクタだよぉ」

「……仕方ないですね」

 

 先生と一緒にお風呂に入った。

 長い髪を洗おうとすると、面倒くさがって、逃げ出すから。捕まえる頃には、お互い汗だくになって、また湯船に浸かることになった。

 

「り、りなちゃん! 先生こんなに美味しいもの初めて食べたよっ!

 うぅ、カップ麺以外を食べるのは何年ぶりなんだろぉ」

「もう、喉詰めちゃいますよ。そんな勢いで食べたら」

 

 先生と一緒にご飯を食べた。

 好き嫌いが多くて、目を離すと野菜を私のお皿に渡してきた。

 それでも駄目なときは、お皿ごと魔法で異空間に飛ばした。……とても怒った、そのときは。

 今でもちょっと怒っている。

 

「これがスマホかぁ。先生が若いときはこんなのなかったよぉ。

 ――はい、理奈ちゃんこっち向いて。ピース!」

「わ、なんです。急に。

 ……ちょっと、なにニヤニヤしてるんですか。撮ったの見せてください」

「えへへ、秘密だもん」

 

 先生と一緒に遊んだ。

 私よりずっと長く生きてるはずなのに、子供っぽくて、だらしなくて、妹みたいに思うことすらあった。

 

「どうしたの、理奈ちゃん?

 ……そっか、わかった。えへへ。

 今日は先生と一緒に寝よっか」

 

 先生と一緒に眠った。

 

 ほんとはもう、怖い夢を見ることはなくなったけど。

 でも、先生と一緒に居たかったから、嘘をついた。

 先生の身体は冷たい。理由はわからない。聞いてみてもはぐらかせて教えてくれなかった。

 

 でも、ちっちゃな身体はくっついていると何より安心できて、やっぱり、大人の人なんだなって実感できた。

 

「先生、この帽子なんですか?

 随分と古そうなやつですけど」

「ん、あぁ、それはね。先生の勝負帽子だよ。

 ――あはは、懐かしいなぁ。

 昔はね、それつけてるだけで大魔女さまのお通りだって、行列ができてたんだよ」

「何の話ですか」

 

 先生は時々分からないことを言う。

 そのことを喋っている時間は、私じゃない誰かを見ているような気がして、あんまり好きじゃない。

 

「そうだ。無くしちゃったときのために名前書いとこう」

「それは後にしてください。

 今日こそちゃんと片付けますよ」

 

 先生の家の掃除もちょっとずつ進めた。

 でも、終わったら、離れ離れになるのが嫌で、あんまり手は動かなかった。

 

 だけど、何ヶ月かしたら、掃除は終わってしまった。

 

 先生は家に帰ってしまうことになった。

 

 その日は泣いてるのがバレないように、一人で布団に入った。先生に心配をかけたらいけないからだ。

 

 でも、先生は気づいてたんだろう。

 

 

 あっちに帰って数日すると。

 また私に会いに来て、言ってくれた。

 

「……先生アパート追い出されちゃった。

 私がいると魔獣がビーム撃ってきて怖いんだって。

 うぅ、この年でホームレスはきついよぉ」

 

 先生は嘘が下手だから、すぐに分かった。

 ……そんな恐れ知らずのことをする魔獣なんて、いるわけないのに。

 

 でも、指摘はしなかった。

 

「――もう、仕方ないですね」

 

 先生と一緒にいられるだけで、私は幸せだったから。

 

 

 そんな、ある日。

 おんぶを要求した先生を肩に乗せながら、家に帰っていると。

 ふと、耳もとで囁かれた。

 

「次の任務が終わったらね。先生、この街から出て行こうと思うんだ」

「え?」

 

 誰にも聞こえないように、小さな声で。

 

「……それでね、理奈ちゃん。もしよかったらでいいんだけどさ、先生と一緒に来ない?」

 

「日本よりももっと平和な、魔獣があんまり出ない小さな国に行ってさ、先生と一緒に暮らそうよ」

 

「先生英語は喋れるんだよ? 一時期、学校の先生目指してたからね。……あ、知ってた? そっか、前にお風呂で話したっけ」

 

「そうだねぇ、南の方のあったかい島国とかがいいかなぁ。あ、でも先生、海は苦手なんだよね。んー、理奈ちゃんはどう思う?」

 

「あはは。先生、理奈ちゃんと一緒じゃないと、ゴミ屋敷に身体埋めて死んじゃうかも。

 ……あ、いや、分かってるよ。最近は、ちゃんと掃除もしてるんだ。もう、だから怒んないでよぉ」

 

 

「……それで、さ。どうかな?」

 

 私は少しも迷いもなく、首を縦に振った。

 

 私の答えを聞くと、先生はいつもの無邪気な顔をしながら「内緒にしてね」って、小さく呟いた。

 

「あの、次の任務って。どんなのですか?」

 

 先生の最後の任務。

 それがいつ頃に終わるのか、聞いておきたかった。

 引っ越すってなったら、準備が必要だ。

 知り合いはほとんどいないけど、お世話になった人には、先に挨拶しておきたかった。

 

「いやー、理奈ちゃんみたいなちっちゃい子には、とても言えないかな」

「……む、自分の方がちっちゃいじゃないですか」

 

 だけど、先生ははぐらかすようにそう言うだけだった。

 今なら、その理由は分かる。

 

 だって、あの任務は、魔獣討伐とはわけが違うから。

 

「大丈夫だよ、何人か若い子たちも一緒だし。

 ……ま、ちょっとヤンチャな子が多いけどね」

 

 ……自分も連れて行って欲しいって、言おうか迷った。

 

 だけど、何回か一緒に魔獣退治に行ったから、分かっている。

 私じゃ、先生の負担になるだけだってことは。

 

「終わったら、会いに行くから待っててね。

 理奈ちゃん」

 

 だから、何も言わなかった。

 

「……せんせい」

「ん、まだ何かあった?」

 

 でも、その代わり、一つだけお願いをした。

 

「いつもみたいにぎゅっとしてもらって、良いですか?」

 

「……もう、甘えんぼさんだね」

 

 それで、先生を背中から降ろしたとき。

 

 ――そのポケットから、音がした。

 

 魔獣発生アラート。

 民間からの通報で、魔獣が発見されたことを知らせるもの。ピカピカと赤い光をばら撒きながら音を鳴らすそれを見て、先生の顔色が変わる。

 

「……ごめん、理奈ちゃん」

 

「行ってあげてください。

 早く行かないと、手遅れになっちゃいますから」

 

 タイミングが悪い。なんで、こんなときに魔獣なんて出るんだ。

 

 胸に手を当てる。

 ……大丈夫。

 任務が終わったら、また、二人で一緒に居られるんだ。

 

 

「――待っててねっ! 理奈ちゃん!

 約束、忘れないでよ!」

 

 先生に手を振る。

 できるだけ、きれいな笑顔を、浮かべようと頑張る。

 

「……はい」

 

 それが、私が先生と会った最後の日だった。

 

 

 

 待っても、待っても、待っても、待っても。

 先生は、私に会いにこなかった。

 

 先生のアパートにも行った。

 だけど、何故だか取り壊されてて中に入れなかった。

 

 でも、ときどき噂を聞くことがあった。

 それは、おかしな噂。

 そんなわけがない、へんな、噂。

 

 ×××の殺害ミッションにて、メルティ・ルナは同行していた魔法少女を逃すため、その身を捧げ、死亡した。

 

 

「嘘ですよね、そんなの。

 だって、会いに、きてくれるんですよね。

 せんせい」

 

 

 先生がいなくなってから、魔獣の量は減った。

 その代わり、一匹一匹が強くなった。

 野生種、というらしい。

 そこら辺のことは詳しくないから、よく分からない。

 

 だけど、何日も、何日も魔獣を殺し続けて、汚い青い血を浴び続けたある日。

 

 私は唐突に、分かってしまった。

 

「先生、死んじゃったんですか?」

 

 もう会えない、大好きな人のことを。

 

 

 ――そのとき。

 魔獣退治をする度に胸の奥に、溜まっていった疑念が、芽を出した。

 

 先生は、人間からの命令で、

 人間を殺しに行って、

 人間を逃して、

 人間のせいで死んだ。

 

 

 ――なのに何で、私は魔獣を殺しているんだろう。

 

 先生は、こいつらに殺されたんじゃないのに。

 

 

 その答えは出せないまま。

 私はただ、魔獣を殺し続けた。

 

 そんな、ある日。

 ゴミだらけになった家で、見つけたものがあった。

 

「……これ、先生のスマホ」

 

 それは家に置いてあった。

 忘れもしない、私と一緒に買いに行った、スマホ。

 

 ……あぁ、そうだ。忘れていったんだ。

 あの人は、忘れっぽい人だから。

 

 電源を入れると、すぐに開いた。ロックも何もない。不用心だなんて、呟く意味も、もうない。

 

 メッセージアプリには、何百個も通知が溜まっていた。

 ……その、ほとんどは私からのものだった。

 

 私は、プルプルと震える手で、アプリを開く。

 

 ――そこには、一つのメッセージと写真が残されていた。

 

 きっと、送ろうとして、忘れてたんだ。

 

 写真に写っていたのは、私だった。

 

『わ、なんです。急に。

 ……ちょっと、なにニヤニヤしてるんですか。撮ったの見せてください』

『えへへ、秘密だもん』

 

 

 ……そうだ、先生が初めてスマホを触ったとき、写真を、撮られたんだ。

 

 その写真には、一つ、メッセージが添えられている。

 

 

『ほら、先生の見立て通り!

 笑顔が似合う子でしょ、キミは』

 

 

「――覚えてん、じゃん。馬鹿」

 

 あんなに、忘れっぽい人だったのに。

 

 涙が止まらなかった。いっぱい泣いて、泣いて、泣いて。

 

 その後、ぐしゃぐしゃな笑顔を作って、また、魔獣を殺しに、街へ出た。

 

「……せんせい」

 

 会いたい、会いたいよ。

 せんせい。

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