幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ウズクチョに戻る中でUと対面するヒナノ。彼女が抱いたハル達の印象が好印象の結果で終わる中、Uは転移者がこれから台頭してくる事をヒナノへ語るのだった………


第104話 三度の登場

ヒナノの来訪からしばらく経ち、ハル達は瑠美の訓練を見ていた。瑠美は少しずつ自分の魔力を引き出せるようになり、使える魔法も日を跨ぐ事に増えていた。そして………

 

「はああああっ!!」

 

ヒナノは自分の魔力を完全とは行かずともコントロール可能となり、魔法の構築にも慣れてきた。

 

「ルミ、魔法が上手くなってきたよな」

 

瑠美が魔法を上手く扱えるようになった事により、フェイは嬉しそうな様子を見せた。

 

「そうだね………俺も驚いてるよ、ルミちゃんがここまで魔法を扱えるなんて………才能があるだけじゃない何かを感じさせられるよ」

 

ハルも瑠美の成長速度についてそう呟いた。ハル達が微笑ましそうにその光景を見る中、2人は突如として自分達の方へ近付いて来る気配を察知する。

 

「この気配は………!!」

 

ハルは咄嗟に腰へ携えた魔剣を抜刀し構える。そしてその直後、何かが素早い動きで近づいてきたが、ハルは近付いてきた存在に対して剣を振るう。するとその剣は近付いてきた存在の持っていた剣に激突する。つまり………

 

「………反応速度が上がってるかな、流石ハルくん」

 

その剣の持ち主であった人物の足が止まった事になり、その人物はようやく姿を見せた。

 

「セリィちゃん………!!」

 

ハルは接近してきたのがセリィである事から、驚きつつもどこか納得した様子を見せた。

 

「な、何………!?」

 

この光景を近くで見た瑠美は驚く様子を見せた。そしてフェイもセリィを見るのは初めてであり………

 

「(この子がハルとメイルの2人が言ってたセリィって子か………! 確か魔剣使いの………!!)」

 

彼女が魔剣持ちの例の少女である事から、フェイの中で緊張感が走った。そしてセリィが高速移動でハルから距離を取り身構える中、ハルも魔剣を構えると、そのまま刀身に炎の魔力を纏わせる。

 

「………行くよ」

 

セリィは高速移動で再びハルへ接近する。ハルはその場を起点に構えると、セリィが接近してきたタイミングで剣を振るう。それを見たセリィはそのまま進むと危険と判断したのか、一旦下がった………が、彼女の左頬にハルの斬撃が掠っていたのか、小さく傷が開いた。

 

「っ………!」

 

セリィは自身の左頬を擦り、自らの血を目にする。

 

「(………流石に3回もこんな真似は通用しないよね)」

 

それと同時にハルには三度高速戦闘を用いた戦術は通用しない事を察知するのだった………

 

 

 

瑠美が魔法に慣れ始める中、セリィが三度ハルの前へと現れた。だがハルも以前から大きくパワーアップした事から雷の力を使わずにセリィへダメージを与える事に成功するのだった………

To Be Continued………




次回予告
雷の力を使わずともセリィの高速移動に慣れ始めるハル。セリィは能力を切り替えながら応戦するも、ハルもそれに合わせた戦い方で、雷の力を封印したままセリィと互角に渡りあうのだった………
次回「戦術面の成長」
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