幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハルvsフェイの模擬戦闘が注目を集めながらも始まった。ハルはフェイを圧倒する強さを見せ、フェイもそれに関心するものの、フェイもまたハルの動きを模倣する動きを見せたのだった………


第11話 模倣の引き出し

ハルがフェイの能力を分析する中、フェイはハルが自身の能力に気付いたと直感したのか………

 

「ハル、今の君を見て悟ったよ。多分俺の能力が分かっただろう?」

 

ハルに対して自身の能力を見抜いたかを問いかける様子を見せた。

 

「………まあ多少なりは」

 

ハルは完全には掴めていないため、多少濁す様子を見せた。

 

「………俺の能力を開示しよう。俺の能力は動きの模倣。俺が視覚で捉えた動きは全てコピーできる。つまり君の先程の動きも捌いている際に見たから出来たわけだよ」

 

するとフェイは自身の能力を開示する。それを聞いたハルは………

 

「随分と面白い能力ですね」

 

そう言ってフェイの能力をお世辞かそれとも本気か、そのように評した。

 

「そうだろう? でもただ模倣するだけなら1級になんてなれない。俺が模倣した動きは俺の剣技や動きとしてストックする事が可能だ。つまり………これらを組み合わせて使う事も出来る」

 

フェイはそう言うと、横宙返りをしながら鋭い攻撃を放つ。

 

「ぐっ!? (器用な真似を………!!)」

 

ハルはフェイの器用さに驚きつつもギリギリで剣技を捌いていた。そして、ハルはフェイが1級魔法使いたる所以を肌で感じていた。

 

「………これは参りましたね………こうなったらこっちも能力を解禁せざるを得ませんね」

 

ハルはそう言うと共に、自身の持つ木刀に炎の魔力を纏わせる。

 

「(剣に炎の魔力を付与した………!?)」

 

フェイはハルの能力を前に驚く様子を見せた。

 

「これが俺の能力ですよ。剣に炎を纏わせる能力、俺にとってはシンプルなものですが………これでも長く磨き上げてきた能力です」

 

ハルは自身の能力に着いてそのように評しながらも冷静に剣を振るう。フェイは木刀でこれを受け止めるが、ハルの剣が更に重くなっている事を感じていた。

 

「ぐうっ!? (更に剣が重くなってきてる………どうなってるんだ………!?)」

 

フェイは驚きながらも剣を押し返そうとする。だがハルは冷静にパワーでフェイを押し切り、そのまま大きく吹き飛ばした。

 

「うああっ!!」

 

フェイは何とか近くの木を足場代わりに蹴り、地面へ着地すると………

 

「(………こうなったらアレを使うしかないかな。あまり模擬戦闘で使う技術じゃ無いんだけどさ………)」

 

何処か後ろめたい様子でとある手段の解禁を考えるのだった………

 

 

 

ハルvsフェイの対決でフェイの能力が明らかとなる中、ハルも能力を解禁してフェイにダメージを与える。だがフェイはハルに対して反撃の一手を狙おうとしていたのだった………

To Be Continued………




次回予告
追撃を狙うハルに対し、フェイは奥の手を解禁する。その能力はかつてUが編み出した1級能力者となる為の条件とも言える必殺技であった………
次回「逆襲の能力解放」
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