幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
極大魔法の構築に苦戦するハル達の前へ、偶然通りがかったヒナノが現れる。彼女は事情を聞くと、ハルの極大魔法構築に協力する事を申し出るのだった………


第120話 空間構築の感覚

そうして、ハルの極大魔法完成の為にヒナノが協力してくれるとなった事で、ハルはヒナノへこれまで試した方法や、実際の練習風景などを見てもらい、ウズクチョ最強クラスの1級能力者から見た意見を仰ごうとしていた。

 

「うーん、センスが無い訳じゃなさそうなんだけどなぁ………実際ハルくんの中に宿っている雷の力から派生した雷の魔法はかなり上澄みの域まで来ているし………」

 

ヒナノはハル本人にセンスはあると読んでおり、雷の力に比例した雷の魔法もかなり大きなものとなっていると感じていたが………

 

「………もしかしなくてもハルくん、空間魔法の感覚が掴めてなかったりするかな?」

 

ヒナノはハルに対して空間魔法の感覚が掴めていないのではないかと、原因の可能性を問いかける。

 

「………!」

 

それを聞いたハルは、自分でも気付いていなかった現状をヒナノの口から知る事となり、驚く様子を見せた。

 

「………多分それだね。とは言えどうしようかな………極大魔法にしろ能力解放にしろだと思うけど………空間の構築による答えは人それぞれだから、もうその人がどこかで感覚を掴むしかないし………」

 

ヒナノはハルが極大魔法完成へ到達出来ない理由を理解するも、そう簡単に事は解決出来ない事へ頭を悩ませていた………

 

「………そうだ! 1つ提案があるのだけど………」

 

ヒナノが頭を悩ませる中、少しして彼女は1つの可能性を思い付いた。

 

「模擬戦闘で感覚を掴んでみない? こっちなら実験形式で感覚を掴めるかもしれないし」

 

それは模擬戦闘による実戦形式で特訓する事だった。常に相手と自身の状況を考えて動かないといけない実戦形式ならハルが空間魔法構築の感覚を掴めるのでは無いかとヒナノは考えたようだ。

 

「分かりました、それでやってみましょう」

 

それを聞いたハルも、今のような練習に近い特訓よりも、実戦形式の方が何かを掴めるのでは無いかと考えたようだ。2人が模擬戦闘をする事となった為、メイル達は木刀を持ってくると………

 

「何かの役に立つと思って持ってきておいたわ………ヒナノ様もどうぞ」

 

そう言って、2人へ木刀を手渡した。

 

「ありがとう、メイルちゃん。それじゃあ………やろうか」

 

ヒナノは感謝の言葉を口にした後、ハルを連れて模擬戦闘の準備を始めるのだった………

 

 

 

ハルが空間魔法の構築を実現出来るよう模擬戦闘を提案するヒナノ。ハルがこれを了承した事で極大魔法完成の為、模擬戦闘は実現する事となった。果たして、ハルの極大魔法は完成するのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
模擬戦闘が開幕すると共に、自身の能力をフル活用した戦術を展開するヒナノ。それに対してハルも早々雷の力を解禁するのだった………
次回「全力の激突」
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