極大魔法を完成させたハルは、メイル達と共にレボナガシへと向かう事となった。その中でハルは1級魔法使いとなる事を指摘され、ハルは1級魔法使いとなる決意を固めるのだった………
その後、レボナガシへ戻ったハルは極大魔法が完成した事をスプリングへ報告。彼女の前での実演を行う事となり、ハルは自身の極大魔法を彼女の前で披露する。それを目の当たりにしたスプリングは………
「………凄いわね、レボナガシに来てから数ヶ月………ハルくんはもう極大魔法会得の域まで来ちゃったのね………」
そう言って、ハルの大きな成長を感じ取り、嬉しそうな様子でそう呟いた。
「………分かったわ。しっかり1級の要件を満たしてるわ、私は手続きしてくるから」
そしてスプリングはそう言って、ハルの為の手続きをしに城の方へ向かうのだった………
そしてしばらく経ち、スプリングは部屋へ戻っていたハル達の元を訪れると………
「お待たせ」
スプリングはそう言うと共に、ハルへ名刺形状の身分証を手渡し………
「これはこれからのハルくんの身分証よ。これがある限りハルくんは1級魔法使いとしての身分を保証してくれるの」
ハルは自分の身分証へ手を伸ばした。そしてそれを机の上へ置くと………
「………あの、俺はここのレボナガシの1級魔法使いという扱いになるのでしょうか?」
そう言って、自分はレボナガシの人間として所属したのかを問いかける。基本的に1級魔法使いはどこかの国へ属している上、ハル自身はレボナガシに所属した人間という認識ではなかった。
「………そう言うと思って、現在のハルくんの所属についてはフリー………って事にしているわ。だからまだレボナガシには属していない………どうするかは貴方に委ねる事にするわ………でもレボナガシに属すって決めた時には手伝うから」
スプリングはハルの所属についてフリーという形にしており、今後どうするかはあくまで彼に委ねる様子だった。それを聞いたハルはスプリングの気遣いに驚きつつも嬉しそうな様子を見せ………
「お気遣いありがとうございます、スプリングさん」
改めて1級魔法使いとなる事を受け入れ、身分証を自身の手に持った。
「とはいえ、レボナガシにはいつまでもいいからね。ハルくん達が何か困った時には………私が助けるから」
だがスプリングはハル達の味方である事を公言する様子も見せた。それを聞いたハルは改めてスプリングへ頭を下げ………
「………ありがとうございます」
感謝の言葉を口にするのだった………
一方その頃、どこかも分からぬ場所において以前空中から闇の魔物ドゥンケルハイトの改造型が倒される光景を目の当たりにした謎の存在は考え込む様子を見せていた。
「例の異世界からの人間による成長速度は凄まじい………流石神の種の力………しかし、その力による落とし穴にはいつか気付かされる時がくる………彼等が気付くのはいつ頃でしょうね………?」
その人物は瑠美達の中に埋め込まれた神の種の力について言及。その中で神の種による落とし穴がある事を呟き、この先ハルへ不吉な予感を与えかねない事態が発生しようとしている事を示唆する様子を見せたのだった………
フリーの1級魔法使いとなったハルは、今後やりたい事を作る余裕を貰う形となりつつも、現状レボナガシから離れたりはしない様子を見せた。だが、そんなおめでたい出来事からそう遠くない未来、ハル達の絆を試される大きな事件が発生しようとしている事を、この時のハル達は知る由も無かったのだった………
To Be Continued………
次回予告
ハルが1級魔法使いとなって数週間、レボナガシへテルスス国の使者と3人目の異世界からの人間が来訪する。その人物もまた、能力を与えられた人物であった………
次回「3人目の異世界人」
予告
本日7:15頃から、オマケの短編を公開します。本編と直接繋がっている訳では無い為そちらの方は読み飛ばしても大丈夫です。