幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

127 / 140
※本話は125話と126話の間に起きた話です。たた本作は設定の裏話を公開するのが主なため、特に読まなくても大丈夫です。


第126.5話 ハルの記録

レボナガシから少し離れた森。そこに生い茂る木の上には月を見上げるフードの男が立っていた。

 

「………ハルくんが極大魔法を完成させたか………」

 

男はそう言うと共に、視線をレボナガシの城へと向ける。その直後、地面から長い白髪の少女が姿を見せた。

 

「………主様、どうなされたのですか………?」

 

その少女はセリィであり、フードの男に対して首を傾げる様子を見せた。

 

「いや、ハルくんのパワーアップが嬉しくてね………」

 

フードの男は嬉しそうにそう言うとヒナノへ視線を向ける。

 

「………いい機会だ、ハルくんの力について今日は振り返りでもしてみようかね」

 

フードの男はそう言うと共に、木の枝へと座り込む。そして………

 

 

 

「最初は彼自身の能力。確か名は{直接魔法付与(ダイレクトマジックエンチャント)}。自身やあらゆる物質へ直接魔法を付与する事が出来るってものだ。これにより常人では難しい武器にエネルギーを纏わせると言った事が可能になるって訳だ。ハルくん自身が既に大半の魔法を会得している事もあって応用性が高くなっている。これだけでも並の人間相手は軽く蹴散らせる事だろう」

 

 

 

〇ライジングパワーフォーム

身長 185cm

体重 88kg

パンチ力 70t

キック力 53t

ジャンプ力 16.6m

走力 9.6秒(100m)

必殺技:ライジングスマッシャー

 

 

 

「ハルくんの強化形態、まずは雷の力のパワー形態だ。ハルくんが最初に得た力だったな。本人曰く獲得したのは全くの偶然、だが結果として彼はその偶然手にした力を使いこなし、相手の防御を貫通する超常的なパワーを操るようになった。必殺技は全てを貫く程のパワーをぶつけるライジングスマッシャー。とは言え機動力が失われるのは少しネックだ。それだけではセリィ、君には勝てなかっただろう。けれど………」

 

 

 

〇ライジングスピードフォーム

身長 185cm

体重 63kg

パンチ力 24t

キック力 30t

ジャンプ力 36.1m

走力 3.1秒(100m)

必殺技:ライジングドロップ

 

 

 

「疾風迅雷のスピードで戦う第2の強化形態。パワーは低下したもののスピードは常人の域を逸脱し、圧倒的な速度で加速を可能とする。ハルくん自身もかなり使いこなしているのか性に合うのか基本の形態として使いこなしているようだ。無論強敵相手にはこれだけではパワー不足に陥るものの、常人や素人にとっては鬼神の如き強さに見える事だろう。必殺技は超高速のスピードによる連続攻撃、ライジングドロップだ」

 

 

 

〇ライジングウイングフォーム

身長 185cm

体重 69kg

パンチ力 16t

キック力 35t

ジャンプ力 測定不能(空中浮遊ができるため)

走力 5.8秒(100m)

必殺技:ライジングウインガー

 

 

 

「飛行の力を獲得した第3の形態。飛行の力は人の域を逸脱するが雷の力で飛行を再現出来るのは恐ろしいものだな。攻撃のパワーは落ちるものの三次元的な起動を可能としている。必殺技はライジングウインガー………らしいが、詳しくは知らん。はる………彼女から名前を聞いただけだからな」

 

 

 

〇ライジングフィニッシャーフォーム

身長 185cm

体重 72kg

パンチ力 32t

キック力 80t

ジャンプ力 31.7m

走力 6.8秒(100m)

必殺技:ライジングブースター

 

 

 

「ハルくんが偶発的に生み出した第4の形態。キックの力に長けており、貫通性にも優れた攻撃が可能だ。必殺技はライジングブースター。相手の弱点を貫く必殺のキックを叩き込む大技だな」

 

 

 

〇オールライジングフォーム

身長 185cm

体重 81kg

パンチ力 70t

キック力 80t

ジャンプ力 測定不能(空中浮遊ができるため)

走力 3.1秒(100m)

必殺技:ライジングオールエンド

 

 

 

「オールライジングフォーム。僕が勝手に名付けた形態名だが、ハルくんの4つの雷の力を全て行使出来る程のパワーと出力を誇る。変身自体は長くは持たないものの、相手の防御を貫通し粉砕する攻撃を高速かつ三次元的に実現する。必殺技はライジングオールエンド。全てを粉砕する程のパワーによるキックを放つ大技だ」

 

 

 

「そして雷の力を応用した事で完成したのが極大魔法{マスターライジングスピード}。空間内でハルくんへ超高速スピードのバフを与える。さっきチラッと見させてもらったが、あれはかなり異質だよ。本来極大魔法や能力解放は相手にも自身の能力が作用するようにするのが定石だ。けどあの空間は敢えてか偶然かは分からないが自分のみを対象とする効果だ。これによって極大魔法同士や能力解放の押し引きに強くなる結界を作る事が出来る………末恐ろしいよ、負ける気はしないけども」

 

 

 

「そう言った所だな。今のハルくんの力は」

 

そしてフードの男は話を終え、視線を再び上空の月へと向けた。

 

「ハルくんの恐ろしさは徐々に手を付けられない程になってきているって事ですか、主様?」

 

セリィはそう言って、ハルの強さに疑問を覚えていた。

 

「あー、うん。それで済めばいいけどな」

 

だがフードの男は含みのある言い方でそう呟いた。

 

「………どういう事ですか?」

 

セリィは困惑した様子を見せる。

 

「………僕は彼の中から………崩壊のイメージを見た。それもただのイメージではない。彼の中に宿るもう1つの魂と言うべきか………それもあってか今のハルくんは、恐ろしい爆弾そのものだ………」

 

フードの男は今のハルの中に宿るもう1つの魂に危機を感じており、そんな彼を爆弾と称する様子を見せながらフードの下に隠れた白髪を覗かせるのだった………

 

 

 

フードの男から見た視線では、ハルは強くなると共に恐ろしい何かを抱える様子を見せていた。果たして、彼が見たハルの破滅のイメージは現実となってしまうのだろうか………?

To Be Continued………

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。