幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
コラプスキングへと変身したハルは刃野の攻撃を弾き返す防御力と、容赦の無いバトルを展開し刃野を殺害。スプリングはハルの様子に疑問を覚え、問いかける様子を見せたのだった………


第134話 コラプスキングの真実

ハルの様子を察知したスプリングはゆっくりと前へ歩き出しながらも魔力を纏わせ手元に杖を生成させる。そのまま杖の先端をハルへ向けると………

 

「………貴方、ハルくんの中に住まう何か………なんでしょう?」

 

スプリングはハル………ではなく、ハルの中に住まう何かへ問いかけた。

 

「………何故分かった? お前のような女に悟らせたつもりは微塵も無いのだが………?」

 

スプリングの予感は正しかったのか、今のハルは普段のハルとは別人とも言える存在だった。だがその存在はスプリングが何故自分の事を見抜いたのか困惑する様子を見せる。それを聞いたスプリングは………

 

「半分は勘よ、長生きのね」

 

そう言って、半分は勘である事を言い放つ。

 

「長生き………? どういう事だ?」

 

それをベランダから聞いていたフェイは疑問を浮かべる様子を見せる。一方でハルの中に住まう何かはフッと笑いを漏らすと………

 

「ならもう誤魔化す意味も無いか。そうだよ、私はハルじゃない。ハルが子供の頃から潜んでいた魔物………コラプスだ」

 

そう言って、自身がハルの中に住まう存在ことコラプスは自身の正体を明かした。

 

「コラプス………成程、神の種の派生種とも言える存在ね」

 

スプリングはハルの中に宿っていたコラプスは、神の種を宿した人物の派生とも言うべき存在である事を語った。

 

「(さっきからスプリングさんは何を言っているんだ………? なんと言うか………詳しすぎないか?)」

 

だがスプリングがコラプス相手に平然と会話を続ける様子を見せる光景はフェイへ大きな疑問を与えた。そしてコラプスも物詳しいスプリングに首を傾げる様子を見せる。

 

「よくもまあ難しい言葉が出るものだな。本当にただの1級魔法使いか、アンタ?」

 

そんな彼女の様子を見たコラプスも思わず問いかけると、スプリングはフッと笑いを零し………

 

「さあ、どうかしらね?」

 

どこか強気にそう言い放つ。だがスプリング本人の内心は冷静であり………

 

「(取り敢えず今はこのハルくんを乗っ取ってる魔物をなんとかしないといけない………可能な限り被害を出さずに止めたいけれど………果たしてどうなるか………)」

 

コラプスに乗っ取られたハルの静止を最優先事項と考え、可能な限りの被害を抑える事を目的とするのだった………

 

 

 

スプリング達が対峙している今のハルは彼の中に宿っていたコラプスという魔物に乗っ取られた状況となっていた。そんな彼を止める事を最優先事項とするスプリング。果たして、コラプスに乗っ取られたハルを救う事は出来るのか………?

To Be Continued………




次回予告
コラプスキングの高い防御力にはスプリングの魔法すら通用しなかった。だがそんなスプリングを滅ぼそうとするコラプスに対し、スプリングはハル達へ隠していた奥の手を見せるのだった………
次回「解かれる魔法使い」
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