幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
刃野の件から数日。ハルは1人どこかも分からぬ場所でコラプスと対話をしていた。そしてもうメイル達の元へ戻れない事を感じながらも1人、ドゥンケルハイトの討伐へ赴くのであった………


第139話 崩壊の大砲

コラプスの攻撃に吹き飛ばされたドゥンケルハイトはすぐさま姿勢を立て直すと膨大な闇のエネルギーをコラプスに向けて飛ばす。しかしコラプスにはビクともせず、そこから再びドゥンケルハイトへ接近し、素早いパンチを叩き込んだ。

 

「グギャアアア!?」

 

ドゥンケルハイトの闇すら貫通する程の威力でダメージを与え再び吹き飛ばした後、コラプスはコラプスドライバーのベルト上部にあるスイッチを押し込んだ。これによりベルトからエネルギーが放出。直後、そのエネルギーはコラプスの手元に移り、巨大な大砲が生成させた。

 

『コラプスバズーカ!』

 

コラプスはそのまま大砲の持ち手に搭載されたトリガーを引く。これにより大砲の口から強烈な一撃が放出され、ドゥンケルハイトを吹き飛ばした。

 

「グギャア!?」

 

ドゥンケルハイトは大きなダメージにより身体を起こせない様子を見せた。コラプスは追撃をかけようとするが弾が詰まっているのか出て来なかった。だが少しして大砲左側に横向きで取り付けられていたコッキングレバーの存在に気付くと、左手でレバーを引く。これにより一瞬開いた大砲の排気口から膨張したと思わしき余剰エネルギーが放出された。

 

「………ああ、そういう」

 

コラプスはこの時にこの大砲の使い方を把握。そのままコラプスは再びトリガーを引き、強烈な一撃を放ち、魔物が姿勢を崩したタイミングで再びコッキングレバーを引き、余剰エネルギーを排気した直後再び攻撃を叩き込んだ。そのあまりの威力に近くの地面にも穴が開く程であったが、コラプスは意に介さず再びコッキングレバーを引く。そして余剰エネルギーを排気した後、コラプスはコッキングレバーごと先端のパーツを回し、そのまま下側に回ってきたコッキングレバーを引いた。

 

『フィニッシュブレイク!』

 

コラプスは照準を定めながら大砲をドゥンケルハイトに向ける。そしてそのままトリガーを引くと………

 

『コラプススティンガー!!』

 

これにより、先程以上のエネルギーを帯びた一撃が放出された。その威力はドゥンケルハイトを一瞬で消滅させたばかりか、近くにあった木々すら吹き飛ばす程の威力を引き起こしてしまった。少ししてコラプスはベルトを取り外し変身を解除。直後にハルの姿へ戻り、主人格もハルの方へ戻ってきたが、そんな彼の目はどこか哀しげなものであった………

 

 

 

コラプスの力は1級クラスの人間すら苦戦させるドゥンケルハイトを一方的に蹂躙してしまう程の実力と火力を持ち合わせていた。だが、ハルの哀しげな目はいったい何が影響しているのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ドゥンケルハイトの討伐からしばらく経ち、再び1人迷い続けるハル。だがそんな彼の前に、絶望している彼へ疑問を感じるように1人の男が現れるのだった………
次回「奈落の罪悪感」
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