ドゥンケルハイトを倒してからしばらく経ってもなお疲弊する様子を見せるハル。そんな彼の前に、スプリングの依頼で彼を捜索していたUが姿を見せるのだった………
Uがハルの事を気遣ってかけた言葉は、ハルの事を更に俯かせた。
「………だとしても、俺はもう皆の元へは帰れないです………この力そのもの………コラプスについて恨みはありませんが、だとしてもメイルさんやフェイを怖がらせかねない力を持つ俺なんかが一緒にいる資格は………」
ハルは仮に刃野の件が自分の非が無い事件だったとしても、コラプスキングの力がメイル達を恐怖に陥れかねないと感じていたのか、戻ろうなどとは考えられない様子を見せていた。それを聞いたUは溜息を漏らすと………
「僕がメイルかフェイだったらそうは思わないけどね。君の力は確かに危険も孕んでいる力だとは思う。けれど、君達の関係はそんなに上辺だけのものだったのかな」
そう言って、ハル達の関係は上辺だけのものか疑問に感じた様子を見せた。そんな彼の疑問にハルは無言を貫いていたが………
「………分かった。じゃあ賭けをしよう」
そんな彼に対し、観念するように提案を始めるU。それを聞いたハルは首を傾げる様子を見せた。
「君と僕で模擬戦闘をやろう。その中で一撃でも明確に僕へダメージを与えられた時には君に干渉するのは止める。けれど僕が勝ったら君を引き摺ってでもメイル達の元へ連れ帰る」
Uが提案したのは自身とハルの模擬戦闘だった。しかし、Uは一撃でも自分にダメージが入ればハルの事を諦めるという特大ハンデを提案してきた。
「………俺の事を舐めているんですか?」
それを聞いたハルも流石に舐められているのではと感じる様子を見せた。
「妥当だとは思うよ。あんまり自分の力に自信を持っているわけじゃない方だけど、君が僕をこの場で殺せるならそれでもいいんだけどね」
Uはそう言うと共に、自分を殺せるならそれでもいいと遠回しに挑発する。それを聞いたハルが小さく不満を見せていたが………
「いいと思うぞ、こんな奴に接触をされ続けるのも面倒だ、さっさと勝って終わらせるのがいい」
コラプス本人は手段を選んでいる場合ではないと言わんばかりの様子でUの提案を受け入れるべきと進言する。それを聞いたハルは………
「………分かりました、それでいいです」
そう言ってハルはUの提案を渋々受け入れる様子を見せる。だがUはフッと笑いを見せると………
「全力で来てくれよ………そうじゃないと君を殺しかねない………」
そう言って鼻から負ける気は無い様子を見せたのだった………
Uの言葉を聞いてもなお戻れない想いを零した彼に対して、模擬戦闘による賭けを提案するU。U側からの特大ハンデの提案を渋々受け入れたハルは、果たしてUに勝つ事が出来るのか………?
To Be Continued………
次回予告
ハルはすぐに終わらせるべく攻撃を仕掛けるが、セリィやヒナノすら上回るUのスピードを前にカウンターを受けてしまう。そして雷の力を解禁してもその優位はまるで崩せない程に、Uの実力はハルを超越していたのだった………
次回「超越の実力者」