幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
模擬戦闘において、ハルを圧倒する強さを見せるU。雷の力を駆使して戦うもののUはその状態の彼すら圧倒し、ハルの強さをまだ求める様子を見せたのだった………


第143話 神の領域

雷の力を全開にしても全くダメージを与えられないハル。彼は手を震えさせながらもコラプスドライバーを取り出すと………

 

「………お望みとあらば………!」

 

そう言って腰にコラプスドライバーを装着。ハルは左手でレバーを掴み、胸の前で力を込めた右手の握り拳を作ると………

 

「………変身」

 

そう言ってコラプスドライバーのレバーを引いた。

 

『オーバーブレイカー! コラプスキング!!』

 

これによりハルの身体を覆っていた鎧が音を立てて崩壊。直後にベルトを中心としてハルの身体に膨張した筋肉が浮き出たような大きな黒い鎧が生成、装着される。直後に彼の顔を覆い隠す仮面が着いた兜が装着され変身が完了した。

 

「ぶっ壊す………!」

 

主導権が入れ替わった直後、コラプスはUに向けてそう言い放つと、強烈なパンチを狙う。だがUは跳躍で軽々とかわすと………

 

「とうとう見せてきたね」

 

そう言うと共に、そのままコラプスの背後へ着地する。コラプスは振り返ろうとするが、その直後に光のエネルギーを纏わせた右拳をコラプスの顔面に叩き込み、その勢いで吹き飛ばした。

 

「うあああっ!?」

 

コラプスは明確にダメージを受け、近くの木々まで吹き飛ばされる。

 

「コイツ………! この前の化け物よりもずっと強い………」

 

コラプスは今の一撃でUの圧倒的な強さを予感する。それから体勢を立て直すと、コラプスは地面に向けて拳を叩き込む。するとその余波で地面は崩壊し、それによる衝撃波がUへ襲いかかるが………

 

「甘い」

 

Uがそう言って間もなく、発生した衝撃波はUに直撃する寸前で弾かれてしまった。

 

「ぐっ!? (防御フィールド!? 幾らなんでも展開が速すぎる………!!)」

 

コラプスはUの張って見せた防御フィールドの展開速度に驚かされた。そしてその隙を突いてUはコラプスへ接近。右足にエネルギーを纏わせたキックをコラプスへ直撃させた。

 

「ぬああっ!?」

 

コラプスは近くの木々を貫通する程の勢いで吹き飛ばされてしまった。

 

「君の力は確かに恐ろしい力だ。けれど、僕には届かない。そんな迷った状態で1人になろうとして………何になるというのかな?」

 

その直後、コラプス………と言うよりはその中にいるハルへ問いかけるU。

 

「お前がハルを分かった気になるな………!!」

 

コラプスは苛立つ様子を見せると、それに反論するように声を荒らげた。Uは溜息を漏らすと………

 

「………分からないからほっとけないんだよ………!」

 

そう言って、彼に干渉する理由を思わず吐露するのだった………

 

 

 

コラプスキングの力を駆使しても圧倒されるハルに対して、これまでとは異なる様子を見せるU。果たして、ハルへ干渉してくる彼の真意は如何なるものとなっているのか………?

To Be Continued………




次回予告
コラプスはUを壊そうとすべく必殺の一撃を狙う。だがそれに対してUは完膚無きまでに叩き潰すべく、自身も必殺技を狙うのだった………
次回「崩壊の激突」
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