コラプスは最大の必殺でUに向けて攻撃を仕掛けるが、Uはそれすらも弾き返すほどの威力を持つキックで完全勝利を果たす。そしてUはハルの事をスプリングこと、春香達の元へ戻す事を考えるのだった………
それから数時間程、ハルは意識を失い続けていた。そして次に目を覚ました時、ハルは自身の身体が揺れるような感覚を覚えていた。
「ううっ………?」
ハルは感覚の理由にしばらく困惑していたが………
「目を覚ましたかな」
少ししてUの声が聞こえた。ハルが少ししてはっきりと目を覚ました時、彼はUの運転するバイクに揺られていた。
「俺は今まで………というか、俺達は今どこへ向かっているんですか………?」
ハルは以前までの行動を思い出そうとすると共に、今Uと共にどこへ向かっているのか分からない様子を見せていた。
「さっきの勝負、僕が勝ったから君をレボナガシに連れ戻そうとしてたんだよ………嫌とは言わせないからね、僕が勝ったんだから」
Uはハルとの模擬戦闘前に行った賭けを実行しているに過ぎなかった。つまり彼の向かい先はレボナガシだった。
「………今更どんな顔をしてメイルさん達に会えばいいんですか………」
ハルは今の自分がどうメイル達へ会えばいいか分からず意気消沈していた。
「会ってみたらなんとかなると思うよ」
Uはそう言うと共に、取り敢えず会ってみろと言わんばかりの様子を見せる。ハルは気持ちの整理がつかずに落ち込む様子を見せていたが………
「………ほら、着いたぞ」
Uのバイクはレボナガシへ到着した。ハルは俯いた様子を崩せなかったが………
「約束は約束だ。正直な話、君が今1人で悩み続けるよりも仲間達の元で助け合う方が幸せだよ」
Uは自身の中に秘めていた本音をハルへ突き付けた。
「俺は………」
ハルにとっての最善は何だったのか。それが分からない様子を見せていたが………
「………ハル?」
その直後、ハルの名を呼ぶ人物の声が聞こえた。その人物の声はハルにとって1番馴染み深いものであり、彼は信じられない様子で声の主へ視線を向け………
「っ………!? ………メイル………さん………?」
その人物、メイルの名を口にした。今のメイルの容姿は以前刃野の攻撃で伸ばしていた髪を中途半端に切り落とされた影響か、それに合わせるように髪を短く切っていた。ハルはメイルの姿に驚かされていたものの、少ししてメイルはハルの方へ走り出し、彼へ抱き着くと………
「………無事だったのね、良かった………!」
ハルの無事を喜ぶ様子を見せた。しかしハルは困惑の声を漏らし………
「………どうして………?」
弱々しい声でただそう呟く事しか出来なかったのだった………
メイル達へ会う顔が分からなくなっていたハルは、Uの手でレボナガシへ連れ戻された後、メイルと再び再会する事となった。果たして、再度顔を合わせたハルは、メイルとどのような対話を見せるのか………?
To Be Continued………
次回予告
ハルは、メイルが当たり前のように自分を受け入れる様子に理解が追い付かない様子を見せていた。だがメイルにとってハルは昔から変わらず味方であり、大事な人である事を語るのだった………
次回「メイルにとってのハル」