幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uに敗れた事でレボナガシまで連れ戻される形となったハル。そして、どのような顔をして戻ればいいか分からないハルの前に、ずっと眠っていたはずのメイルが駆けつけたのだった………


第146話 メイルにとってのハル

ハルが困惑を隠せない中、メイルは目から涙を零すと………

 

「貴方がいなくなってからずっと心配だった………もう戻って来ないと思ってた………」

 

そう言って、ハルが戻って来た事に感情を漏らしていた。だがハルは困惑の声を漏らすと………

 

「なんで………なんで当たり前のように受け入れるんですか………俺は………ジンノ様を殺したんですよ………!! レボナガシに多大な迷惑をかけた! フェイ達や………貴女にも………!」

 

そう言って、当たり前のように自分を受け入れるメイルへ理解が追いつかなかった。それを聞いたメイルは………

 

「受け入れるわよ………貴方と初めて出会ってからもう1年半くらい経つけど………今も昔も私にとって貴方は仲間で………大切な子なのよ………!」

 

そう言って、ハルを受け入れる理由を口にする。この時点では既にハルとメイルの初対面から1年半が経過していたが、それでもメイルにとってのハルは変わらなかった。それを聞いたハルは目から涙を零し………

 

「メイル………さん………」

 

これまで抑え込んでいた何かが壊れるようにメイルへ抱き着き返し、しばらく涙を零し続けたのだった………

 

 

 

それから少しして落ち着きを取り戻したハルはメイルへ頭を下げると………

 

「………大変ご迷惑をおかけ致しました。俺がかけた迷惑は時間がかかってでも全てお返ししてみせますので………またお世話になります」

 

そう言って、再びメイル達の元へ戻る事となった。

 

「………お帰り、ハル」

 

それを聞いたメイルはハルを受け入れるように言葉を返した。

 

「それと………俺が戻るに当たってメイルさんには1つお願いがあります。俺の中では依然としてコラプスの力があります………これに変身している間、俺は一切自分の身体を動かす事が出来なくなります………もしまた俺が間違った道へ進もうとした際には………そんな俺を腕ずくでも止めてください」

 

それと同時にハルは戻るに当たっての依頼をメイルへ行う。それを聞いたメイルは………

 

「それは構わないけど………そっちばっかり依頼をするのはアンフェアじゃない? ………私からも1個依頼」

 

それを聞いたメイルは了承こそすれど、自分の依頼も1つしたい事を語る。

 

「………なんでしょう」

 

それを聞いたハルはどんな依頼も受ける様子を見せた。

 

「………私の事をさん付けするの止めたら………貴方の依頼を受けてあげる。フェイだけ呼び捨てされてて………正直ずるい………」

 

それを聞いたメイルは、自分の事を呼び捨てする事をハルへ依頼する。ハルは驚く様子を見せていたが、少ししてフッと笑いを零すと………

 

「………分かりました………メイル」

 

メイルの名を口にするのだった………

 

 

 

ハルとメイルの蟠りが溶けた事で、ハルは漸くメイル達の元へ戻る事となった。それと同時にメイルの中もかなり良好となったのだった。だが、ハル達の中に渦巻く疑問はまだ残されていたのだった………

To Be Continued………




次回予告
ハルはフェイ達とも再開し、喜ぶ様子を見せていたが、メイルが目を覚ました事にはまだ疑問が残されていた。果たして、メイルは何故目を覚ましたのか………?
次回「メイル復活の謎」
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