幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
不死山に対して雷の力を解禁して応戦するが、不死山への攻撃は幾度となく直撃させる事に成功する。だが不死山の身体は何故か再生を繰り返す様子を見せ、それが彼の能力によるものと示唆する様子を見せたのだった………


第155話 致死に届かないカラクリ

不死山の異常とも言える再生能力を目の当たりにし流石に疑問を覚えるハル。ハルの様子を見た不死山は思わず鼻を鳴らすと………

 

「折角だし教えてやるよ、俺の能力。どうせ何をしたって破られる気はしないからな………」

 

それによって気を良くした不死山は自身の能力の開示をしようとしていた。ハルは警戒を強めつつも一旦足を止める。

 

「俺の能力は{不死身の再生(イモータルリジェネレイト)}! この能力は俺がダメージを負った時に即座に再生を可能とする能力………特に制限も無いし、ダメージを負った時に身体の機能が衰える事なく再生される………」

 

不死山は自身の身体を再生させる為のカラクリを説明する。それを聞いたハルは………

 

「(身体の再生………様子を見るに魔力でそれを実現しているんだろうけど………この人も多分ルミちゃんやアリガ様と同じ膨大な魔力を持っている………そう考えるとそれを崩すのは途方も無く大変だ………)」

 

不死山の能力の特性と異世界からの人間が軒並み魔力が膨大である事を予測する様子を見せた。

 

「さっきからお前の攻撃は通じているよ。痛いとは思っているけど、俺の能力は痛覚もある程度コントロール出来るみたいでな。結果として痛いけど安定して戦えているよ」

 

不死山はハルの攻撃が通用している事を言及しつつも、痛覚のコントロールと即座の再生が致命傷へ届かない理由になっている事を明かした。

 

「(痛覚までコントロール………!? それによって自身の精神状況を上手くコントロールしてみせている………)」

 

それを聞き不死山の能力が持つ強力な安定性に驚かされていた。

 

「これによって俺は実質的に不死身の人間という訳だ。さあどうする………?」

 

不死山は実質的に自分へ死が無くなったとして優位性を誇示する。それを聞いたハルは………

 

「(殺す事は不可能………だがこんな強力な能力が果たしてノーリスクなのか………?)」

 

心の中で首を傾げつつも様子を見ていた。その直後に不死山が襲いかかってきた為、魔剣によるカウンターで再びダメージを与える。だが不死山の身体は再び再生し、冷静な様子を崩さなかった。

 

「効かねぇな、この程度じゃ」

 

不死山はそう言って立ち上がり、ハルは不死山から距離を取る。だがその直後、不死山の鼻から血が吹き出した。

 

「………あ?」

 

これにはハルだけでなく、不死山本人も驚きを隠せなかったのだった………

 

 

 

雷の力を持ってしてもダメージを与えられない不死山に苦戦を強いられるハル。しかし、不死山は突如として出血の様子を見せた。果たして、不死山の中で何が起きているのか………?

To Be Continued………




次回予告
不死山は意に介さず出血を止めて見せたが、ハルは不死山の能力にも限度がある事を察知する。そして彼が思い付いたのは、殺すではなく戦線から無理やり離脱させる方法であった………
次回「不死鳥人間の落とし穴」
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