幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハルが本気を出せない事を察知したスプリングは、ハル達を遥か遠くへと吹き飛ばす事でハルが本気を出せる状況を作る。被害を気にせずに戦えるようになった事で、ハルはコラプスキングへと変身するのだった………


第167話 融合の意味と差

コラプスキングとなった事で主人格はハルからコラプスへとチェンジ。コラプスはエビルへ接近し、超パワーによるパンチをエビルへ叩き込む。

 

「ぐっ!?」

 

コラプスのパンチを受けたエビルは大きく吹き飛ばされ、近くの木々へ衝突する。

 

「へぇ………さっきよりも凄まじいパワーじゃねえか………俺にダメージを与えたのはUとその傍にいた魔法使いに続いて3人目だ、誇れよ」

 

エビルはUと春香以外で自身にダメージを与えたコラプスへ関心を向けていた。

 

「黙れ………ハルの前に立ちはだかる害虫が………!」

 

コラプスはそう言い放つと共にベルト上部のスイッチを押し込み、ベルトからエネルギーを放出させる。これによりコラプスの右手にコラプスバズーカが生成され、コラプスは直後に弾丸を発射させる。エビルは高速移動でこれを回避。だが直後にコッキングレバーを引き、余剰エネルギーを排熱させるとエビルへ再び照準を合わせて発射する。

 

「おっかねぇ大砲だな………当たったら俺でもただでは済まない………まあ、当たればだけどな」

 

エビルはコラプスバズーカの一撃をまともに喰らえば済まないと評価する………が、直後に高速移動を行うと共にコラプスの懐へ潜り込む。これにより攻撃をかわすと共に右手に持った大剣エビルスラッシャーでコラプスバズーカを攻撃。コラプスバズーカはこの時内部に余剰エネルギーが残っていた事もあり、内部で引火し始めていた。

 

「くそっ………!」

 

コラプスは咄嗟にバズーカを投げ捨てる。直後にコラプスバズーカは内部から爆発した。コラプスはすぐさま肉弾戦に切り替え、鋭いパンチを放つが、エビルは再び距離を取ると………

 

「………どうやら今のお前は中途半端な状態みたいだな。パワーは確かに高いが………それだけだ………」

 

そう言って、今のコラプスに対して中途半端と吐き捨てた。

 

「中途半端だと………? ふざけるな………!!」

 

コラプスはそう言って殴り掛かるが、エビルはこれを軽々とかわすと………

 

「お前は多分どっかのタイミングでその人間の中に宿った魔物かなんかだ………しかし、その人間とはまだ完全に融合していない………どっちも共存していて………そのせいで中途半端になっている」

 

そう言って、今のハルとエビルの状態を中途半端と評価した理由を語る。

 

「………」

 

それを聞いたコラプスは声を漏らす。だがこの声は図星を突かれたかのような動揺に近いものであり、まるで何かを知っている様子を見せるのだった………

 

 

 

コラプスキングとなった事で漸くコラプスへダメージを与える事に成功するが、エビルはハルとコラプスの状態を中途半端と評価していた。果たして、完全な融合とは何か? それを知っているかのような様子を見せたコラプスは何を隠しているのか………?

To Be Continued………




次回予告
エビルは本気を出す様子を見せ、コラプスすらも圧倒する強さを見せる。エビルの言葉で調子を崩したコラプスに対しトドメを刺そうとする中、彼すら予想だにしない1つの誤算が生じる事となるのだった………
次回「エビルの誤算」
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