幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
戦いの中に介入してきたUは、エビルの存在を思い出す様子を見せる中、2人が現在ウズクチョの領土にいる事を口にする。エビルはここに吹き飛ばされた時点で春香の思惑通りであった事をこの時点で察知するのだった………


第170話 絶望を弾く強さ

エビルはそう言うと共に高速移動でUの懐へ潜り込み、エビルスラッシャーを振るう。だがUはセイバーを軽く振り上げると共に最低限の動作のみでこれを防いでみせた。

 

「甘いな」

 

Uはそう言い返すと共に左拳でエビルの顔面を殴り、そのまま彼を近くの木まで吹き飛ばした。

 

「ぐあっ!」

 

エビルは姿勢を崩しながらも立ち上がりながら近くの木を取り、高速移動による接近でUの背後へと回る。そのままエビルスラッシャーによる突きを狙うが、Uは右手のセイバーを用い、ノールックでこれを防いでしまった。

 

「奇襲ね。そんな程度で僕が倒せるかよ」

 

Uは呆れるようにそう呟くと、素早く振り向きカウンターの斬撃を狙う。

 

「くっ………!」

 

エビルは高速移動で距離を取るが………

 

「はあっ!」

 

Uには折り込み済みであり、左手から光のエネルギーを放出すると、エビルの身体から放出していた闇を一瞬にして消し飛ばし、その直後にエビルの懐まで潜り込むと、鋭いキックを放った。

 

「うあああああ!」

 

エビルは再び近くの木まで激突する。更にエビルは自身の身体から闇のエネルギーを放出する事が一時的に困難となり、立ち上がるのにも時間がかかるようになっていた。

 

「相変わらず化け物じみた強さだな………」

 

それを見ていたコラプスはUの強さを前に改めて驚かされていた。エビルはエビルスラッシャーを支えに立ち上がると、そのままエビルスラッシャーをUへ投擲する。Uはセイバーでこれを軽く弾くが、エビルはその隙にベルト左部のレバーを引くと………

 

『ディストピアファイナル!』

 

エビルはそのまま大きく跳躍。必殺のキックをUに向けて放つ。

 

「………成程、剣を捨てたのは攪乱か」

 

Uは冷静な様子でそう呟く。エビルはそのままUの身体を貫く………かと思われたが、直撃の瞬間、Uの身体は光となって霧散した。

 

「なっ!?」

 

エビルは動揺する様子を見せる。そしてその一瞬、彼の正面から高速の光が飛んで来たかと思えば回転を交えたキックを狙うUの姿が現れ………

 

「吹き飛べ、{ワイルドソニックアタック}!!」

 

Uはそのままドリル状の回転を交えた右足のエネルギーキックでエビルを天高く蹴り上げた。

 

「うああああああああ!!」

 

これにより、エビルは遥か遠くまで吹き飛ばされる事となった。直後、Uは溜息を漏らすと………

 

「この程度でイキがられても困る………」

 

呆れるようにそうボヤく様子を見せたのだった………

 

 

 

Uの強さはエビルすら一方的に圧倒する程であり、コラプスですら苦戦した彼すらも撃退してしまった。これによりエビルによる思惑は一時潰れる事となるのだった………

To Be Continued………




次回予告
コラプスと交代する形で変身を解除するハルはUに助けられた礼をする。だがUはそこまで意に介してはおらず、寧ろハルにはもっと強くなって欲しい本音を口にするのだった………
次回「更なる強さへの渇望」
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