エビルは高速移動を活かして戦闘に挑むが、Uは軽々とエビルを圧倒する強さを見せる。そして必殺技同士の対決もまたUが制した事で、エビルは遥か遠くへと吹き飛ばされたのだった………
それから少ししてUはコラプスの方へ近付く。コラプスは思う所があるように声を漏らすと………
「………借りを作らされるとはな………」
そう言って腰のベルトへ手を伸ばし、これを取り外すと変身を解除した。直後にハルの姿へ戻り、彼は疲労による息を漏らした後………
「………ありがとうございます、助かりました」
そう言って、Uに助けられた事へ素直に礼を返した。だがUはそこまで意に介してはおらず………
「まあこのくらいなら大した事でも無いさ………とはいえ、君にとっては少し面倒な相手が復活したものだね………」
寧ろエビルの事を、ハルにとって少し面倒な相手である事を口にする。
「………これからは戦争だけでなくあの男も妨害をして来る可能性が高いという事ですよね………けど俺は負けたまま終わらせる気は無いですよ」
ハルはそう言うと共に、エビルへのリベンジを誓う様子を見せる。それを聞いたUは………
「向上心が高いのは良い事だ。今の君に僕から求めるのは強くなる事だからね」
ハルが強くなろうとする様子である事に好感を見せていた。そしてUは右手に光のエネルギーを纏わせると、近くに光のフィールドを出現させる。すると光のフィールドからはUが以前ハルを運んだ時に使っていたバイクが出現した。
「………送っていくよ。ここからレボナガシともなるとかなりの距離だ」
Uはそう言うと共にハルを送っていく事を提案する。それを聞いたハルは頷く様子を見せ………
「お願いします」
Uのバイクへ乗り、Uはそのままレボナガシ方面へと走り出すのだった………
そして、Uによって遥か遠くまで吹き飛ばされたエビルは落下先で身体が一部損傷、大きなダメージへ苦しんでいたが、少しして自身の闇を利用する形で身体のダメージを修復し、損傷部位を復活させた。
「相変わらず化け物じみた奴だ………こりゃ真正面から挑んでも勝ち目は無いな………」
Uの強さを見たエビルは真正面から彼には勝てない事を改めて実感すると………
「しょうがないな、しばらく俺はコソコソとやらせてもらうとするかね………」
そう言って、真正面から戦うのではなく、別の方向からUへの報復を進める決意を固めるのだった………
Uの圧倒的な強さにより、エビルは改めて軌道修正を余儀なくされる事態となった。そして、エビルに勝つ為に更なる強さを求めるハル。ハルの願いが叶う時が来る時はまだ目の前には無かったものの、この戦いが彼の心境を大きく変化させるきっかけとなったのは変わりようの無い事実であった………
To Be Continued………
次回予告
数日後。レボナガシへ戻った後のハルは一時レボナガシを離れ鍛錬に動いていた。共に同行していたメイルがそんな彼の鍛錬を見守る中、ハル達の前へ久方ぶりの人物が現れたのだった………
次回「久方ぶりの再会」