エビルの闇を受けてもなお再生する不死山は、なんと闇の力に適合してしまいパワーアップを遂げる。セリィはハルと一時休戦し、エビルと対決。ハルもメイルと共に不死山と戦う事となるのだった………
ハルとメイルが共闘を決めて間も無く、ハルは身体から雷の力を放出。直後に身体を覆うように黒い鎧が生成され装着された。そして両足の鎧の色が黄へ変色すると………
「………はあっ!」
ハルは高速移動で接近し魔剣による鋭い斬撃を放つ。だが不死山の身体に纏う闇がハルの攻撃から彼を守った。
「っ!?」
ハルはこれに驚く様子を見せた。直後にメイルが炎の魔法で援護射撃を行うが、これも不死山の身体から放出される闇に弾かれてしまう。不死山は手に持った剣でハルへ反撃しようとする。すると剣に闇のエネルギーが纏われており、それを見たハルは危険を察知して高速移動でこれをかわした。
「………相変わらずすばしっこい奴だ」
不死山はそう言って面倒くさそうな様子を見せる。
「………エビルの闇の影響でしょうか。防御力が異様に堅いですね。魔剣を使って効き目が悪いのは少し想定外です」
ハルはメイルの方へ近付くと、彼女に対し攻撃の手応えが悪かった事を共有する。
「エビルの闇が良い意味でも悪い意味でも彼に適合した故でしょうね………こうなるとまともに戦うだけでも大変よ………」
メイルはそう言って堅牢な闇の力を手に入れた不死山の相手が現状かなり大変である事を口にする。それを聞いたハルは魔剣を地面へ突き刺し、再び不死山へ接近。高速移動で懐に潜り込んだ末に両腕に雷の力を集中させる。そして両腕の鎧が黄色となると共に肥大化し………
「{ライジングスマッシャー}!!」
ハルは必殺のパンチを放つ。だが不死山の身体を闇を幾らか晴らすのが限界で彼には届かず、不死山が再び闇のエネルギーを纏わせた剣で反撃してきた。
「ぐっ!」
ハルは咄嗟に雷の力が集中していた両腕でこれを受ける。が、威力を殺し切る事は出来ず、幾らか後ろへ吹っ飛ばされた。
「ハルっ!」
メイルはハルの側へ駆け寄る。ハルは身体を起こすが、雷の力によるパワーをぶつけても通じない事を察知するとコラプスドライバーを取り出す。だがこの状況で変身していいのか葛藤する様子を見せていた。しかし、メイルはハルの手へ優しく触れると………
「………何かあったら私が止めるわ。約束したでしょう?」
そう言ってハルへコラプスキングへの変身を促す。それを聞いたハルは覚悟を決めると………
「………分かりました。お願いします」
ハルは覚悟を決めコラプスドライバーを腰に装着する。
「………メリル様。力をお貸しください………!」
そしてメイルも身体から膨大な光のエネルギーを放出する。するとメイルの髪色は金髪へと変色し、目の色も青へ変色する。
「分かったわ………貴女に力を貸してあげる」
メリルはそう言って、メイルへ肉体の主導権を渡したまま自身の力を貸し与えるような様子を見せる。
「俺に何かあったら止めてくださいよ、メイル」
ハルはメイルを信頼するようにそう言うと、左手でレバーを掴み、胸の前で力を込めた握り拳を作る。メイルも力を込めるように胸の前で光の球を生成し右手でこれを掲げる動きを行うと………
「「変身!」」
2人同時にトリガーとなる言葉を口にする。ハルはコラプスドライバーのレバーを引き、これによって彼の身体に纏われていた雷の力の鎧は内側から砕け散り………
『オーバーブレイカー! コラプスキング!!』
ベルトを中心としてハルの身体に膨張した筋肉が浮き出たような大きな黒い鎧が生成され、彼の身体へ装着。直後に彼の顔を覆い隠す仮面が着いた兜が装着され変身が完了した。そしてメイルも右手から放出された光の玉が分離。これが彼女の身体を覆うと共に金色の鎧へ変化。そのまま彼女の身体へ纏われ、ハルの雷の力すら凌駕するエネルギーを放出させる形態シャイニングソードへと変身。彼女の右手にはシャイニングセイバーが生成され、そのまま装備された。
「………私の足を引っ張るなよ」
コラプスは変身して間もなくメイルに向けてそう言い放つ。それを聞いたメイルはフッと笑いを零すと………
「そっちもね………!」
強気にコラプスへ言葉を返すのだった………
不死山の闇の力によって攻撃が通用しなくなった事からコラプスキングへ変身するしか無くなりこれを躊躇うハル。だがメイルの後押しもあって2人はそれぞれ最高戦力の形態へと変身。不死山の攻略へと動くのだった………
To Be Continued………
次回予告
闇の力でハル達の攻撃を防げると高を括る様子を見せる不死山。しかし、コラプスキングのパワーとシャイニングソードの光は、強大な闇を貫くのであった………
次回「闇を貫く力」