ハルは休息の期間を取る中で、メイルから1つ誘いを受ける。その誘いとはハルとメイル2人でデートする事であり、ハルは困惑を隠せない様子だった………
メイルの誘いを引き受けてから少し経った頃、ハルはメイルに腕を引っ張られる形でレボナガシの町を歩いていた。
「(メイル………デートとはまたどうして………というかなんかずっと引っ張られてる………)」
ハルは困惑を隠せない様子で町の中を歩き続けていた。だが一方でメイルはとても楽しそうな様子を見せており、ハルを引き連れて各所を歩き回っていた。だがしばらくしてハルが困惑を隠せない様子を見せている事に気付き………
「………ハル? 元気無いけど大丈夫?」
ハルを気遣うようにそう問いかける。
「いえ………実はびっくりしてます。メイルが俺なんかとデートしたいなんて言ってくるとは思ってなくて………」
ハルは正直に自分の内心を口にする。それを聞いたメイルは………
「貴方だから………よ」
そう言ってハルだからこそ誘った事を口にする。
「私だって貴方じゃなかったらデートなんて言わないし、こんな私的なおしゃれ着を着る事は無かったと思うし………髪の毛はおじゃんになっちゃったけど………でも私もこう見えて勇気を出した方なのよ?」
メイルは続けてハルではなかったら今回のようなデートも私的なおしゃれ着とも無縁だった事を明かした。ハルは驚きながらもどこか嬉しそうな笑顔を見せると………
「………ありがとうございます、メイル。これまでの人生で俺の中にあったのは剣と死の隣り合わせ………こんな休日で大切な人と共に平和に過ごす日々とは殆ど無縁でしたが………貴女と共に過ごすととても嬉しくて………幸せなんだと知る事が出来ました」
ハルはそう言うと共に今のような時間を幸せな事であると感じていた。メイルはハルの腕に頬を擦り合わせると………
「そうよ。こうやって2人で過ごす時間はとても楽しい事なの。それに最近の貴方は連戦続きで張り詰めた状況が続いていたみたいだし………今日くらいは楽しく過ごしましょう………私も貴方と離れるのが最近嫌になってきたし………」
そう言って今の時間を楽しく過ごす事を促した。その際にボソッとハルと離れる事を嫌がる本音を漏らしたが………
「………メイル?」
ハルは聞きそびれたのか首を傾げる様子を見せた。それを聞いたメイルは頬を真っ赤にすると………
「な、なんでもないわよ!!」
そう言ってメイルは慌てるように否定の言葉を口にする。ハルは苦笑する様子を見せていたが、今の時間がどこか心地良さそうな様子でもあった………
メイルとの突然のデートに困惑しつつも、2人は内心をはっきりと打ち明けながら会話する機会ともなった。そしてこの時間だけはこれまで激闘続きだったハルにとっても心地良い時間となったのだった………
To Be Continued………
次回予告
ハル達は装飾店の前を通りがかり、メイルが興味を感じた事で店の中へと入る事となった。その中で彼女はハルとお揃いの装飾品を買う事を提案するのだった………
次回「お揃いの装飾品」