幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハル達は装飾店を訪れ、そこの店員にカップルと認識された2人は勢いに任せ指輪を購入する事となった。その中で2人はペアルックの指輪を選び、これを購入するのだった………


第182話 婚姻の約束

2人は指輪を購入。その後2人は指のサイズを測ってもらい、指輪は完成。

 

「お2人さん幸せになー」

 

店員は指輪の完成後、茶化すようにそう呟いた。

 

「よ、余計なお世話ですから!!」

 

だがメイルは頬を紅潮させると逃げるようにハルの手を引いて店を出た。ハルは困惑しながら店を出る事となるのだった………

 

 

 

それからしばらく、2人は町を歩き続けていた。メイルは顔を真っ赤にし続けていたが、ハルは紙袋を右手に提げながら歩き続けていくと、気がついた時には周囲は夕方となっていた。

 

「………気が付いたらデートも終わりになってしまいましたね………まあでも、俺は楽しかったですけどね、この時間が………」

 

ハルは苦笑しながらもメイルとの時間を楽しかったと口にする。

 

「私は少し納得がいかないけどね………」

 

メイルはどこか落ち込んだ様子でそう呟いた。ハルは右手に提げた紙袋へ手を伸ばすと、中にある化粧箱から先程購入した指輪を取り出す。直後、ハルはメイルの左手を掴むと………

 

「………メイル、俺にとってデートとは何か………まだそれはよく分かりませんが………でも俺はメイルとの時間がとても楽しかったです。だからこれからも俺と一緒に過ごしてほしいです。俺は………貴女の傍にいます」

 

そう言って彼女の薬指に赤い宝石の指輪を通した。それを目の当たりにしたメイルはしばらく困惑のあまり言葉を失っていたが、自覚をした時には頬を再び紅潮させ………

 

「は、ハル………これって………!」

 

状況を理解しようと必死に声を絞り出す。ハルは少し恥ずかしそうな様子を見せていたが………

 

「今はまだ俺は貴方に相応しい男ではないかもしれません。けれど、俺はもっと強くなります。強くなって………貴方の隣に立って恥ずかしくない男になります………だからこれは………その誓いの証です」

 

ハルは指輪を通した意味について口にする。それを聞いたメイルは驚きを隠せずにいたが、やがて笑いを零すと………

 

「………そうね。なら私も………」

 

そう言ってハルの持っていた紙袋からもう1つの化粧箱を取り出し、青い宝石の指輪を通すとハルの左手の薬指に通した。

 

「………約束して。私の隣に立つ事を」

 

メイルはハルに対して実質的にプロポーズとも取れる言葉をかける。それを聞いたハルはこの時これまでに感じた事の無い感情を抱いていた。

 

「………誓います、俺は貴方と共に生きると」

 

そしてハルは、メイルの為に未来を生きる事を誓うのだった………

 

 

 

ハルとメイルのデートの日々はこれによって終わり、2人の仲は大きく変化する事となった。そしてこの時の出来事は少し先の激闘においてもハルを更に強くする事となるのだった………

To Be Continued………




次回予告
ハル達の休日から少し経った頃、エビルが再びレボナガシを強襲する。ハルは雷の力を持って対抗するものの、変身したエビルの力はやはり凄まじいものであった………
次回「エビル再強襲」
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