装飾店を出たハルはメイルの左薬指を指輪を通す。そしてメイルもまたハルの左薬指へ指輪を通す。2人は将来の約束を交わし、その仲を深めるのだった………
それからまた数日の時が経ち、ハル達はレボナガシの中でいずれ来るであろう戦いの時に向けた準備を進めていた。だがそんな中、ハルはレボナガシに向かってくる謎の膨大なエネルギーが接近を勘づいた。
「この気配………何か来ます!」
ハルは魔剣を抜刀し構える。そしてハルが構える中、ハル達のいる部屋の窓を闇のエネルギーを纏った何かが突き破り、ハルの目の前に落下する。
「………よう」
そのエネルギーが晴れるとそこにはエビルの姿があった。
「相変わらずの登場だ………けどここで決着を着ける!」
ハルはそう言うと共に身体から雷の力を放出。身体中に黒い鎧が生成され、足元に黄色の鎧が纏われる。
「その力は攻略済みだっての………まあいい、楽に勝てるならな」
エビルは少し呆れた様子でベルトを取り出し腰に装着。エビルはベルト左部のレバーを引く。
『ディストピア!』
直後からベルトから待機音声が聞こえる中、エビルは右手を広げたまま顔を覆い隠すと………
「へーんしん………!」
そう言って右手で握り拳をつくり、ベルト上部のスイッチを押し込んだ。
『ダークネスディストピアマスター!! エビルディストピア!!』
その直後、エビルのベルトを中心に黒と紫が混じった闇のモヤが広がる。それから少ししてモヤが消えたタイミングでエビルの顔すら覆う全身に、真っ黒な鎧が装着された。エビルは右手に大剣エビルスラッシャーを生成させると、ハルに向かって高速移動で接近。ハルはこれを魔剣で防ぐが、そのままハルごと外へ吹き飛ばし、庭の地面へ叩き込む。
「ぐうっ………!」
ハルは咄嗟に背中へ雷の力を流すと、黄色の翼が生成。それが完成した際の勢いでエビルを吹き飛ばし空中浮遊を試みる。
「逃がすかよ!」
エビルはそう言うと共に大きく跳躍。ハルの足を掴むと、そのまま彼の身体を地面へ叩き落とした。
「うあっ!?」
ハルは地面に倒れ魔剣を手放してしまうが、すぐさま両腕にエネルギーを流し込み、エビルの顔面へ強烈なパンチを叩き込んだ。
「ぐおっ! ………いいねぇ、そうこなくっちゃよ!!」
だがエビルはボルテージを上げてしまい、ハルの鎧を掴むと、ハルのボディへエビルスラッシャーによる鋭い斬撃を叩き込んだ。
「ぐあああっ!!」
ハルは血を吐きながら吹き飛ばされる。その直後、ハルを追いかけてきたメイル達は動揺する様子を見せ………
「………ハルっ!!」
思わずハルを心配する声を上げたのだった………
ハルの前に三度現れたエビルは相変わらずハルを圧倒する強さを見せる。ハルも雷の力で抵抗する様子を見せつつも、戦況は依然エビルに傾く危機状況であった………
To Be Continued………
次回予告
エビルの強さを前にハルを助ける気持ちが再び走り七色の斬撃を放つ瑠美。しかし、エビルはそんな彼女を利用し、最悪の事態を引き起こすのだった………
次回「虹を覆う闇」