ハルを守りたい気持ちが走り、虹の斬撃を放ち加勢する瑠美。だが彼女に目を付けたエビルは闇のエネルギーで彼女を暴走させる事態となってしまった。ハルはコラプスキングへ変身する程に怒りを覚えるが、コラプスは何故か瑠美を殴れない異常事態となるのだった………
コラプスは身体を起こし拳を振るうことによる風圧の攻撃を試みるが、軌道線上に瑠美が立っているのを目の当たりにするとコラプスの腕は止まってしまった。
「………! (くそっ………! )」
コラプスは動揺を隠せない。直後にエビルがエビルスラッシャーを振るい、コラプスを吹っ飛ばした。
「うあああっ!!」
コラプスは地面に倒れる。そして暴走する瑠美までコラプスに接近し、力任せに殴られ続け、大きく吹き飛ばされる。
「どうして………なんでなんだよ………!!」
コラプスは何が起きているのか理解出来ない様子でそう呟く。その様子を見ていたエビルは笑う様子を見せると………
「………相変わらず中途半端だなぁ。お前の壊す力では何も守れない………このまま自分も絶望で壊れちまえよ、ああ!?」
そう言ってコラプスでは何も守れない事を口にする。それを聞いたコラプスは何とも言えない声を漏らし、動揺する様子を見せていたが………
「………違う。俺が望むのは壊す事じゃない………」
そんな中、コラプスの中からハルの声が聞こえた。コラプスは驚きを隠せない様子だったが、直後コラプスの意識はどこかも分からない真っ黒な世界へと誘われた。そこにはハルが立っており………
「………こうやって対面するのは初めてかな、コラプス」
ハルはコラプスへ声をかける。コラプスの姿は女性的な見た目をした黒い魔物であり、これにはハルも驚いていた。
「………女性だとは思ってなかった………いや、忘れていたの間違いだったかな」
コラプス………彼女の事に驚いていたハルは忘れていたと訂正する。直後にコラプスは俯く様子を見せると………
「………すまない、私では何も出来ない………あの娘を助ける事も、奴を壊す事も………」
落ち込んだ様子でそう呟き何も出来ない事を謝罪する。
「………いや、いいんだ。ルミちゃんを壊させまいとしたのは俺の意思だ。多分、壊すのでは何も解決しない………ジンノ様を君の力で壊したあの時から俺の心は怯え続けていた………けどそれじゃ何も解決しない。俺が望むのは誰かと笑って過ごす日々………」
ハルは左薬指に嵌められた青い宝石の指輪を前にそう呟いた。それを聞いたコラプスは驚いた様子を見せ………
「何をする気だ、ハル………?」
ハルが何をしようとしているのか問いかける。
「………この不条理を覆す。覆して………解放する………! それが俺の望みだ………!!」
ハルは瑠美が暴走する不条理を覆し、彼女を闇から解放する。それを実現させようとする様子を見せたのだった………
コラプスの力で何も出来ない中、壊す事が解決策では無いと悟ったハルはコラプスと対面する。果たして、エビルの作り出した不条理を覆す事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
エビルの不条理を覆し解放する。それを望むハルに対しコラプスは1つの提案をする。その提案を経て、ハルはコラプスキングの力を完全なものとして覚醒させるのだった………
次回「解放の覇王」