ハルの中にいたコラプスが自身と1つとなった事実を明かし、それがリリーフオーバーロード誕生の理由であることを明かす。だがハルは自身の中でコラプスは生き続けている事を信じるように今後の戦いへ挑もうとするのだった………
ハル達の話し合いの場から少し時間が経った後、ハルは夜の庭をフェイを呼び出した。
「どうしたんだいハル? 2人きりで話したいなんて珍しいね」
フェイはそう言うと共に2人きりで話したいという彼の様子を珍しがっていた。
「フェイが少し元気が無さそうだったからね。メイルやスプリングさんの前では元気でも、そうじゃない所もあるだろうし………何より力という所で引っかかる様子を見せていたし………フェイ、最近何か悩んでないかな? もしあるのなら俺が相談乗るけど………」
ハルはフェイの様子が少しおかしい事を懸念していた。フェイも最初こそ口を開こうとしなかったが、少しして口を開けると………
「………正直さ、俺は君やメイルが手にした力に憧れと劣等を抱いてる。自慢じゃないけど、俺も1級能力者として結構自信を持って戦ってたんだ、これでも………けど、いつしか君やメイルは1級クラスすら凌駕する力を手に入れて………強力な相手とも互角以上に渡り合える強さとなった………けど俺は足手まといだ………ドゥンケルバイトやエビル………あの辺の敵とはまともに戦える強さじゃない………初めてだ、力に取り憑かれて胸が苦しくなったのは………」
フェイはそう言うと共に自身の力に対する渇望を語った。それを聞いたハルは………
「力か………確かにそうだよね。力が無いと何も守れないと思いたく気持ち、凄い分かるよ………子供の頃に俺が幾度となく思った事だ」
そう言って、自身も同じ感情を抱いていた事を明かす。
「………ハルはその気持ちをどう乗り越えてきたんだ?」
フェイはハルがそれをどう乗り越えて来たかを問いかける。
「とにかく強くなろうとしたよ。剣を振るい自分の弱点を明らかにしてもがいた。剣を振るい弱点を明らかにしてもがく。剣を振るい弱点を明らかにしてもがく………俺の人生は力を求めてもがくばかりだ………」
ハルはそう言うと共にかつての記憶を思い返していた。それを聞いたフェイは………
「もがき………か。俺の想像以上に壮絶だ………」
フェイはそう言って、ハルの壮絶な人生を思わずそう呟いた。
「力を得る事は焦って得られるものじゃ無い………もっと長い目で見るしかない………そのきっかけはいつかも分からないしね」
ハルはそう言って焦っても仕方無い事を口にする。だがフェイは再び俯くと………
「………そうか。そうだよね………」
どこか落胆するようにそう呟くのだった………
力に渇望を抱くフェイは、ハルと2人きりの場でそれを明かす。だがフェイの力を求める心は更に強まる事となった。そしてこれが少し先の未来で新たな混乱を巻き起こす事となるのだった………
To Be Continued………
次回予告
数日後、フェイはレボナガシの城の庭で強くなる事を渇望し鍛錬を積んでいた。だがそんな彼の前にハルへのリベンジ目当てで強襲してきた不死山が現れるのだった………
次回「三度の不死身人間」