幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
鍛錬を積むフェイとその様子を少し離れた位置から見ていたハル達の前に不死山が現れる。フェイは不死山との対決に挑むが、不死山の不死性に苦しめられるのだった………


第192話 劣等感の闇

膨大な闇を放出した不死山は闇のエネルギーを纏わせ斬撃を飛ばす。

 

「ぐっ!?」

 

フェイは攻撃をなんとかかわしてみせるが、その直後、不死山は膨大な闇をフェイに向けて放出する。回避行動を取ったばかりのフェイでは再び行動を取れず、手に持った剣を使って直撃は避けられたものの、その勢いによって大きく吹き飛ばされる形となった。

 

「うあああっ!」

 

フェイは地面に倒れ、闇の力を前に身体を上手く起こせない様子を見せる。不死山は笑いを零しながらフェイへ近付いてくるが………

 

「これ以上はマズい………!」

 

ハルは腰に携えた魔剣を鞘から抜刀すると共に走り出し、不死山へ接近。不死山の左腕を斬り落とした。

 

「うおっ………!? ………はっ、なんだ近くにいたのかよ………!」

 

不死山は左腕を落とされた時こそ驚いていたが、少しして喜ぶようにハルに向けてそう言い放つ。だがハルは冷静な様子で一旦距離を取ると………

 

「後は任せて」

 

フェイに向けてそう言い放ち、手に持った魔剣を地面へ突き刺すと、リリーフドライバーを取り出し腰へ装着する。そしてベルトから待機音が鳴ると共にハルは左手でベルトのレバーを掴み、右手を円状に大きく回す。そして広げた右手が顔の正面に来たタイミングで握り拳を作った後、ハルは顔の右側を覆うように手を広げると………

 

「変身!!」

 

そう言ってベルト左部のレバーを引き、直後ベルト右側のピストンを押し込んだ。

 

『パーフェクトリリース! リリーフオーバーロード!!』

 

これにより、彼の身体を白い鎧がハルの身体を覆う。そして頭にはヘッドギアが取り付けられ変身が完了した。そしてベルト上部のボタンを押し込み、コラプスバズーカを生成。そのままコッキングレバーのパーツを縦に動かすと、大砲の口へ魔剣の刀身を差し込み、大剣となった。

 

『リリーフブレイカー!!』

 

ハルが大剣を構える中、不死山は笑いを零すと………

 

「それがお前の新しい力って奴か………いいぜ、見せてみろよ………!」

 

そう言ってハルを煽るようにそう言い放つ。だがハルは不死山の目にも止まらない速さで光を纏わせた斬撃を彼の身体へ叩き込んだ。

 

「うおおおっ!?」

 

不死山は近くの壁まで吹き飛ばされた。そしてハルがあっという間に戦局をびっくり返さんとする様子を見たフェイは………

 

「………やっぱり俺には………」

 

落胆するようにそう呟き、その一瞬小さく闇のエネルギーを漏らしたのだった………

 

 

 

 

苦戦するフェイに変わって戦闘に介入したハルはリリーフオーバーロードの力で戦闘に入る。だがその中でフェイは小さく劣等感に対する負の感情を漏らすのだった………

To Be Continued………




次回予告
ハルはリリーフオーバーロードの力によって不死山を一方的に圧倒する。そして致命傷を与えても無意味という不死山に対し、ハルは1つの策へ打って出るのだった………
次回「解放の策」
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