不死山出撃から数日。テルススとの戦争長期化を懸念するウズクチョ側はレボナガシを訪れていた。だがそんなレボナガシをエビルが強襲。ハルはリリーフオーバーロードへ変身し、エビルへと立ち向かうのだった………
エビルは少しして身体を起こすと、右手に持ったエビルスラッシャーを構えると共に笑いを零し………
「そうかよ………じゃあやってみな!」
そう言ってハルを上回るスピードで彼へ接近し、彼の身体へエビルスラッシャーを直撃させる。
「ぐうっ!」
ハルはダメージを受け姿勢を崩す………だが次の瞬間、ハルは地面に手を付き、そのままエビルの顔面へ蹴りを叩き込んだ。
「うおおっ!?」
今度はエビルは姿勢を大きく崩す。ハルは体勢を立て直すと、冷静な様子で魔剣を構え身構える。
「少しはやるじゃねえか………だが今ので分かった。お前のその力はエビルディストピアのスペックには及ばない!!」
だがエビルは今の攻撃でスペックの優位は自身にある事を察知。自身の身体から闇のエネルギーを解放し、自身のエビルスラッシャーへ宿らせ接近する。しかしハルは冷静にベルト上部のスイッチを押し込むと………
『リリーフ!』
解放の力を自身の魔剣へ纏わせ、エビルの攻撃に合わせて防ぐ。するとエビルの闇の力が霧散する。
「何っ!?」
エビルは自身の能力が実質的にかき消されてしまった事に動揺していた。
「スペックは劣っても………能力では俺の方が上だ!」
ハルはそう言うと共に、エビルからゼロ距離でコラプスバズーカを生成し、銃口をエビルの身体へ押し付けると、そのままトリガーを引いた。
「ぐああああああ!!」
ハルの解放の力によって闇の力が一時的に使用困難に陥っていたエビルは大ダメージを受けて吹き飛ばされてしまった。その勢いで2〜3部屋程壁を貫いて吹き飛ばされたエビルは苛立つ様子を見せていたが………その際偶然にも吹き飛ばされた先の部屋に、今回留守番をしていたフェイがいる事に気が付いた。
「な、なんだ………!?」
フェイは驚く様子と共に身構える。その様子を見たエビルは………
「(………コイツ………あのハルって奴の仲間だったか………ん? ………すっげえ闇だ、俺のものとは少し違うが………そうだ………!)」
フェイの中から大きな闇を感じ取った。そしてフェイを目の当たりにし、また何かを企む様子を見せると目にも止まらぬ速さでフェイの懐へ潜り込み、彼の腹部を膝で蹴り上げた。
「があっ!?」
フェイは痛みに苦しみ地面に崩れる。エビルはフェイの服の首元を掴み、彼の身体を掴み上げると………
「………面白い事を思いついたぜ………!」
そう言ってまた何か企む様子を見せたのだった………
ハルとエビルがそれぞれ長所を活かし互角の激闘を演じて見せる中、エビルはフェイを発見し彼を利用した新たな思惑を組み立てる。果たして、その思惑とはいかなるものであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
エビルが再びハル達の前に立つと、彼の闇を利用すると共に、近くにいた有賀の中にある神の種へ目を向け、その2つと自身の力を掛け合わせる。これにより、フェイの中の闇を表面化させた新たな力が生み出されるのだった………
次回「漆黒の模倣戦士」