ハルとエビルが激突する中、エビルはフェイへ有賀の中に宿っていた神の種と自身の闇を掛け合わせてしまう。これによりフェイは闇の力を完全に得ると共に、変身の力を手に入れてしまうのだった………
フェイは変身してしばらくは自身の中から溢れる闇に苦しんでいたが、少ししてそれに慣れる様子を見せると………
「(俺の中から力が溢れてくる………これが変身の力………!)」
フェイは自身の中に生まれた変身の力へとてつもない高揚感を覚えていた。それから少しして、右手に生成された大剣をエビルに向けて構えると………
「………この力なら、お前に負けない………!」
そう言ってエビルを倒せる自信を得るようにそう呟いた。それを聞いたエビルは笑いを零すと………
「やってみろよ………俺が与えた力を使いこなせるってんならよ」
エビルは挑発する様子を見せた。それを聞いたフェイはエビルに向かって走り出すと、彼の身体へ大剣による鋭い斬撃を叩き込んだ。
「うおっ!?」
エビルは攻撃を受け姿勢を崩す。だがフェイは攻撃を止めず、連続でエビルへ斬撃を叩き込んだ。
「うああっ! ………ちっとはパワーもあるじゃねえか………だがスピードならどうだ!?」
エビルは今のフェイのパワーを認めつつも、素早い動きでフェイの周囲を走り、ヒットアンドアウェイで連続攻撃を叩き込み、フェイを一方的に攻撃し始める。フェイはダメージを受ける様子を見せていたが、それでも少しして自身の目を紫色に発光させると、エビルの動きを観察し始める。そして程なくして迫るエビルの攻撃に対し、それを予測するかのように合わせると、そのまま攻撃を止めてしまった。
「おっ?」
エビルもこれには驚いていた。そのままフェイはカウンターの一撃を入れエビルを吹き飛ばす。近くの壁に吹き飛ばされたエビルは少しして体勢を立て直す様子を見せると………
「俺のスピードにも着いて来るか………ほう、これはただ俺の闇を取り込んだだけでなく、さっきの種っころが影響しているのか………」
そう言って、ハルの中で起きている現象について分析する様子を見せた。そしてフェイの目が再び紫色に発光すると、無駄のない動きでエビルの懐へ潜り込み、闇を纏わせた斬撃をエビルの身体へ叩き込んだ。
「うおおおっ!!」
エビルはその勢いによって大きく吹き飛ばされた。闇のダメージについては自身の中にある闇が耐性として働いた為に事なきを得たが、単純な斬撃のダメージは見過ごせず、エビルは地面に膝を着いた。
「さて、これはどうしたものかな………」
だがエビルはその状況すら楽しむ様子を見せており、近くで様子を見ていたハルは、エビルの得体のしれなさに驚きを隠せない様子を見せたのだった………
新たな力を手に入れたフェイとエビルの対決となり、フェイはその能力を活用してエビルと互角以上に渡り合う。果たして、このままエビルを撃破する勢いを見せるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フェイはエビルを追い込む強さを見せる中、エビルはいずれフェイの中に宿った闇は、彼の精神を破壊する事を忠告する。だがフェイは意に介さない素振りと共に、必殺の一撃を狙うのだった………
次回「戻れない代償への警告」