幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
フェイが自身の新たな力に喜ぶ一方で、本当にそれがフェイの力なのが疑問に感じる様子を見せたハル。そんな彼を見たフェイは、ハルに自身の力を認めてもらう為に彼の元から失踪してしまうのだった………


第201話 戦争終戦への策

そしてフェイはレボナガシから離れて数日後、テルスス国の前へとやってきていた。テルスス国は1級相当の能力者こそいないが、軍事の人数だけならレボナガシを上回り、不死山を抱えている事もあって、実質的に死なない兵士を抱える国となっていた。

 

「これがテルスス国………レボナガシと未だに戦争しているこの国を止めれば………戦争を終わらせられる………今の俺なら出来る」

 

フェイはまずレボナガシとテルススの戦争を終わらせる事を画策し、自身の身体から膨大な闇を放出する。そして闇が全身を覆った後、フェイは自身の胸の衣服を強く握ると………

 

「………変身」

 

フェイはトリガーと言える言葉を口にする。これにより直後、フェイの身体を覆っていた闇が鎧を形成し、背後には紫色のマントが形成。更に彼の右手には巨大な大剣が生成された。そしてフェイは大剣を振り上げると、闇の斬撃をテルススの城に向けて飛ばした。これによりテルスス国の中から騒ぎ声が聞こえた。フェイはそれを聞き自身はもう引き返せない事を察知し、ゆっくりとテルススの方へと歩き出した………

 

 

 

そして、テルスス城の敷地内へ入ったタイミングで、フェイは城の中へと入り込んだ。城の中に入ってすぐテルススの兵士達がフェイに襲いかかってくるが、フェイは兵士達を攻撃して倒す。だがこの時のフェイはまだ大剣の峰や柄で兵士達を殴って気絶させるなど情を見せていた。その一方で兵士達は容赦無く襲いかかってきた。だがそれでもフェイにとってはもう戻れない為に前へ進むしかなかった。そうして気絶させる兵士が100人を超え始めた辺りからテルスス国内部の騒ぎは更に加速する。そしてとある大広間へ到着したタイミングにて………

 

「おいおい、マジかよ………なんかやべぇ騒ぎになってんな」

 

フェイは耳にした事のある男の声を耳にする。

 

「………この前の男………確か名前はフシヤマ………だったか」

 

フェイはその声の主が不死山である事を認識する。不死山は大胆不敵な様子でフェイを見ていたが、フェイは冷たい視線を不死山へ向けていた。

 

「………ん? よく見たらお前、この間の奴か? 忘れたのか? 俺はお前なんかには負けねぇんだよ」

 

不死山は煽るようにフェイを見下していたが、フェイ本人は酷く冷静に大剣を身構えると………

 

「それはどうかな………俺もお前に負ける気がしない」

 

そう言って、対峙する意思を見せたのだった………

 

 

 

テルススへ到着したフェイは、兵士をあっという間に殲滅させる程の強さを見せていた。そして再び対峙するフェイと不死山。果たして、2人の対決はどのような展開へ動くのか………?

To Be Continued………




次回予告
不死山は自身の不死身の能力で優位に立とうとするが、フェイの闇の力は攻守共に不死山を圧倒していた。そしてある時不意に刺さった攻撃が、不死山の不死身を揺るがす事態になるのだった………
次回「不死身の揺らぎ」
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