エビルは自身の力を使いテルススを崩壊させてしまった。思わぬ形で戦争を止めようとしていたフェイの思惑は叶ってしまったが、フェイはエビルへ突っかかるように攻撃を仕掛けるのだった………
2人の大剣が激突し、周囲に風圧を放たれる中、フェイとエビルは再び剣を引いた。だがフェイは焦燥に駆られているのか剣技がやや乱れており、3度ほど剣が激突した後、エビルの方が鋭い突きをフェイの身体へ叩き込んだ。
「うあああああっ!」
フェイは大ダメージによって地面を転がった。少しして身体を起こそうとするが、エビルは容赦無く追撃を狙い、剣を振りかぶる。
「ぐっ………!」
フェイはその場で側転し攻撃をかわすと、手に持った大剣を振るう。だがエビルはこれを楽々かわすと………
「攻撃が雑だな………そんなので俺に勝てると思うなよ!!」
そう言ってフェイを煽りながら反撃の一撃をフェイの身体へ叩き込む。
「うあああああ!」
フェイは大きく吹き飛ばされてしまう。だが身体を何とか起こそうとし、その際に身体から膨大な闇を漏らしていた。
「………その力は少しずつお前の精神を蝕んでいる。どうやらお前がその力に飲まれるのも時間の問題だな………」
それを見たエビルは、フェイの精神を闇が少しずつ蝕んでいる事を察知しており、このまま行けばフェイは力に飲み込まれる事を口にする。とはいえ今のフェイにはこの警告は届かなかったが。そしてフェイが闇を漏らしながら姿勢を立て直し、エビルも攻撃を狙う………だが次の瞬間、近くからバイクのような走行音が聞こえた。
「ん………?」
フェイとエビルは音の聞こえた方へ視線を向ける。するとそこにはバイクに跨り、ヘルメットを被った男がおり、その後ろにも腰に魔剣を携えた人物が乗っており、バイクは二人の前で止まった。
「………誰だ、お前等?」
エビルは首を傾げながら目の前の人物に問いかける。するとその内の1人がヘルメットを外す。その下には白髪の男の顔が隠れており………
「U様………!?」
フェイは目の前にUが現れた事に驚いていた。そしてもう1人の方もヘルメットを外す。
「ハル………!!」
その下にはハルの顔が隠れていた。2人はバイクを降りると………
「………嫌な予感がしたから来てみれば………それ以上な事態になってたな」
Uが開口一番、事態がかなり悪化している事を指摘する。そんな中でエビルはハルとUの登場には驚いており………
「こりゃ参ったもんだ………何を嗅ぎつけて来たかは分からないが………ここでお前が来るのは好ましくないな………U」
そう言って、Uの登場を好ましく思わない様子を見せたのだった………
冷静さを欠くフェイがエビルに苦戦を強いられる中、2人の対決にハルとUが乱入する事態となった。果たして、この2人の介入で事態はどのように変化するのか………?
To Be Continued………
次回予告
エビルはUの登場に驚きつつも、Uはあくまでフェイを心配していたハルを送り届けただけである事を口にする。だがハルはエビルを倒すべくフェイに代わって戦闘に動くのだった………
次回「引き受けた依頼」