幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハル達がフェイ奪還の策を練る中、彼らの元をスプリングが尋ねた。それと同時にスプリングが連れて来た2人の少女。その内1人は異世界からやってきた5人目の人物であった………


第211話 異常な精神力

ハル達が時乃について驚く様子を見せる中、時乃はピンと来てないのか首を傾げる様子を見せた。

 

「………言い方としてはそうだね。事実時雨ちゃんは元々こことは違う世界にいたし………」

 

時乃の様子を見た真子はフォローに入る。それを聞いた事でハルは頷く様子を見せると………

 

「………という事は、トキノ様も何かしら能力を得ているという事でしょうか………? これまでの異世界の方々も何かしら能力を持っておられましたし………」

 

同時に時乃にも能力がある事を予感していた。

 

「うん、この世界に来た時から不思議な力が使えるようになったよ。あと私の事は時雨って呼んでいいよ、様付けなんてされる程じゃないもん」

 

これについては時乃本人が肯定する様子を見せた。

 

「………時雨ちゃんは確かに能力者だよ。勿論外付けの能力だから本人の生来のものとは少し違うけれど………それでも彼女は能力者としてかなり強力なんだ、私が見てきた中でも特に格別かな」

 

真子は続けて時乃の能力に着いてかなり高度なものである事を言及する。

 

「格別………少し気になります」

 

それを聞いたハルは能力が気になると言及する。それを聞いた真子は頷く様子を見せ………

 

「そうだね、時雨ちゃん、お願いできるかな?」

 

そう言うと共に時乃に対して能力を使う事を依頼する。

 

「大丈夫ですよー」

 

時乃はそう言うと共に右手でフィンガースナップをする。だがハルはフィンガースナップを鳴らされた後、何が起きたか理解出来ない様子を見せる。

 

「………? いったい何が………?」

 

ハルは首を傾げながら隣にいたメイルへ視線を向ける。しかし、メイルは動揺する様子を見せており………

 

「………メイル? どうなされたのですか?」

 

ハルはメイルに対して動揺の理由を問いかける。メイルはしばらく口元が震えていたが………

 

「と………時が………止まってたの………」

 

メイルが見たもの、それは時が止まるというものだった。

 

「………よく認識出来たね。時雨ちゃんの能力は時雨ちゃんを起点としてしまう為に認識が難しいと言われてるのに………」

 

真子は首を傾げながらメイルが時を止めるという時乃の能力を認識出来た事に驚いていた。だが、それと同時にスプリングは、能力を使ってもケロッとしている時乃の様子に僅かながら驚いており………

 

「………真子、その子に能力を使わせたのは何回目かしら?」

 

そう言って、過去に時乃へ能力を使わせた回数を問いかける。

 

「………出会う前からもうかなり使ってるみたいだよ。私もお父さんから神の種を埋め込まれた存在は能力を重ねて使う度に精神に異常をきたすと聞いてて警戒してたんだけど………未だそんな様子は見られない………いや、異常なな精神力で抑え込んでるというのが正解なのかな………?」

 

真子は、過去に時乃がかなりの回数能力を使っていた事を言及。それでいて精神汚染が何も起きていないなど、神の種の持ち主としては異常な精神性を持っている事を予感するのだった………

 

 

 

真子が連れて来た時乃は時を操る能力を持っていたが、それはハルには認識が出来ないものであった。それと同時に彼女も神の種を埋め込まれた存在である事も明らかとなるが、過去に幾度となく使用しても特に異常がない為に、他の異世界人とは明らかに何か異質な精神性を持ち合わせている事が示唆されるのだった………

To Be Continued………




次回予告
時乃の時の能力は、普通の人間では認識が不可能であり、また時を操る力が現状解明されていない事から、それだけで現代の1級すら凌駕する総合力を有していた。そんな対話の場において、真子を呼び寄せた張本人であるUが介入してくるのだった………
次回「時を操る力」
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