時乃の時を操る力は現代の1級を凌駕するレベルであり、その力はスプリングをして謎が多いものであった。そんな中、Uが部屋を訪れ、時乃の異常な精神性についても言及する様子を見せたのだった………
時乃がUの様子に首を傾げる中、Uは時乃へ視線を向けると………
「………確か時雨ちゃんだったか。1つ頼みがある、君の能力を僕にも体感させて欲しい」
そう言って、時乃に対して能力使用を促す様子を見せた。
「………? 認識出来ない可能性の方が高いけど大丈夫?」
時乃は、Uがハルのように何が起きたか分からない結果とならないか疑問を感じていた。
「とにかくやってくれ、話はそこからだから」
Uはとりあえずやってくれと言わんばかりの様子で能力使用を促す。それを聞いた時乃は疑問が晴れないながらも時を操る能力を発動するため右手でフィンガースナップをする。ハル視点ではやはり何が起きたのか分からず首を傾げるばかりだったが、Uは少しして笑いを零し………
「………成程ね、こりゃ現代の1級を考えても凄いものだわな」
現代の1級を凌駕するその実力を肌で理解する様子を見せた。
「わ、分かったんですか!? 時が止まっている時の感覚………!」
ハルは時を操る能力を理解しているUに対して動揺の声を漏らす。
「少しだけどね」
Uは僅かしか分からないと言わんばかりの様子を見せていた。だがこの時、Uはハルに対して嘘をついていた。
「(時止めの力は彼女の体内時間でだいたい15秒ってところかな。それに彼女の中の体内時間は普通の時の流れと変わって無さそうだがら、15秒前に能力を解除する事は出来てもそれ以上の延長は不可と考えて良さそうだ)」
実はUの中である程度時乃の能力概要について目星がついていた。そんな彼の様子を小さな反応から察知したスプリングはUへ視線を向けており………
「(Uさんは元が人間では無い上、ご自身の能力の副作用で時に対する耐性がある………恐らくあの様子だと時雨ちゃんの能力を見抜いたのかもしれませんね………流石ですわ)」
彼が時を操る能力のカラクリを見抜いた事を察知し、それを素直に賞賛していた。そしてスプリングが席を立ってUの横へ駆け寄ると、彼にのみ聞こえる声で何かを話した。Uは頷く様子を見せると………
「………取り敢えず彼女の事は分かった。スプリング、真子と時雨ちゃんの事を君に任せてもいいかな?」
そう言って、時乃と真子の保護をスプリングへ依頼する様子を見せた。
「Uさんがお望みとあれば謹んでお受け致しますわ」
それを聞いたスプリングは快く頷く様子を見せたのだった………
時乃の能力の概要をUが明らかにする中で、Uは敢えてそれを黙る様子を見せていた。そしてUの判断で時乃と真子の2人はレボナガシへの滞在が決まった。それが火種となり物語は新たな展開に繋がるきっかけとなる訳だが、それは少し先の話であった………
To Be Continued………
次回予告
レボナガシへ滞在する事となった時乃と真子。しかし、時乃はどこか抜けている性格であり、ハル達には読めない変わった性格をしていたのだった………
次回「読めない性格の持ち主」