Uは時乃の能力を体感する事となり、その場でUはその能力の特徴を察知する。その後、時乃と真子はUの提案で、レボナガシ滞在する事となるのだった………
それから数日、レボナガシに滞在する時乃はハル達と共に生活していた………のだが。
「………あっ」
時乃はハル達の想定以上に何か根本的なものかズレていた。事はハル達が鍛錬を積んでいる中、ハルの持っていた木刀を彼女自身も振るってみたい事を口にし、ハルは木刀を貸し与えたのだが………持たせて間もなく彼女の手から木刀はすっぽ抜け、近くにあった城の窓を割ってしまった。
「………え?」
流石のハルもこればかりは困惑の声を漏らす事しか出来なかった。そして我に返った時には慌てて時乃の方へ駆け寄った。
「し、シグレちゃん、大丈夫………!?」
ハルは慌てて時乃へ駆け寄る………だが時乃本人は最初はポカーンとしており………
「私は大丈夫だけど………あっ、ガラス割っちゃった!? ………ごめんなさい………」
やがて時乃はガラスを割ってしまった事に落ち込む様子を見せていた。
「い、いや………シグレちゃんが怪我していないなら大丈夫………と、取り敢えずスプリングさんに相談してきます………メイル、シグレちゃんをお願いします」
ハルは少ししてスプリングへ相談する為にその場を離れ、時乃をメイルへ任せるのだった………
それ以外にも料理をしていた時にも時乃の読めない性格が事を起こした。この時はハルが料理を作るという事でメイル、時乃の2人が近くにおり、2人にも手伝ってもらっていたのだが………
「ああっ!?」
時乃はまず具材の入ったボウルをひっくり返した。その際に時乃は転倒し、近くの机を誤って蹴ってしまうとそのまま机の上にあった皿が地面に落ち、割れた。
「シグレちゃん、大丈夫!?」
ハルは慌てて時乃の側へ駆け寄る。
「うん………大丈夫………ってうわあっ!?」
時乃は少しして身体を起こすが、その際に足を滑らせ再び転倒。更に近くに置いてあったバケツをひっくり返し、その中に入っていた水が散乱し、時乃は水を被る形で濡れた。
「だ、大丈夫………!?」
これにはメイルも動揺の声を立て続けに漏らした。時乃本人は少ししてニコッと笑いを零すと………
「私は大丈夫………それより近くの床を濡らしちゃったり汚しちゃった………」
特に気にしていない様子を見せると共に、近くの床を汚してしまった事を気にするという、ズレた様子を見せる。それを見たハル達は………
「(………な、なんか凄い子が来たな………)」
時乃に対して恐れとも近い感情を抱くのだった………
時乃と共に過ごす中、ハル達は時乃のどこかズレた性格を目の当たりにする。そんな彼女の様子はハル達にとって恐れにも近いものとなっていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
ハル達が時乃の性格に振り回される中、そんな2人の元を真子が訪れた。真子は時乃が不思議な人物であると肯定した上で、彼女に優しくしてあげて欲しい事を依頼するのだった………
次回「真子の依頼」