時乃と共にレボナガシで過ごすハルだが、時乃はどこかズレており、何かをやらせればそれに付随して事故を起こしてしまう人物だった。これにはハル達も困惑を隠せない様子を見せていたのだった………
時乃が色々とトラブルを起こしている中、ハル達は真子に呼び出された。
「急に呼び出してごめんね。けど私の方からどうしても伝えたい事があって呼び出させてもらったよ」
真子は2人を急に呼び出した事を謝罪しながら1度落ち着くように息を漏らすと………
「………時雨ちゃんの事。あの子、強い力と凄まじい精神を持っているのは間違いないんだけど、その反面か超が付くレベルでおっちょこちょいなんだよね………私と2人旅してた時も色々あったし、私も凄い子がいたものだなって思ったよ」
時乃の事についてハル達へ話し始めた。真子の視点から見ても時乃はおっちょこちょいというレベルでも超がつくレベルであり、直近のハル達が抱いていたものと同じ感情を抱いていた。それを聞いたハルとメイルもどこか頷く様子を見せていた。
「………けれど、時雨ちゃんはああ見えてこの世界へ呼び出されてしまった被害者なんだ。時の力も外部的に埋め込まれて、訳も分からないままこの世界に放り込まれた子だし………だからこそ、時雨ちゃんがちょっとしたミスをしたくらいだったら優しく見守ってあげて欲しいんだ。ああ見えて不安な事もあるだろうし………」
だが真子は、時雨の境遇を同時に語り、そんな彼女のおっちょこちょいを踏まえた上で見守って欲しいと依頼する。それを聞いたハルとメイルは顔を合わせると………
「分かってます。シグレちゃんが明るく振舞っていたとしても、その内心はどこか不安なんだと………だからこそ、俺達は優しく見守るつもりです。それに………不安だと感じている異世界の子は既にルミちゃんって前例がいますし………今更なんだって話です」
ハル達は真子に言われずとも見守る事を決意していた。それを聞いた真子は安堵するように小さく笑みを零すと………
「………良かった。流石お父さんとお母さんが一目置いてる子達だね」
そう言って、ハルとメイルに対して感謝と共に2人を褒める言葉をかける………だがその直後、近くからとてつもない物音が聞こえ、ハル達は慌てて廊下の方へ視線を向ける。するとそこには色々とものを巻き込んで転倒していた時乃の姿があった。
「………とはいえ、まだまだ事は起きそうですね………アハハ………」
それを見たハルは、それはそれとして時乃による物事は続きそうである事を予感するのだった………
真子から時乃の事で呼び出されるハル達だが、彼等も最初から時乃の事を見守るつもりだった。この時のハル達の様子を経て、真子はハル達を目にかけるU達の意図を理解するような様子を見せ始めるのであった………
To Be Continued………
次回予告
U達ウズクチョ側がそろそろ自国に戻る事となり、その護衛役としてヒナノがレボナガシへ向かっていた。だがその道中で彼女は、1人行方を晦ませていたフェイと遭遇するのだった………
次回「ウズクチョ1級同士の邂逅」