U達を迎えにレボナガシへ向かっていたヒナノの前に、行方を晦ませていたフェイが姿を見せた。しかし、フェイはヒナノに内心を見抜かれた事で動揺。ヒナノと激突する道を選んでしまうのだった………
フェイは剣を振るって攻撃を仕掛けるが、ヒナノはこれを軽くかわすと、剣の柄でフェイの腹部へ打撃を与える。
「がっ!?」
フェイは動揺するように息を漏らす。その直後、ヒナノは素早いパンチでフェイを吹っ飛ばし、近くの木へ激突させる。
「………確かに私と貴方は同じ1級能力者ですが………そんな気持ちで私に勝てると思ってますか?」
ヒナノは手厳しい様子と共にフェイへ剣を向けながら歩き出す。
「俺は負けない………!」
フェイは焦る余りヒナノの言葉が聞こえていない様子だった。直後にヒナノへ向けて走り出し、剣で攻撃を仕掛けるが、ヒナノは高速移動でこれを回避。フェイの背後まで走ると、そのまま回し蹴りを放ちフェイを地面へ叩き伏せた。
「ぐあっ!」
フェイが地面に伏せると共にヒナノは一旦距離を取った。
「………フェイ様、お言葉ですが私は動揺した貴方に負けるつもりは微塵もありません」
ヒナノは今のフェイでは自身に勝つ事など出来ないと厳しい言葉を言い放つ。それを聞いたフェイは地面に拳を打ち付けると………
「………うるさい………!」
そう言うと共に地面へ立ち上がる。だが同時に彼の身体からは膨大な闇も漏れ出ており………
「幾ら君でも………俺の強さを否定する事は………許さない………!!」
ヒナノへ怒りをぶつけると共にフェイの身体を覆っていた闇が鎧を形成し、背後には紫色のマントが形成。更に彼は手に持っていた剣を地面へ突き刺すと共に、右手には巨大な大剣が生成された。
「(フェイ様が変身した………?)」
ヒナノはフェイが変身した事に内心驚いていた。直後にフェイは素早い動きでヒナノの方へ潜り込むと、鋭い斬撃を狙う。
「ぐっ………!」
ヒナノは自身の能力で加速し、攻撃をかわす。しかし、直後にフェイは周囲へ膨大な闇を放出し、辺り一面を焼き払う程の勢いを見せた。
「(………これはちょっとまずいかな………)」
これを見たヒナノも流石に危機感を覚える。フェイは大剣に闇を纏わせる事で、連続して鋭い斬撃を飛ばす。ヒナノは加速の能力を駆使してこれをかわし続け、少しずつ接近すると共にフェイの懐へ潜り込むと、彼に向けて右拳の回転パンチを狙う。
「{アクセルサイクロン}………!!」
更にそこから加速の能力をプラスし、超威力のパンチへ引き上げると共にフェイを吹き飛ばした。
「………でもやるだけやってみましょう。貴方の気が済むまで」
ヒナノは覚悟を決めたのか、フェイとの本格的な対決を覚悟するのだった………
ヒナノは動揺するフェイを圧倒するものの、フェイは動揺のあまり自身の強化形態を解禁する程の闇を放出していた。ヒナノすら動揺するフェイの強さに、彼女は太刀打ち出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ヒナノは自身の能力を織り交ぜた攻撃を混ぜる事で、強化形態のフェイ相手にくらいついていく。だがフェイが放つ闇は絶大で、ヒナノは徐々に押される様子を見せ始めるのだった………
次回「昂る闇の勢い」