フェイvsヒナノの対決となる中で、ヒナノは焦燥するフェイを圧倒する。だがフェイは自身の闇に飲まれるように強化形態へと変身。ヒナノは自身の能力を活用し、フェイと対峙する覚悟を決めるのだった………
フェイは吹き飛ばされるものの、直後に大剣がエネルギーを放出し、フェイを空中で姿勢制御させる。
「(あの大剣から一瞬強い反応が見えた………何か姿勢を直させる機能が付いているのかな………重力制御装置とか)」
ヒナノは冷静にフェイが姿勢を立て直したのを目の当たりにし、地面に転がっていた小石数個を投げる。これらの小石は投げ飛ばされるという行為がヒナノの能力によって加速。強力な弾丸としてフェイへ向かう。
「ぐっ!」
フェイはこれをすぐさま両腕で払い除けたが、ヒナノは高速移動で懐へ回りこみ、回し蹴りを狙う。無論、加速の能力を織り交ぜたものであり、フェイへ直撃させた事でフェイの姿勢を崩した。だがフェイは闇のエネルギーを放出し、近くにいたヒナノを吹き飛ばした。
「うぐっ!?」
ヒナノは吹き飛ばされると共に、闇のエネルギーによる身体の拒否反応でダメージを負った。
「………闇のエネルギーはかなり重たいものですね………まあでも、これで倒れる私ではありませんが………!」
ヒナノは回復魔法を自身へかけ身体のダメージを回復する。それと同時に高速移動を行い、手に持った剣でフェイの身体へ鋭い斬撃を放つ。
「ぐうっ!? ヒナノ………なんで………なんでここまで俺の邪魔をするんだ………!!」
フェイは身体の闇を放出し、再びヒナノを吹き飛ばす。ヒナノは身体に回復魔法をかける事で立ち上がる。だが、身体の闇によるエネルギーを2度も受けた代償はあり、再び地面に膝を着いた。
「(大分重たいな………闇のエネルギーって恐ろしいや………けど………倒れる訳にはいかないよ………フェイ様を救うために………ね!)」
だがヒナノはフェイを救う決意を固め、姿勢を起こし高速移動。フェイへ接近する。フェイは闇のエネルギーを放出する事により、ヒナノへ狙いを定めるが、ヒナノは高速移動でこれを上手くかわし続ける。現状劣勢なのはヒナノだが………
「(フェイ様、さっきから闇のエネルギーばかり放出してる………エネルギーでゴリ押す気かな………?)」
フェイが先程から闇のエネルギーばかり放出している事を目の当たりにし、能力によるゴリ押しを感じていた。だが、ヒナノはそれを見抜くと、剣を地面へ突き刺し、両腕を自身の胸の前で組む様子を見せる。そしてそのまま両腕を大きく広げると………
「………一か八か」
ヒナノは賭けに出る様子を見せたのだった………
フェイの強化形態による闇に苦戦させられるヒナノだが、その中でフェイの動きに対する隙を見抜き始めていた。果たして、ヒナノが狙う賭けは成功するのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ヒナノは能力解放を解禁し、フェイと激突する。フェイは闇のエネルギーで圧倒しようとするものの、ヒナノは彼を止める為に捨て身の一撃を狙うのだった………
次回「覚悟の捨て身策」