フェイは闇のエネルギーを用いる事でヒナノを圧倒する強さを見せる。だが、ヒナノはフェイの隙を見抜き始めており、フェイを上回ろうとしていたのだった………
ヒナノは膨大なエネルギーを放出し始める。これによりフェイを巻き込む形で周囲の空間へ結界を構築する。
「………能力解放{加速する世界(アクセラレイションワールド)}!!」
これにより、周囲が燃えるようなイメージを持った空間が完成。ヒナノとフェイが立つ空間は、ヒナノの世界として完成した。
「(これは………ヒナノの能力解放………!)」
フェイは驚く様子を隠せなかった。そしてその直後、ヒナノは高速移動で接近し、フェイの懐へ潜り込む。
「させるか………!」
フェイは迎え撃とうとするが、直後ヒナノは1度距離を取り、再び接近すると共に回転蹴りを放つ。これによりフェイの姿勢は再び崩れるが………
「(幾らヒナノでもこの距離なら俺の闇が当てられる有効範囲内だ! かわせるわけが無い………!!)」
フェイは再び闇のエネルギーを放出する。
「{マジックシールド}!!」
しかし、ヒナノはこれを防ぐ防御魔法と共に、自身の能力でそ出力力を加速。フェイの闇のエネルギーを防ぎ切り、追撃として剣による斬撃を浴びせフェイを吹き飛ばした。
「ぐああっ!」
フェイは大きく姿勢を崩す。その直後、ヒナノは結界頂点まで大きく跳躍を始める。
「(あれは………!)」
フェイはヒナノの動きを目の当たりにし、驚く様子を見せた。ヒナノはそのまま回転キックをするという行為に加速を行い、これによる勢いでヒナノの右足が燃え始める。
「{アクセルブレイク}!!」
ヒナノが狙うは必殺のキックだった。フェイは咄嗟に右腕へ自身のエネルギーを纏わせると………
「{ダークネスダムネーション}!!」
必殺のパンチで迎え撃ち、2人の攻撃が激突する。それから少しの間2人の攻撃が激突するが、一定の時間が経つと共に2人の攻撃地点を起点に大きな爆発が起きた。
「うあああああ!」
この爆発を起点にヒナノの結界は崩壊。ヒナノは地面に倒れる。フェイは拳を戻し、勝負を制した………だが………
「ぐっ!? うあああああ!!」
直後、自身の身体に限界が訪れ、変身が解除された。
「はあっ、はあっ………ヒナノ………!!」
フェイも流石にこの時はヒナノにしてやられるとは思って無かったのか、動揺するうわ言を漏らしながらその場から逃げ出した。
「フェイ様っ………ぐうっ………」
ヒナノは追いかけようとするが、負担が限界を迎え意識を失った。そんな中、その付近から魔剣を持った白髪の少女が姿を見せたのだった………
フェイvsヒナノの対決は、ヒナノとフェイの痛み分けという形で決着する事となった。だが、この対決によって、フェイはまたしても行方を晦ませる結果となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
フェイとヒナノの対決から少しして、レボナガシへ密かにセリィが姿を見せる。セリィはハル達へ届け物と称してある人物を運びに来たのだった………
次回「セリィの助け舟」