幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ハルがレボナガシで鍛錬を積む中、彼の元を訪れたセリィは、ヒナノをハルの元へ連れてきた。ヒナノは目を覚ましたと共に自身がレボナガシにいた事へ驚く様子を見せていたが、ハルはその理由について彼女へ説明するのだった………


第221話 フェイへの危惧

ハルはヒナノを連れてレボナガシの城の中へ移動する。それから時間を置かず、メイルやスプリング達もヒナノの話を聞く事となり、ハル達は会議室へ向かった。

 

「………という訳で、フェイ様をお見かけし………対決をしました。私では力及ばず………ですが」

 

ヒナノは先程のフェイとの対峙についてその場にいる者達へ説明した。フェイを止められなかった事に申し訳なさそうな様子を見せていたが………

 

「いや、寧ろあれだけの強さを手にしたフェイ相手に互格以上に渡り合えたのは流石と言えるよ」

 

Uは寧ろ賞賛する様子を見せた。ハルもUに近い感情を抱いていた中、メイルは首を傾げる様子を見せると………

 

「………けれど、そうだとしたらフェイ様はいったい何処へ………?」

 

フェイがヒナノの元から逃げた後に何へ行ってしまったのか疑問を感じていた。ヒナノもフェイが何処へ行ってしまったのかは分からない様子だったが………

 

「………ウズクチョに向かうとかは無いですか? これまでフェイはテルスス、レボナガシ付近にいたとしたら………次はウズクチョ辺りに来てもおかしくはないような………」

 

ハルは不意にそんな事を呟いた。それを聞いたUは………

 

「………有り得るかもな。分かった、一旦僕が見に行ってみるか。ヒナノのダメージもまだ残っているし」

 

フェイの性格上有り得ると感じたのか、単独で見に行ってみる事を考えていた。

 

「………Uさん、大変差し出がましいお話なのですが………俺も連れて行ってくれませんか? ………フェイともう一度、どうしても話がしたいんです………!」

 

ハルはフェイとの対話を望んでいた事もあり、Uへ同行したい意思を見せる。

 

「………分かった、君も連れていくよ」

 

Uはハルの動向を認める言葉を返すと、その場で席を立ち………

 

「スプリング、まだしばらく厄介になる………ヒナノの事、お願いするよ」

 

スプリングへ頭を下げると共に彼女へまだ迷惑をかける事と共に、ヒナノの事を依頼する。

 

「気になさらないでください、私はUさんのお願いなら可能な限り叶えますから」

 

スプリングは特に気にせず、快く了承する。それを聞いたUはスプリングの肩を優しく叩くと………

 

「行くぞ、ハルくん」

 

ハルに対してウズクチョへ旅立つ事を口にする。

 

「はい!」

 

ハルはそれに頷くように、Uの後を着いて行くため、席を立つのだった………

 

 

 

ヒナノの話を聞いて再びフェイの行方が知れない状況となる中、ハルの中から不意に出てきたもしもの可能性。その可能性に目を付けたUと、フェイと再度対話したいハルは、ウズクチョに向けて旅立つ選択を取るのだった………

To Be Continued………




次回予告
数日後、自身がどうすれば良いか迷う中、フェイはウズクチョ付近へと到着する。だが、ウズクチョ兵士が自身へ警戒して武器を向ける光景を目の当たりにしたフェイは、闇の力も相まって、戦意を抑えられなくなってしまうのだった………
次回「深い闇の暴走」
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