幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
暴走するフェイの闇に苦戦させられるアイルだが、彼は退かずに戦い続けていた。そしてフェイに勝つ為に能力解放を解禁して対抗するのだった………


第224話 水の最終策

アイルは波に乗るように水の空間内を動いていた。フェイは闇のエネルギーを飛ばして対抗するも、そう何度もアイルには通用せず、彼は跳躍を織り交ぜた無駄の無い動きで攻撃をかわし続けた。

 

「(冷静に見て分かった事だが………今のフェイ様の動きは闇のエネルギーを飛ばしてゴリ押しているだけだ………並の雑魚なら何が起きたか分からないまま吹き飛ばされるだけだろうが………俺にはそう何度も通用せん………!)」

 

アイルは闇のエネルギーを飛ばす攻撃を見抜き、自身に直撃が確定する場面さえ避けられれば怖くは無いと考えていた。そして、周囲を駆ける中で、アイルは一定の感覚で地面に自身のエネルギーを流し込んでいた。普段のフェイなら警戒をして戦術を切り替えるだろうが、獣のように暴走する今のフェイは闇のエネルギーを飛ばす事しかしていなかった。

 

「(今のフェイ様は暴走するだけで俺の戦術を怪しいとすら思わない………思わぬ好都合だな………!)」

 

アイルは現状を好都合として合計で6つのポイントで自身のエネルギーを流し込む。そして6つ目が流されたタイミングでフェイの足元に新たなエネルギーによる結界が完成。フェイを閉じ込めた。

 

「(今のフェイ様に勝つには俺の最終奥義をぶつけるのみ………!!)」

 

アイルはフェイを閉じ込めたタイミングで大きく跳躍。そのまま自身の槍へ膨大な水のエネルギーを流し込むと、結界の中のフェイへ狙いを定めた。

 

「{アクアファイナルイリュージョン}!!」

 

アイルは回転を交えた突きを放つ。少ししてアイルの突きが結界を貫いた後、結界は破裂するような水の竜巻による無数の斬撃かフェイへ襲いかかった。アイルはこの斬撃の嵐がフェイへ襲いかかる中、距離を取ってフェイの光景を見ていた。だがその直後、アイルは苦しむように地面へ膝を着く。その直後にアイルの結界も崩壊し、結界が張られていた有効範囲には少しの間小雨が降った。

 

「(はあっ、はあっ………一気にエネルギーが無くなる事による消耗は苦しいものだ………)」

 

アイルは先程の技によるデメリットへ苦しんでいた。だがその直後、アイルは自身の攻撃が発生していた地点から、膨大な闇が放出されたのを目の当たりにする。

 

「っ………!? 馬鹿な………!?」

 

これにはアイルも動揺のエネルギーを漏らしていた。なんと、アイルの前には闇のエネルギーを纏ったフェイの姿があったからだ………

 

「(まさか………俺の攻撃を闇のエネルギーで弾いていたのか………!? あの物量の攻撃を………!?)」

 

アイルは自身の物量の暴力による攻撃を闇のエネルギーで耐え忍ばれた事に動揺を隠し切れなかった。直後、フェイが放った闇のエネルギーが動けないアイルへ直撃。アイルは闇のエネルギーに吹き飛ばされ、近くの木へ激突するのだった………

 

 

 

アイル渾身の一撃は、フェイの闇のエネルギーによって無情にも耐えられてしまった。アイルが倒された事により、ウズクチョは絶体絶命の事態に陥るのだった………

To Be Continued………




次回予告
フェイの暴走は最早誰にも止められず、フェイの闇のエネルギーによる攻撃はウズクチョの城へ向き出した。フェイの暴走に誰もが動揺する中、そんな彼の様子を見た1人の人物は何があったのかを求めるかのようにフェイの元へ向かうのだった………
次回「止められない絶望」
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