幻想魔戦史録   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
アイルが倒れ、誰もフェイの暴走を抑えられない中、フェイの妹ミアが城を抜け出しフェイの元へ駆けつける。ミアの声を聞いても暴走が止まらないフェイだったが、そんな状況で間一髪、ハルとUが到着するのだった………


第226話 奥底に沈んだ想い

ミアがハル達の登場に驚いている中、フェイは闇の斬撃を周囲へ飛ばす。Uは光のエネルギーによる防御壁を作り攻撃を防ぐと………

 

「今のフェイ………闇のエネルギーと神の種によるダブルコンボでかなり暴走しているみたいだ………どうしたものかね」

 

今のフェイが重度に暴走している事実を口にする。

 

「………それでも俺はフェイを助けます」

 

だがそれでもフェイを助ける事を胸に誓うハルは腰に携えた魔剣を鞘から抜刀すると、身体から雷の力を放出しつつ黒い鎧が生成され装着。そのまま雷の力を両足へ集中させ、両足の鎧が黄へ変色すると、ハルは高速移動によって走り出す。フェイが闇の斬撃を飛ばす中、ハルは間一髪避け続けていたものの、少ししてハルが接近して光の魔法を纏わせた鋭い斬撃を放つが、フェイの闇のエネルギーに弾かれてしまった。

 

「(ぐっ!? 硬い………!?)」

 

ハルは雷の力と魔法剣を持ってしてもフェイの闇が硬い事に驚いていた。直後に闇のエネルギーで反撃を狙うフェイ。ハルは高速移動でこれをかわす。ハルは地面へ魔剣を突き刺すと、再び高速移動で接近。フェイの闇のエネルギーによる斬撃をひたすらかわし続け、フェイの懐へ潜り込んだタイミングで雷の力を両腕へと流すと、両腕が肥大化し………

 

「{ライジングスマッシャー}!!」

 

ハルは必殺のパンチをフェイへ叩き込む。しかし、闇のエネルギーによる防御が威力を逃がしてしまっているのか、フェイに直撃しても彼を軽く後退らせるだけだった。

 

「(ダメだ………これも効果が薄い………!)」

 

ハルはこれも効いていない事を察知。少ししてフェイが闇のエネルギーで吹き飛ばそうとしている中で、ハルは咄嗟に高速移動でこれをかわすと………

 

「(………雷の力では根本的にパワーが足りない………けど、さっきからフェイらしからぬ能力のゴリ押し戦術だ………)」

 

自身の劣勢を認めつつも、暴走しているフェイの動きが能力の押し付けという事に気付いた。ハルは少し考える様子を見せると………

 

「やっぱりフェイは自身の力に対する渇望から暴走していたのかな………本人にそれを聞けない以上真意は分からないけど………多分、無理矢理暴走を止められたとしてもまた同じ事態に陥るだけだと思う………だから、俺がフェイを救う為には………」

 

フェイが持っていた力への渇望を理解した上で、彼を救う為の方法を考える様子を見せたのだった………

 

 

 

ハルの雷の力を持ってしても劣勢に陥る程にフェイの闇の力は絶大だった。しかし、ハルはフェイを救う事も諦めていなかった。果たして、ハルにフェイを救う術はあるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
暴走するフェイを止めるべく、リリーフオーバーロードの力を解禁するハル。しかし、単に分離しても解決しない事をUは見抜いていた。だが同じ結論に辿り着いていたハルは、フェイから力を剥がす事とは違う方法での解決を狙っていたのだった………
次回「最前の解決策」
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