フェイの中から摘出された神の種はハルの力によって魔物として具現化する。だがフェイはケリをつけるべく魔物と対決を選択。自身の力をフル活用し、魔物を無事に撃破するのだった………
魔物を撃破した後、ハルはフェイの笑顔を前に自身も笑顔を見せた。だが少ししでフェイはハルの前で土下座をし………
「ハル、本当にごめん! 君やメイルに迷惑をかけて………どう詫びればいいか………!!」
ハル達に迷惑をかけた事を謝罪する。それを聞いたハルはフェイの前で膝をつくと………
「………じゃあ戻ってきて欲しい。申し訳ないと思ってるなら………もう二度と俺達は離れ離れにならない。そう約束して欲しい」
そう言って、フェイに戻ってきて欲しい本音を語った。それを聞いたフェイは驚いた様子を見せてこそいたが、それに頷く様子を見せ………
「………分かった、帰るよ、君達の元へ………!」
ハルの元へ帰る事を約束する。それを見たUはやれやれと言いたげな様子を見せながらも2人へ近付く。フェイの騒動が落ち着き、近くにいたウズクチョ兵士達もミアの保護の為駆け付けようとする………だがその瞬間だった。
「隙ありだよ………」
突如少女の声が聞こえたかと思えば、なんとUの背後へ高速移動で現れたセリィの姿が見えた。
「セリィちゃん!?」
ハル達は驚く様子を見せた。だがその瞬間にはセリィは右手から光のエネルギーを放出。これにより近くにいたミアを球体状の物体にして閉じ込めた。
「ミア!! ………な、なんでミアを!!」
セリィが突如現れただけでも異常事態であるのに、そこからミアの事を球体へ閉じ込めるという行動にはその場にいた誰もが驚いていた。更にハルはその球体を目にし………
「(あの球体………メイルのご両親と同じ状態にされたのか………!?)」
以前目にしたメイルの両親と同じ状態となっている事を想起させられていた。
「なんで………ね。そう遠くない内に分かるよ………じゃあね」
セリィはそう言うと共に自身の能力で高速移動し、その場から消えてしまった。
「待て!」
Uは追いかけようとするが、セリィと一瞬目が合ったかと思えばそのまま近くの森へ消えてしまった。
「………くそっ!」
Uは逃げられた事に声を漏らす。しかし、その割には悔しさがあまり感じられない事をハルは心のどこかで感じていたが。
「………まあ兎にも角にもだ。ハルくん、君をレボナガシへ送る。フェイと一緒にな」
Uは混乱する事態を前に、ひとまずハルとフェイをレボナガシまで連れて行く事を口にする。
「お待ちください! フェイ様まで連れて行くと仰るのですか!?」
しかし、近くの兵士達はUの言葉へ異を唱える様子を見せた。だがUはその兵士へ鋭い視線を向けると………
「こっちはレボナガシのスプリングに許可もらってハルくんを借りて今回の件を対応したんだ。スプリングへの説明でフェイを連れて行く義務がある」
Uはスプリングとの約束でハルを借りている事を理由にフェイを連れて行き説明する義務がある事を口にして黙らせた。兵士達がUの威圧感に何も言い返せない中、Uは自身の力でバイクを光へ霧散させると共に、ハルとフェイの2人を抱え、レボナガシへと飛行した。その光景を離れた位置から見ていたメラズ公爵は………
「………U様の干渉か。やれやれ、最近になって増えてきて困る事だ………」
そう言って、政治的な動きにUが関与する場面が増えてしまった事に困る様子を見せたのだった………
ハルとフェイが和解したのも束の間、セリィが突如として干渉すると共にミアを攫ってしまう異常事態が発生する。果たして、ハル達に降りかかる不幸が晴れる事は無いのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
フェイを連れてレボナガシへ戻り、事情聴取がされた数日後。ミア捜索の為に、レボナガシに滞在していたウズクチョ組は帰国した。しかし、そのタイミングでまたしてもセリィがハル達の元へ姿を見せるのだった………
次回「セリィの真意」